離乳食初期はあせらず赤ちゃんのペースで
離乳食初期は、「ごっくん期」ともいわれ、赤ちゃんが母乳やミルク以外のものを口にする最初の段階でもあります。赤ちゃんにとってはスプーンを使うことも食物をお口に入れてごっくんすることも初めてです。進んで食べるときもあれば、スプーンがお口に入るのをいやがるときもあるかもしれません。
きらいなのだとは思いこまずに、無理強いしたり、避けたりはしないでしばらくしてからまたあげてみましょう。また、ご機嫌が悪いときやなんとなくグズるようなときは無理をせず、離乳食はお休みしてください。
離乳食初期(5カ月~6カ月ごろ)にあげてはいけないもの
離乳食初期に食べさせる食材は基本的に過熱したものになります。塩分などは赤ちゃんの内臓に負担をかけてしまうため、味付けも必要ありません。素材の甘さや風味だけで赤ちゃんにはじゅうぶんです。また、はちみつや黒糖はボツリヌス菌が混入している可能性があります。大人は平気でも赤ちゃんには中に含まれているボツリヌス菌で中毒を起こしてしまうことがあるため、決してあげないようにしましょう。
野菜や果物に関してもペースト状にしにくいもの、クセが強いモノ、アクが強いものは与えないようにしましょう。またアレルギー物質を含む食品として表示が義務づけられていたり、推奨されていたりする食品は野菜や果物の中にもあります。
<特定原材料7品目>
食物アレルギーを起こすことが明らかになったもののうち、症例数が多いもの及び症状が重篤であり、生命に関わるため、とくに留意が必要な7品目。
・一般に食用に使われている鳥の卵
・小麦と小麦粉
・エビ類
・カニ
・そば粉を用いて作られたものすべて
・落花生
・牛乳、乳製品
<特定原材料に準ずる20品目>
食物アレルギーを起こすことが明らかで、重篤な健康危害が継続してみられるが、特定原材料に比べると少なく、法令で定めるには今後の調査を必要とするもの。
・アワビ
・イカ類
・いくら
・すじこ
・牛肉
・鶏肉
・豚肉
・サケ
・さば
・大豆
・オレンジ
・カシューナッツ
・キウイフルーツ
・クルミ
・ゴマ、ゴマ油などの加工品
・バナナ
・マツタケ
・山芋
・りんご
・ゼラチン
アレルギーへの配慮は大切ですが、アレルギーがあるかもしれないからと同じ食材ばかりに偏らず、さまざまな食材を与えましょう。いろいろな味に慣れさせることも必要ですね。
※引用元:基礎知識(ベビー)「ごっくん期の離乳食初期(5カ月~6カ月ごろ)の量の目安や食材、レシピ、進め方のポイント」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/968 〉
配信: ベビーカレンダー(レシピ)