子どももストレスを感じる時代!胃の痛みを訴えた時の対処法

子どももストレスを感じる時代!胃の痛みを訴えた時の対処法

第5回 薬に頼らず子供の不調を改善!
下痢、便秘、発熱、アレルギー、胃痛、精神不安。どれもつらいですが、大人はもちろん、子どもにも行える、薬をのまずに不調を整える方法を伝授。病院に駆け込む前にママができる「お手当て」の参考に! 今回は胃の痛みの対処方法を紹介します。

胃の痛みを優しく和らげる

薬に頼らず子供の不調を改善! 胃痛編

胃痛はストレスが原因のことも多く、特に春の環境の変化は精神状態を大きく左右するもの。入園、入学、進級……etc. 今の時代、大人だけではなく、子どももいろいろなストレスを抱えているといわれています。生活に大きな変化が訪れれば、それが精神の緊張を引き起こしている可能性も否めません。そんな時、子どもたちはさまざまな形でサインを出してきます。その1つが胃痛のことも。

ストレスによる胃痛を優しく和らげてくれる精油(エッセンシャルオイル)が「カモミール・ローマン」。吐き気があるなら「レモン」や「ペパーミント」も役立ちそうです。痛みには「バジル」のブレンドを。「スイートアーモンドオイル」などの植物オイル(キャリアオイル)で希釈して、胃の部分に塗布してあげましょう。子どものサインに早く気づき、環境の変化になじむことができるよう、お手当てをしてあげてください。

精油のブレンドレシピ「ストレスによる胃痛」

30mlのアロマトリートメントオイルの作り方

【用意する物】
精油
・カモミール・ローマン/2滴(ストレスによる痛みを和らげる)
・レモン/2滴(吐き気・乗り物酔い)
・ペパーミント/1滴(吐き気・乗り物酔い)
・バジル/1滴(痙攣性の痛みを和らげる)
植物オイル(キャリアオイル)
・スイートアーモンドオイル 30ml (希釈用)

【作り方】
スイートアーモンドオイルを遮光ビンや小さめのガラス瓶などに注ぎいれ、そこへ上記の精油を垂らす。ビンを軽く回すなどしてかき混ぜれば出来上がり。
(※注参照)

心と体の健康維持に、アロマの香り

最近「におい」について、さまざまな情報が流れています。例えば、アルツハイマー。この病気になると、嗅覚が鈍感になるようです。一方、うつ病になると嗅覚が敏感になるのだとか。嗅覚というのは、健康のバロメーターといえるようです。さらに、におい(香り)には、やる気を起こさせたり、記憶力をアップさせたり、免疫力アップにも効果が期待できるといわれています。ぜひ「室内芳香」で、香りを日常生活に取り入れてほしいもの。空気の浄化や、脳への刺激が、家族の健康維持に役立つかもしれません。特に、ストレス性の不調を感じたときには、お部屋を「グレープフルーツ」や「ラベンダー」の香りで満たすのがおすすめです。

※ ペパーミントは胃腸障害や筋肉疲労などホームケアに欠かすことのできない精油ですが、3歳以下の乳幼児・妊産婦、授乳中の女性・高齢者・てんかん症状をお持ちの方は使用をお控えください。
※ カモミール・ローマンは、キク科の植物です。アレルギーにご注意ください。
※ カモミール・ローマンは、妊娠初期の方の使用はお控えください。
※ 塗布する場合、500円玉程度の量で行ってください。
※ 植物オイルで希釈した状態で、必ずパッチテストをしてからご使用ください。
※ 植物オイルに対して、精油は1%以下に希釈してください。
※ 1度で使い切らない場合は、遮光ビンなど、ふた付きのビンをご使用ください。
※ 大人が使用する場合、濃度は5~10パーセントに。30mlの植物オイルに精油は12~24滴でブレンドしてください。
※ 塗布するだけでなく香りを嗅ぐだけで症状が軽減する場合もあります。室内芳香やブレンドオイルを付けたコットンをハンカチで挟むなどして持ち歩くのも良いでしょう。
■協力一覧 イラスト/こさかいづみ
島村智子
島村智子
1997年ナード・アロマテラピー協会認定・アロマトレーナー資格取得以降講師として活動。医療従事者を対象とした講座や、スクールを開講。現在はフリーで活動中。
1997年ナード・アロマテラピー協会認定・アロマトレーナー資格取得以降講師として活動。医療従事者を対象とした講座や、スクールを開講。現在はフリーで活動中。