“落ちる前提メイク”で崩さない! 花粉シーズンのメイクキープ法
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

“落ちる前提メイク”で崩さない! 花粉シーズンのメイクキープ法

マスク移りも防ぎたい!
花粉症シーズン真っ只中。マスクにメガネの完全防備でも、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が出てしまうもの。しかも、マスクに色が移ってしまったり、蒸れてボロボロになったりとせっかく頑張ったメイクが落ちやすくなってしまいますよね。そんな時、メイクが落ちない有効な方法ってあるのでしょうか?

ヘアメイクアーティストで一般社団法人日本メイクカラーカウンセリング協会代表理事の日比朱美さんにお話を伺いました。

■マスクの下でドロドロになるベースメイク。対策はあるの?

──マスクをしていると湿気でベースメイクが崩れてしまうんです。どうしたら崩れにくくなるでしょうか。

「結論から言えば“薄くする”のが一番効果的。そもそもメイクをしていなければ落ちることはありません。とはいえ、完全にノーメイクで良いシーンは限られていますよね。なので、薄くが良いんです」(日比さん)

──メイクをしているから落ちる……。その通りだけど目から鱗! でも、マスクを取らなくちゃいけない時は、外したその下が崩れてしまっているのはやはりイヤ……。崩れないためのコツはありますか?

「冬から春にかけて使っているファンデーションは、保湿重視のものが多いと思います。ですが、マスクの下は、そこだけが真夏のようなもの。だから水分や油分が多いものは崩れやすいんです。そこで、マスクの下の部分だけでも吸湿系のファンデーションを使うと良いですよ。また、いつも通りにベースメイクをした後に、湿気を吸ってくれるベビーパウダーを軽くはたくのも有効です」
──仕上げに使っているフェイスパウダーではダメでしょうか?

「フェイスパウダーを普段より多めに使っても良いのですが、粉っぽくなりがちです。ベビーパウダーの方が自然な仕上がりになるのでおすすめですよ」

ベビーパウダーはリーズナブルだし、仕上げに使うだけなら楽チン。また、汗をかく夏のメイクにも参考になりそうです。試してみようっと。

■マスクにべっとり! チーク&リップの色移りを防ぎたい

──マスクをした時に、マスクにメイクが移らないようにするメイクのコツを教えてください。

「“色”が外に出ていると移りやすいんです。そのため、チークはベビーパウダーをはたくことでマスクに付きにくくなります。また、特にチークがつきやすい、マスクのワイヤー部分にベビーパウダーを塗っておくのも対策に」
──リップのマスク移りにはどんな対策がありますか?

「口紅などのリップ類はどうしても色が付いてしまいます。唇自体を染めるリップティントにするか、口紅をした後にリップコートを使うのが良いでしょう」

リップティントはクレンジングでも落ちにくいためあまり使っていない、という人も多そう。でも、花粉シーズンだけなら使いやすいですよね。

■涙、目薬でにじむアイメイク。パンダ目にならないためにできること

──アイメイクが涙や目薬でにじみにくくすることはできますか?

「アイメイクは色がポイント。目の印象を強くしたいと、下まぶたにアイライン、濃い色のアイシャドウを使うことが多いですが、それは控えましょう。下まぶたにメイクをするなら、シャンパンゴールドやパールピンクのアイシャドウがオススメ。光を使った明るいメイクなら、ブラウン系よりもにじみが目立ちません」

──上まぶたもついついこすってしまうことが……。

「上まぶたも下まぶたと同様に、濃い色のアイシャドウは避けてシャンパンゴールドやパールピンクを選ぶと、落ちても目立ちにくいですよ。また、触ってしまうことや乾燥によって粉をふきやすくなるので、ムースやクリームタイプのアイシャドウを使うと良いでしょう」
──どうしても濃い色のアイシャドウを使いたい場合は、どうしたら良いですか?

「濃い色を使うなら、崩れからガードできるものが必要になります。塗ったりスプレーしたりするだけで、コーティングできるメイクアップフィクサーが売っているので、そちらを使うと良いでしょう」

──マスカラはもちろん、ウォータープルーフを使えば良いんですよね。

「マスカラはウォータープルーフよりも、フィルムタイプがオススメ。というのも、マスクの隙間から出てくる蒸気によって、目の周りのファンデーションがよれてしまい、ヨレたファンデーションの油分によって、水には強いけれど油分には弱いウォータープルーフでは落ちやすいんです。アイライナーもフィルムタイプが良いですよ」

ウォータープルーフマスカラでも、にじんでしまうと思っていたけれど、これはファンデーションの油分のせいだったんですね。アイシャドウもブラウンなどの濃い色よりもパール系カラーの方が春らしいし、これを機会に変えようかな。
マスクをしたときにはついつい“落ちない”メイクをしたいと思ってしまいますが、「落ちることを前提で考えると良い」というのが今回の結論。どうしても落ちてしまうからこそ、薄くしたり、落ちても目立たないカラーを選ぶと良いんですね。

まだまだ続く、辛い花粉シーズン。花粉症の症状にテンションが下がりがちですが、メイクを楽しみながら乗り切りましょう。

(河島まりあ+どてらい堂)
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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