出会いの季節到来! 4月からの「初めまして」を良くする方法
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

出会いの季節到来! 4月からの「初めまして」を良くする方法

第6回 今度こそ私、蝶になる。
人は見た目が9割……!?
誰からも好かれるのは難しいけれど、誰からも嫌われたくないと思うのが人の性。4月は、自分の転職や部署移動だけでなく、新人や中途採用者の入社もあって出会いが多い季節。せめて、第一印象は大事にしたいですよね。

でも、初対面の人と顔を合わせたり、話をしたりするのは、緊張してしまうもの。そんな時に良い印象を与えられる気が……しない! そこでお話をお伺いしたのが、『女は服装が9割』という著書を執筆されており、その人の魅力を引き出したり、イメージ作りを行ったりする国際イメージコンサルタントの吉村ひかるさん。仕事やプライベート、恋愛などの様々なシーンで印象を良くするコツについて教えていただきました!

■第一印象ってどこまで大切? 良い印象を与えるためにできることって?

「人は初めて会った時の2秒で、相手に対するイメージが決まります。さらに、そのイメージは長く持続してしまうものなのです。最初から相手に良いイメージを与えられれば、その後の印象も良いままですが、悪いイメージがついてしまうと、その後も長く悪い印象のままになってしまうんですよ。これはビジネスでもプライベートでも同じです」(吉村さん)
──となると、はじめに良いイメージを与えられれば、その後の人間関係も作りやすそうですね。でも悪いイメージがついてしまった場合、挽回はできるのですか?

「一度ついてしまったイメージを変えるには、その後その人と8回会い、その全てで良い印象を与え続ける必要があると言われています」

──イメージを変えるって大変! そう考えると、絶対に初対面で好印象を持ってもらいたいですね。どうしたら会った瞬間の2秒で、良い印象を持ってもらえるのでしょうか?

「ポイントは大きく2つあります。ひとつは“スマイル”です。笑っている必要はありませんが、口角は意識して上げておくと良いでしょう。口角が下がっていると疲れた印象に見えますからね。もうひとつは“姿勢”です。とはいえ、ピンっと背筋を張らなくてもOK。休んでいる状態、いわゆるオフモードにならないようにすることが大切です。意識していないとつい素の顔、姿勢になってしまうので、そこに気を遣いましょう」
──普段から口角は上げているつもりだったけれど、ふとした瞬間に素の顔になっていたのかも。そう思うと冷たい汗が……。

「鏡で確認しようとすると、どうしても顔を作ってしまうんですよね。私がハッとするのは、仕事帰りに電車の窓に映った顔を見たとき。こんなときは、リラックスして素の顔になっている人が多いものです」

確かに! 窓に映った自分って、びっくりするくらい怖い顔&悪い姿勢になっている……。初対面の相手にそんな顔を見せたら、それは悪いイメージがついてしまいますよね。

■事前に、好印象になるための準備はできるの?

──笑顔や姿勢は、その場で意識が必要ですよね。でも、うまくできるか不安なので、他にも対策を打っておきたい。事前に準備できることはありますか?
「ファッションなどの見た目なら、事前に準備ができます。大切なことは、相手が誰なのか、どんなシーンなのかを考えること。そこを気遣うことで印象の良い服選びができるはずです。家を出るギリギリで考えるのは良くないんです」

──家を出る前に考えても、相手やシーンを考えれば同じなのでは?

「事前に考えておくことで余裕が生まれるんです。例えば、慌てて来た服って、事前に決めておいた装いより、コーディネートが変に感じられて、1日テンションが下がってしまって、そればかり気になってしまうことがありますよね。納得いく装いなら、自信も出ますよ」

なるほど。私も、朝時間がなくて適当に選んだ服だと、「今日の訪問先に合ってないかも」とか、「靴が合わなかった」などついつい気になってしまいます。事前に選んでおけば、そんな心配もないし、朝の時間も心にも余裕ができますね。

■見た目によって変わる、相手に与える印象。選び方のコツは?

──服装で、相手に持ってほしいイメージを作ることはできますか?
「もちろんです。服装によって与える印象を変えることはできますよ」

──具体的にはどのような服選びをするのが良いか、知りたい! 仕事のときに、きちんとした印象を持たれたいときはどうしたら良いでしょうか?

「ビジネスで信頼感やきちんとした印象を持たれたいなら、ジャケットや質感の良いブラウスを着ると良いでしょう。ベージュやグレー、ネイビーのベーシックカラーの服なら、よりそういう印象になります。堅くなりすぎないように、綺麗な色のインナーを合わせるとバランスが良くなりますよ」

──落ち着いた印象で、仕事もできそうな気がしますね! では、プライベートの場面、デートや合コンなどのときはどうですか?
「淡い色のトップスを着ると、優しく可愛らしい印象になるので、デートなどのシーンに良いですね。はっきりした色を身に着けると明るい印象になります」

──筆者は、いつも黒服ばかりだからモテないんですね! どんな見た目になったら、自分が求めるイメージになれるか分からないのですが、アドバイスをお願いします。

「それなら、憧れている人を意識するのがいいですよ。具体的なイメージを持つことができます」

どんな自分に見られ(なり)たいか……。真っ白な状態で考えると思いつきにくそうですが、“誰のように見られたいか”なら考えやすそうですね。
「見た目で相手に与える印象が左右される」と聞くと、中身を見てもらえないような気がしてしまいますよね。でも素の表情になったり姿勢が悪くなったり、適当な服を着たりするって、実は相手のことを気遣っていないってことのかも。まずは相手を気遣うことが、第一印象を良くするコツなのかもしれませんね。

(河島まりあ+どてらい堂)
河島まりあ
河島まりあ
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
雑誌やフリーペーパー、ムック、 書籍、ウェブなどで編集や執筆を行う、フリーランスの編集者・ライター。ビール、そば、硬いパン、オリーブ、アイスが好き。料理が嫌い。趣味なし、特技なしなのが悩み。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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