『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』や『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』など、著書を多数出版し、 Twitterフォロワー数は計30万を越える謎の主婦・ＤＪあおいがアラサー女性の恋愛や婚活に関する悩みに回答！　

好きな人ができても自信が持てなくてアタックできない……

好きな人ができても自信が持てなくてアタックできないって、その根底にある願望って一体何なのでしょう。

自信満々で男を口説き落としたいってことなんですかね？
誰もが認める絶世の美女になって 『あなたと付き合ってあげてもよろしくってよ』　と高飛車に口説き落としたいってことなんですかね？

自信を持ってアタックしたいって、結構図々しい願望だと私は思います。
自信がないからアタックできないと言う人は、裏を返せば自信があればなんとかなると思っている人であり、それって少し期待がある証拠なんです。

そこに期待があるから思い通りに行動できない自分がイヤなのでしょう。
そこに期待があるから進展しない関係に凹むのでしょう。
そこに期待があるから夢を見て、そこに期待があるから恋い焦がれ、そこに期待があるから傷付くのでしょう。

自信がないのが問題ではないのです、期待があるのが身動きができない元凶なのです。

期待は人をがんじがらめに縛るもの、自分自身の期待を裏切ってしまうのが怖くて、いつも通りの自分ではいられなくなってしまいます。
アタックどころか会話もままならず、挙動不審でだんまり地蔵、好きな人なのに居心地は最悪、いつも通りの自分を表現することもできずにあえなく撃沈、フラれる前に自爆するというお粗末な結果。

自分自身が抱いた期待が自分を自分の中に閉じ込めてしまい、出せるものがなくなって終劇という最悪な結果になってしまうということですね。


好きな人とお近付きになる方法なんて簡単で、それは自信をつけることではなく期待を捨てることなんです。
『もしかしたら・・・』　という淡い期待も一切持たず、『この人は私がどんなに頑張ってもどうにもならない人なんだ』　と割り切ってしまうことです。

自分を縛る期待さえ捨ててしまえばもう自由、どうせ自分にはどうにもならない人なんだから思う存分自分を出せることができるのです。
人が人を好きになるのはその人のその人らしさですからね、期待で自分を閉じ込めてしまえば好きになっていただけるかもしれない自分をお披露目できないんです。
だから期待を捨ててしまった方がうまくいくことが多いんですよ。

恋は故意では叶わぬもの、恋はいつでも不意なもの。

恋をしようと思わず、期待を捨ててそのままの自分で接することが最善のアタックなのです。