30歳を目前に、女性はこれからの人生について色々と悩むもの。キャリアコンサルタントでもある筆者・加藤晶子が、仕事もプライベートも一緒に考えます! 今回のご相談者は、フリーの編集者。最近大きなチャンスも舞い込み順調に見えますが、仕事・恋愛・人間関係とモヤモヤは尽きないようです。頑張り女子の葛藤を紐解いてみました。
■今回のご相談者はこの方
藤田さん(30歳)
アリシー副編集長。編集ライター、Webディレクター。独身。常に何かしらで悩んでいるのが悩み。人に怒れないことで悩んでいたが、今では怒らないようにするにはどうしたらいいのか悩み中。フリーランスゆえ、今後のキャリアについてはそろそろ腰を据えて考えたいと思っている。
アリシー副編集長。編集ライター、Webディレクター。独身。常に何かしらで悩んでいるのが悩み。人に怒れないことで悩んでいたが、今では怒らないようにするにはどうしたらいいのか悩み中。フリーランスゆえ、今後のキャリアについてはそろそろ腰を据えて考えたいと思っている。
■自分で抱え込んでしまうゆえの苦労
筆者:色々お悩みはありそうですが、まずはお仕事のことから伺いたいです。
藤田さん:実は最近仕事で大きな転機があって、チャンスをいただきました。嬉しい反面大きな不安があります。周りからは「そんな大きな仕事を任されるなんてすごい! うらやましい!」と言われますが、不安が先に立ち手放しで喜べない自分がいます。
筆者:藤田さんは仕事ぶりを伺っていても、とても頑張り屋さんだから、色々なことを妥協できなくて苦しいですよね。結局、何をするにしても、仕事というのは、求められていることと自分がやりたいと思うことが一致しないことが多いです。その重なりが大きければ大きいほど幸せですが、藤田さんの場合には、特に求められることばかり大事にしてしまって、自分をないがしろにしてしまう。そこがつらいところですよね。
仕事なので、納期や求められるクオリティなど外せない部分はありますが、完ぺきにこなすことが求められているのではなく、藤田さんの持っているオリジナリティや感性などが評価されての仕事の依頼だと思うので、自分の良さを発揮する方向に意識を向けると良いと思います。
藤田さん:実は最近仕事で大きな転機があって、チャンスをいただきました。嬉しい反面大きな不安があります。周りからは「そんな大きな仕事を任されるなんてすごい! うらやましい!」と言われますが、不安が先に立ち手放しで喜べない自分がいます。
筆者:藤田さんは仕事ぶりを伺っていても、とても頑張り屋さんだから、色々なことを妥協できなくて苦しいですよね。結局、何をするにしても、仕事というのは、求められていることと自分がやりたいと思うことが一致しないことが多いです。その重なりが大きければ大きいほど幸せですが、藤田さんの場合には、特に求められることばかり大事にしてしまって、自分をないがしろにしてしまう。そこがつらいところですよね。
仕事なので、納期や求められるクオリティなど外せない部分はありますが、完ぺきにこなすことが求められているのではなく、藤田さんの持っているオリジナリティや感性などが評価されての仕事の依頼だと思うので、自分の良さを発揮する方向に意識を向けると良いと思います。
藤田さん:確かにそうですね。今までも自分の好きなようにやってきたつもりではありますが、今後は求められることを意識しすぎずやっていきたいと思います。
あと、私はどうしても人に頼るのが下手で困っています。人に任せて仕事のレベルが下がるのが嫌で自分で巻き取ってしまうことも多いんです。でもそうすると、どんどん自分が忙しくなっていくだけなので、何とかしたいと思っているところです。
筆者:人に頼む時のハードルって、自分と同じレベルを求めてしまうところですね。思い切って、最後手直しを多少する覚悟で依頼しないと、任せられないですよね。
私自身の話を少しすると、色々な分野の仕事をしていて、そろそろ手が回らないな、と思った時に、思い切って人に頼むことにしたんです。私も人に頼むのが苦手なタイプですが、経理などの事務処理は人に任せようと決めました。そこで、Facebookで募ったら、細くつながっていた方や普段あまり会うことのなかった会社員時代の同期からも「やるよ~!」と言ってもらえて、とても気持ちが軽くなりました。
藤田さん:私も、頼みたいお仕事はたくさんあるので、アシスタント募集します!
あと、私はどうしても人に頼るのが下手で困っています。人に任せて仕事のレベルが下がるのが嫌で自分で巻き取ってしまうことも多いんです。でもそうすると、どんどん自分が忙しくなっていくだけなので、何とかしたいと思っているところです。
筆者:人に頼む時のハードルって、自分と同じレベルを求めてしまうところですね。思い切って、最後手直しを多少する覚悟で依頼しないと、任せられないですよね。
私自身の話を少しすると、色々な分野の仕事をしていて、そろそろ手が回らないな、と思った時に、思い切って人に頼むことにしたんです。私も人に頼むのが苦手なタイプですが、経理などの事務処理は人に任せようと決めました。そこで、Facebookで募ったら、細くつながっていた方や普段あまり会うことのなかった会社員時代の同期からも「やるよ~!」と言ってもらえて、とても気持ちが軽くなりました。
藤田さん:私も、頼みたいお仕事はたくさんあるので、アシスタント募集します!
■仕事で気になる人と出会い、感情が揺さぶられっぱなし
藤田さん:恋愛でも悩みがあります。たまにお仕事を一緒にさせていただく方をちょっと良いなと思ってしまったのですが、仕事と恋愛が絡むとここまで乱されるのかというくらい、影響されてしまって困っています。
たとえば、プライベートなことでちょっとした口喧嘩をした時、仕事中でもイライラが表に出てしまいます。逆に、甘えが出てしまって、愚痴を言ってしまったり、弱音を吐いたりしてしまったり。自己嫌悪におちいることもあります。仕事とプライベートの線引きが難しくて困っています。
筆者:相手の人のタイプにもよりますね。どのような場面でイライラしますか。
藤田さん:論理的なタイプの人なので、喧嘩をすると、言い返す言葉がなくて、「バカ!」みたいに感情に走ってしまうこともあります。
筆者:相手がすごく論理的でも、人間って感情の生き物だから論理とは関係なく、感情が動くことっていっぱいあるので、うまく感情面を理解してもらったら良いかもしれないです。
たとえば、プライベートなことでちょっとした口喧嘩をした時、仕事中でもイライラが表に出てしまいます。逆に、甘えが出てしまって、愚痴を言ってしまったり、弱音を吐いたりしてしまったり。自己嫌悪におちいることもあります。仕事とプライベートの線引きが難しくて困っています。
筆者:相手の人のタイプにもよりますね。どのような場面でイライラしますか。
藤田さん:論理的なタイプの人なので、喧嘩をすると、言い返す言葉がなくて、「バカ!」みたいに感情に走ってしまうこともあります。
筆者:相手がすごく論理的でも、人間って感情の生き物だから論理とは関係なく、感情が動くことっていっぱいあるので、うまく感情面を理解してもらったら良いかもしれないです。
藤田さん:具体的にどうしたらいいでしょうか?
筆者:例えば、すごい怒ったりとか、すごい泣いたりとか目の前でしていますか? それで相手はどんな反応をするでしょうか?
藤田さん:一応、なだめるっていうか、怒りながらもその場で解決しようと、すごい向き合ってきますね。私はほっといて欲しいとか思ってたりするけど、向こうは絶対その場で解決しようみたいな。
筆者:論理的な方に多いのが、感情面に気づかないというところ。それを後から冷静に解説したら良いと思います。感情的になっている時は、論理的に話してその場で解決しようとするのではなくて、ちょっとほっといて欲しいと伝えてみる。そして、落ち着いてからもう一回そのことを話してみるといいかもしれませんね。
あとは、藤田さんが、「感情」と「事実」を切り離すことができるとずいぶん楽になると思います。
藤田さん:苦手です、それ。恋愛感情がなかったらできたんでしょうけど……。
筆者:何かが起こった時のイライラって、実はその原因は大したことはなくて、ほとんど感情面で納得がいっていないだけのことが多くあります。相手が好きな人だから理由なくイライラしていただけということもあるんですよね。
実は、これって親子関係ととても似ているんですよ。たとえば、私の娘は何かチャレンジしてうまくいかなかった時に、私に怒られるんじゃないかとか、褒めてもらえないんじゃないかとか、勝手に予測して、すごく不機嫌になります。それと同じことが起こっていますね。
藤田さん:確かに……。私、仕事なのにそれとは関係ない感情を出してるっていう自覚はあります。
筆者:藤田さんは人の感情をくみ取ろうとするタイプで、それはとてもいいことなのですが、その分、影響も受けやすいですよね。仕事は仕事って切り離せると、本当に楽になると思います。
仕事の目的はハッキリしているはずなので、まずはその目的を果たすために最短ルートは何なのかを感情抜きに考えると、無駄に感情的にならずに済むと思います。人は起こった事実に意味づけをしてしまう生き物なので、それを起こった事実としてだけ受け止められると振り回されずに済みますね。
(後編へ続く)
(加藤晶子+アリシー編集部)
筆者:例えば、すごい怒ったりとか、すごい泣いたりとか目の前でしていますか? それで相手はどんな反応をするでしょうか?
藤田さん:一応、なだめるっていうか、怒りながらもその場で解決しようと、すごい向き合ってきますね。私はほっといて欲しいとか思ってたりするけど、向こうは絶対その場で解決しようみたいな。
筆者:論理的な方に多いのが、感情面に気づかないというところ。それを後から冷静に解説したら良いと思います。感情的になっている時は、論理的に話してその場で解決しようとするのではなくて、ちょっとほっといて欲しいと伝えてみる。そして、落ち着いてからもう一回そのことを話してみるといいかもしれませんね。
あとは、藤田さんが、「感情」と「事実」を切り離すことができるとずいぶん楽になると思います。
藤田さん:苦手です、それ。恋愛感情がなかったらできたんでしょうけど……。
筆者:何かが起こった時のイライラって、実はその原因は大したことはなくて、ほとんど感情面で納得がいっていないだけのことが多くあります。相手が好きな人だから理由なくイライラしていただけということもあるんですよね。
実は、これって親子関係ととても似ているんですよ。たとえば、私の娘は何かチャレンジしてうまくいかなかった時に、私に怒られるんじゃないかとか、褒めてもらえないんじゃないかとか、勝手に予測して、すごく不機嫌になります。それと同じことが起こっていますね。
藤田さん:確かに……。私、仕事なのにそれとは関係ない感情を出してるっていう自覚はあります。
筆者:藤田さんは人の感情をくみ取ろうとするタイプで、それはとてもいいことなのですが、その分、影響も受けやすいですよね。仕事は仕事って切り離せると、本当に楽になると思います。
仕事の目的はハッキリしているはずなので、まずはその目的を果たすために最短ルートは何なのかを感情抜きに考えると、無駄に感情的にならずに済むと思います。人は起こった事実に意味づけをしてしまう生き物なので、それを起こった事実としてだけ受け止められると振り回されずに済みますね。
(後編へ続く)
(加藤晶子+アリシー編集部)
加藤晶子
渋谷区在住のワーママライター。夫はミャンマーにいるため4歳の娘のワンオペ育児中。「自分らしい働き方・生き方」に興味をもち、自身も銀行員⇒会社員⇒契約社員⇒NPO団体職員⇒フリーランスと働き方を模索してきた。キャリアコンサルタントとして、悩める女性の相談に日々のっている。
渋谷区在住のワーママライター。夫はミャンマーにいるため4歳の娘のワンオペ育児中。「自分らしい働き方・生き方」に興味をもち、自身も銀行員⇒会社員⇒契約社員⇒NPO団体職員⇒フリーランスと働き方を模索してきた。キャリアコンサルタントとして、悩める女性の相談に日々のっている。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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