ちょっぴりお高めで、自分へのささやかなご褒美として買う人も多いハーゲンダッツ。公式サイトでは様々な“おいしい食べ方”が紹介されています。今回気になったのは、アイスに2品ほど食材を乗せるだけのアレンジレシピ。ハチミツやフルーツを乗せるレシピは見るからにおいしそうですが、中には味が想像できないものも……。そこで気になるレシピを再現！　味見してみました。

今回はバニラ、ストロベリー、グリーンティーの3種を用意しました。レシピはとっても簡単、アイスの上に食材をひと足しするだけです。それでは、本当においしいのか、実食していきます！

濃厚なクリームの味わいと深いバニラの香りが特徴のバニラフレーバーは、「醤油＆きなこ」と「アボカド＆トマト」に挑戦。「醤油＆きなこ」は、口の中でアイスと醤油が混ざり合い、みたらしや黒蜜のような絶妙な味に！　和菓子のようで、とってもおいしい。そして「アボカド＆トマト」は、なんというか“想像通り”の味。アボカドとトマトの青臭さが際立って感じられ、まずくはないけどまた食べたいとは思わないかな。

甘酸っぱいイチゴの果肉がゴロゴロと入ったストロベリーフレーバーは、肉系の「カリカリベーコン＆黒胡椒」と「生ハム＆ハーブ（ディル）」を用意しました。「カリカリベーコン＆黒胡椒」は、ベーコンの塩気がアイスのフルーティーさと相性抜群。黒胡椒のスパイシーさもマッチしています。そして「生ハム＆ハーブ」は、ディルの独特の香りが合わないと予想していたのですが、こちらもおいしい。アイスの果実味とハムの旨味の後からディルの香りが広がり、イタリアンの前菜のような味になっています。

最後は、渋みとうま味のバランスが良いグリーンティーフレーバー。ファンが多いこちらは、「パルメザンチーズ＆アーモンド」と「ジェノベーゼソース＆松の実」を実食します。実は筆者、抹茶味のお菓子が苦手なのですが「パルメザンチーズ＆アーモンド」は、おいしくてびっくり！　パルメザンチーズによって苦味が少し和らぎ、食べやすくなったようです。アーモンドの食感もアクセントになっていて◎。「ジェノベーゼソース＆松の実」は、ジェノベーゼソースの塩気がきいて、よりコク深い味わいに感じられました。

意外な組み合わせばかりなのですが、おいしいレシピが多くて驚きました。特に筆者が気に入ったのは、「バニラ×醤油＆きなこ」。これはぜひ、皆さんにも試してほしい！

冷蔵庫にある食材で、筆者オリジナルのアレンジレシピを考えることに……。料理嫌いではありますが、小学生のときにかき氷シロップの代わりに青じそドレッシングをかけるアレンジレシピ？　を生み出したことがあるので、自信があります。

今回使用するのは、赤味噌、明太子、ネギ、とろろ昆布、ピーナッツ、柚子胡椒の6種類。バニラフレーバーと醤油の相性が良かったことをヒントに、和の食材を集めてみました。

直感で組み合わせてみました！

バニラフレーバーと合わせたのは「明太子＆とろろ昆布」。そのお味は、というと……、まずい！　明太子の生臭さがバニラの香りとの相性が悪いようです。昆布とアイスだけなら、そこまでまずくはありませんでしたが、おいしくもありませんでした。意外すぎる冒険アレンジを見つけたかったのですが、残念！

ストロベリーフレーバーには「柚子胡椒＆ピーナッツ」をチョイス。公式レシピの黒胡椒が悪くなかったので、イケるのではと思ったのですが……こちらも、おいしいとは言い難い味になってしまいました。柚子胡椒の塩気は合うのだけど、唐辛子のピリリとした辛さとフルーティーなイチゴが合わないようです。ピーナッツとの相性は良かったのになぁ。

そして最後は、グリーンティーフレーバーに「赤味噌とネギ」を。赤味噌のチョコレートのようなコクがアイスの苦味に合うと思っていたのですが、これが全然合わない！　ネギの独特の味わいは、アイスの味わいで消されアクセントになりませんでした。ちなみに、赤味噌とバニラフレーバーを一緒に食べてみたところ、コクがプラスされていい感じになりました。公式でも、クリスピーチョコチップフレーバーに白味噌をプラスするレシピも紹介されていたので、アイスに味噌って意外とアリ⁉

やっぱり、アレンジレシピを考えるのは、難しい！　

筆者オリジナルはイマイチでしたが、ハーゲンダッツ公式のアレンジレシピはおいしいものばかり。冷蔵庫にある食材をちょい足しするだけで、いつもとは違う、クセになる味わいに変えることができるので、一度試してみては？

（河島まりあ＋アリシー編集部）