測定したら2サイズUP! たれ胸を防ぐ正しいブラの選び方
この記事は「アリシー」から提供を受けて掲載しています

測定したら2サイズUP! たれ胸を防ぐ正しいブラの選び方

正しいブラで胸を守れ!
実は長年、バストサイズの測定を行っていない筆者。
年末年始の大掃除にあわせて、自分に合った新しい下着を購入するために、株式会社ワコール広報の髙橋理沙さん、村田美紀さんのもとへ。正しいブラの選び方を聞きました!

■バスト内部のクーパー靭帯は、一度伸びたら戻らない

ワコール広報 髙橋理沙さん
――実はわたし、もう数年バストのサイズを測り直していないのですが……。
髙橋さん:今はネットで下着を買えるので「ビジネスシーンに合う下着が欲しいが何が良いか分からない」「かゆい、痛い」などの何かしら困ったことがない限りは、なかなか店頭に相談に来て頂けません。
でも、そもそもブラをつける一番の理由ってなんだと思いますか?
――うーん、トップを隠すため?
髙橋さん:それも役目のひとつですが、ブラが果たすべき一番の役割は、バストが揺れることを防いで安定させること。なぜなら、バストは揺れるとエイジングが早まるだけでなく、一度垂れると二度と元には戻らないんですよ。
――二度と!? 垂れてから、乳トレをしても無駄だということですか?
髙橋さん:トレーニングによって元に戻すことはできません。なぜならバストの中には「クーパー靭帯」という伸縮性のある組織があり、これが一度伸びきってしまうと元には戻らないからです。
<エイジングのステップを表す図>
(出典元 ワコール人間科学研究所)
髙橋さん:ステップ0が、丸みのある理想的なバストの状態。20代に多いです。
皆さん、エイジングは止められないので、ずっとステップ0でいることは不可能です。でも時々50代でもステップ1の方がいらっしゃったり、20代でもステップ2へ進行している方もいたりします。
――普段から「バストを支えるブラ」を、正しくつけるように心がけることが大切なんですね。

■1にサイズ、2に体型。自分に合ったブラを選ぶべし

――具体的に「バストを支えるブラ」って、どのように選べば良いのでしょうか?
髙橋さん:正しいブラ選びで意識したいのは大きく3つ、①サイズ、②体型、③ここちよさです。
特にご自分での判断が難しいのが②の体型ですね。体型については大きく言えば先ほどお話した「自分のバストはエイジングのステップのどの段階なのか」、そして胴体の形が「丸胴か平胴か」の2点です。胴体の形によってバストの向きが異なるため、支えるために適したブラも違ってきます。
――③のここちよさというのは、素材選びですか?
髙橋さん:はい。ただ、私たちが提案する「ここちよさ」は身体的なものだけでなく、精神的なものも含まれます。例えば、大きな胸を小さく見せたいのなら「小さく見せるブラ」という商品、谷間を作りたいなら「リボンブラ」というように、好みやシーンによってここちよいブラは変わってくるのです。
サイドにボリュームを押さえるパワーネットが入っている「小さく見せるブラ」。胸のボリュームを押さえてコンパクトに見せてくれます。


■間違ったサイズをつけている人多数! プロに測定してもらおう

ここで実践! 長年測ってこなかった筆者の現在のバストサイズを測定してもらいました。
ワコール広報の村田美紀さんに、正しい着用方法を教えていただきました!
村田さん:小さいブラをつけていますね。実際はもう2サイズ大きいです。小さいブラをつけている人は、カップからバストがはみ出ているため安定していません。つまり……。
――胸が揺れてる……(ショックで言葉を失う)。
村田さん:2008年のデータにはなりますが、女性の71%が自分のサイズを勘違いしていて、54%が実際よりも小さいサイズをつけていました(ワコール調べ)。バストのサイズは日々変化しますので、定期的に測ることをオススメします。

■プロ直伝! バストを支えるための「正しいブラのつけ方」

村田さん:正しいブラを選んでも正しく着用しなければ、バストは揺れてしまいます。着用する際に特に気を付けるべきポイントは2点。
<正しいつけ方>
(資料提供:ワコール)
1つ目はバージスライン(胸の下を形作る半円のライン)と、ブラのワイヤー部分をしっかりと沿わせること。バストを持ち上げて、きちんとブラがバストを支えるように入れてください。正しい位置よりも下の位置で、ブラを着用している方が多いんです。
5バージスライン (資料提供:ワコール)
2つ目ははみ出たバストを、ブラの中に収めること。脇側から横に持ってきてブラ内へ収めようとする方が多いのですが、すぐに元の位置に戻ってしまいます。正しくブラに収めるためには、バージスラインからやさしくバストを持ち上げて、中央に寄せながら反対の肩に向かって、引き上げてくださいね。

■正しいサイズのブラ、着つけ比べてみました!

測定結果をもとに、正しいサイズのブラを正しい方法でつけ比べてみました。バストの変化はいかに?

before(通常モード)

after 谷間を作ってボリュームを出す「リボンブラ」

見比べてみるとbeforeは、トップがどこかよく分からず、正しく成型できていないような印象です。選んでいただいたブラは、見た目が整ったのはもちろん、つけごこちがずっとナチュラルに。
同じサイズでも、店頭のビューティーアドバイザーに相談すれば、好みのボディラインになるブラを提案いただけるとのこと。バストのエイジングが怖すぎて、もうネットで適当なサイズのブラは買えないと思った筆者なのでした。

■サイズの測り直し&ブラを買い替える目安は?

「新年に下着を買い替えるといい」というジンクスもありますが、理想的な買い替えタイミングは四季ごととのこと。季節の変化や生理周期で体重の変動などがあり、今までここちよくつけていたブラでも違和感が起きることがあるからだとか。それが難しい場合には、年に一度、測る時期を定めるのがオススメですよ。

ワコールでは、エコと買い替えのタイミング訴求を目的に、毎年「ワコール ブラ・リサイクル」という、不用なブラの回収サービスを行っています。アリシーでも過去に紹介していましたよ!
今年は2018年12月〜2019年3月31日までの4ヶ月間! ぜひ専用の回収袋「ブラ・リサイクルバッグ」に不用なブラを入れ、店頭に持っていきましょう。
せっかくならキャンペーンを利用して年末の大掃除に合わせて、ブラも新しいものにチェンジ! 2019年は、見える部分はもちろん、見えない部分のオシャレももっと楽しんで、キレイの基礎を作っちゃいましょう。

取材協力/(株)ワコール
(浅田よわ美+アリシー編集部)
浅田よわ美
浅田よわ美
奈良出身のライター。海が好きで、海が青くなるから夏も好きです。どこに住むのか、どう働くのか、人それぞれの個性に合った「らしい暮らし」を探ることに興味があります。
奈良出身のライター。海が好きで、海が青くなるから夏も好きです。どこに住むのか、どう働くのか、人それぞれの個性に合った「らしい暮らし」を探ることに興味があります。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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