ついつい怠ってしまう紫外線対策。今日くらいはまぁいいか、なんて油断していて、知らず知らずの間にシミになってしまうなんてことも! できてしまったシミに有効なのが、レーザー治療。でも、レーザーってなんだか怖いイメージがありますよね。治療にどれくらいのコストがかかるのかもわからないし……。
今回はシロノクリニック銀座院長の徳永真理先生に、シミのレーザー治療に関する気になるアレコレを伺いました。
今回はシロノクリニック銀座院長の徳永真理先生に、シミのレーザー治療に関する気になるアレコレを伺いました。
■どんなシミにもレーザーは効くの?
──まずは、シミの種類について教えてください。
「一般的によく見るシミの種類は大きく分けて、3つあります。1つ目はシミ、そばかす。紫外線が原因と言われるものです。2つ目が肝斑(かんぱん)。頬、額などによくできるシミです。女性ホルモンが関係していると言われているため、妊娠中や閉経前後に現れることが多いです。3つ目は一見シミのように見えますが、あざに分類されるもので、扁平母斑(へんぺいぼはん)と呼ばれる生まれつきのもの、また大人になってから出てくるADM(後天性真皮メラノサイト―シス)と呼ばれるものもあります」
──レーザー治療が有効なシミ、あまり有効でないシミなど、シミの種類によってレーザーの向き、不向きはあるのでしょうか?
「数個のシミ、そばかすの場合は、ひとつひとつにレーザーを用います。一方、複数のシミ、そばかすがある人には、顔全体にメラニンに反応する光を当てて治療するフォト治療がオススメです。肝斑の場合は、シミ取りのレーザーでは刺激により色が濃くなり悪化してしまうので、専用のレーザーがあります。肝斑の治療で最もオススメなのが、飲み薬や塗り薬(美白剤)と併用して数カ月ほど時間をかけて治療して少しずつ薄くしていく方法です。レーザーで今ある肝斑を分解し、飲み薬や塗り薬で新しい色素が出てくるのを防ぎます。あざの場合は、一度のレーザーでは消えないので、シミ取りのレーザーで数回治療する必要があります」
──アラサー女子のレーザー治療は、最近増えていますか?
「とても増えています。美意識の高まりと女性の社会進出に後押しされて、美容医療が身近になったのだと思います。また、治療機器の進歩により安全にすばやく治療ができるようになったことも理由だと思います」
「一般的によく見るシミの種類は大きく分けて、3つあります。1つ目はシミ、そばかす。紫外線が原因と言われるものです。2つ目が肝斑(かんぱん)。頬、額などによくできるシミです。女性ホルモンが関係していると言われているため、妊娠中や閉経前後に現れることが多いです。3つ目は一見シミのように見えますが、あざに分類されるもので、扁平母斑(へんぺいぼはん)と呼ばれる生まれつきのもの、また大人になってから出てくるADM(後天性真皮メラノサイト―シス)と呼ばれるものもあります」
──レーザー治療が有効なシミ、あまり有効でないシミなど、シミの種類によってレーザーの向き、不向きはあるのでしょうか?
「数個のシミ、そばかすの場合は、ひとつひとつにレーザーを用います。一方、複数のシミ、そばかすがある人には、顔全体にメラニンに反応する光を当てて治療するフォト治療がオススメです。肝斑の場合は、シミ取りのレーザーでは刺激により色が濃くなり悪化してしまうので、専用のレーザーがあります。肝斑の治療で最もオススメなのが、飲み薬や塗り薬(美白剤)と併用して数カ月ほど時間をかけて治療して少しずつ薄くしていく方法です。レーザーで今ある肝斑を分解し、飲み薬や塗り薬で新しい色素が出てくるのを防ぎます。あざの場合は、一度のレーザーでは消えないので、シミ取りのレーザーで数回治療する必要があります」
──アラサー女子のレーザー治療は、最近増えていますか?
「とても増えています。美意識の高まりと女性の社会進出に後押しされて、美容医療が身近になったのだと思います。また、治療機器の進歩により安全にすばやく治療ができるようになったことも理由だと思います」
■レーザーって痛くないの?
──レーザー治療の方法を教えてください。やはり痛みはあるのでしょうか?
「治療前に麻酔テープを30分くらい貼り、その部分に麻酔が浸透してからレーザーを照射するので、痛みはほとんどありません。治療の流れとしては、麻酔テープ30分→消毒→パチンと照射→冷却→テープを張って終了です。
レーザー治療を並んでよく施されるフォト治療の流れとしては、消毒→冷たいジェルを顔全体に塗る→光を隙間なく細かく照射→ジェルをふき取る→炎症止めの塗り薬を塗る→冷却して終了です。直後よりメイクをすることもできますよ。
フォト治療など最近の多くの治療は、顔全体的に治療することが多いですが、少しはじかれるような熱さがある程度なので、麻酔なしで治療できます。ただ、レーザー治療が初めての方や、痛みに敏感な方は、希望すればどの治療でも治療前に麻酔テープを使うことができます」
──レーザー治療にかかる期間は、一般的にどのくらいでしょうか?
「1つひとつをシミ取りレーザーで治療する際には、処置してすぐにかさぶたができます。そのかさぶたが約1週間で取れます。その後は色素沈着で薄い茶色みが3カ月ほど現れます。治療箇所のみ肌色テープを1週間貼るのでメイクは避けていただきますが、その後はメイクをしても大丈夫です。結婚式などの特別な予定に向けてシミをとりたい場合には、半年前には治療をしていただく方が安心です。
テープを貼ったりするダウンタイムが心配な方には、マイルドなフォト治療が合っています。光照射によってシミが肌の表面に浮かび上がるため、一時的にシミが濃くなったように感じる場合もありますが、約1週間で薄くなります。直後よりメイクもできますし、色素沈着も出ない治療です。1カ月に1回、トータル3~5回が目安ですが、1回でも効果が期待できます。また、シミだけではなく、ニキビやくすみなど、肌の悩みに広く効く治療です」
──レーザー治療の費用について教えてください。
「小さいシミだと1つ5,000円程度からできるものがあります。シミの種類にもよりますが、1回数千円から2万円程度です。フォト治療は顔全体など、広範囲に照射する方法なので、 1回4~6万円程度が相場です。どちらも、1回ごとの料金なので、何回照射するかで料金が変わってきます。1回で効果が出る場合もありますし、効果が出るまでに数回かかってしまう場合もあります。1回の効果で満足される方もいますし、よりシミを少なく、薄くお肌をきれいにするためには3~5回と回数を重ねる事がおすすめです」
──最後に、レーザー治療を受けようかと考えている女子に、アドバイスがあればお願いいたします。
「シミの種類をしっかり見分けて診断した上で、治療に使用するレーザーを選択する必要があります。でも見分けはなかなか自分では難しいもの。2つ以上のシミの種類が混在していることもあり、経験ある医師でも初診の段階では判断しかねることもあります。そういった場合は、可能性を考えつつ治療を進めていく必要があります。
また、治療機器により、シミが消えるまでの期間が異なります。治療後、代謝によりメラニンが肌の表面へと浮かび上がり、一時的に濃くなったように見えることもあるので、ご自身の予定も踏まえて医師に相談してください」
どんなにケアをしていても、年齢を重ねるうちにやがて出現してくるシミ。レーザー治療は、シミの種類や体質によって方法が異なるので、悩んだらまずは美容皮膚科に行って正しい診断をしてもらうのが一番ですね。
(網笠竹乃+ノオト)
「治療前に麻酔テープを30分くらい貼り、その部分に麻酔が浸透してからレーザーを照射するので、痛みはほとんどありません。治療の流れとしては、麻酔テープ30分→消毒→パチンと照射→冷却→テープを張って終了です。
レーザー治療を並んでよく施されるフォト治療の流れとしては、消毒→冷たいジェルを顔全体に塗る→光を隙間なく細かく照射→ジェルをふき取る→炎症止めの塗り薬を塗る→冷却して終了です。直後よりメイクをすることもできますよ。
フォト治療など最近の多くの治療は、顔全体的に治療することが多いですが、少しはじかれるような熱さがある程度なので、麻酔なしで治療できます。ただ、レーザー治療が初めての方や、痛みに敏感な方は、希望すればどの治療でも治療前に麻酔テープを使うことができます」
──レーザー治療にかかる期間は、一般的にどのくらいでしょうか?
「1つひとつをシミ取りレーザーで治療する際には、処置してすぐにかさぶたができます。そのかさぶたが約1週間で取れます。その後は色素沈着で薄い茶色みが3カ月ほど現れます。治療箇所のみ肌色テープを1週間貼るのでメイクは避けていただきますが、その後はメイクをしても大丈夫です。結婚式などの特別な予定に向けてシミをとりたい場合には、半年前には治療をしていただく方が安心です。
テープを貼ったりするダウンタイムが心配な方には、マイルドなフォト治療が合っています。光照射によってシミが肌の表面に浮かび上がるため、一時的にシミが濃くなったように感じる場合もありますが、約1週間で薄くなります。直後よりメイクもできますし、色素沈着も出ない治療です。1カ月に1回、トータル3~5回が目安ですが、1回でも効果が期待できます。また、シミだけではなく、ニキビやくすみなど、肌の悩みに広く効く治療です」
──レーザー治療の費用について教えてください。
「小さいシミだと1つ5,000円程度からできるものがあります。シミの種類にもよりますが、1回数千円から2万円程度です。フォト治療は顔全体など、広範囲に照射する方法なので、 1回4~6万円程度が相場です。どちらも、1回ごとの料金なので、何回照射するかで料金が変わってきます。1回で効果が出る場合もありますし、効果が出るまでに数回かかってしまう場合もあります。1回の効果で満足される方もいますし、よりシミを少なく、薄くお肌をきれいにするためには3~5回と回数を重ねる事がおすすめです」
──最後に、レーザー治療を受けようかと考えている女子に、アドバイスがあればお願いいたします。
「シミの種類をしっかり見分けて診断した上で、治療に使用するレーザーを選択する必要があります。でも見分けはなかなか自分では難しいもの。2つ以上のシミの種類が混在していることもあり、経験ある医師でも初診の段階では判断しかねることもあります。そういった場合は、可能性を考えつつ治療を進めていく必要があります。
また、治療機器により、シミが消えるまでの期間が異なります。治療後、代謝によりメラニンが肌の表面へと浮かび上がり、一時的に濃くなったように見えることもあるので、ご自身の予定も踏まえて医師に相談してください」
どんなにケアをしていても、年齢を重ねるうちにやがて出現してくるシミ。レーザー治療は、シミの種類や体質によって方法が異なるので、悩んだらまずは美容皮膚科に行って正しい診断をしてもらうのが一番ですね。
(網笠竹乃+ノオト)
網笠竹乃
お金をかけなくてもオシャレはできる!の信念のもと、日々プチプラを追求するフリーライター。いもむし女子の皆様に寄り添った、有益な情報をお届けしたいです!
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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