ネックレスで首元が赤くなったり、ピアスホールが膿んでしまったりしたことはありませんか? 少しでもそんな経験をした人は金属アレルギーの可能性があるかも!
今回は金属アレルギーについて、ノエル銀座クリニックの厚田幸子先生に皮膚科の観点から詳しいお話を伺いました。
今回は金属アレルギーについて、ノエル銀座クリニックの厚田幸子先生に皮膚科の観点から詳しいお話を伺いました。
■なぜ、金属で肌が赤くなるの?
──まず、金属アレルギーのしくみについて教えてください。
「金属アレルギーは、肌に触れた金属がイオン化して、体内に入ることによって起こります。イオン化とは、汗によって金属が溶け出した状態です。その溶け出した金属が、体の中のたんぱく質とくっつくことで、本来は体の中にはなかった新しい物質アレルゲンに変化します。体の免疫システムがそのアレルゲンを攻撃しようとすることで金属アレルギーが起こってしまうのです」
──金属アレルギーを発症しやすい金属はありますか? どのような金属に注意すれば良いでしょうか?
「ニッケルやコバルト、クロム、バナジウムなど、重金属と呼ばれる金属は要注意です。ニッケル、コバルトはアクセサリーのメッキ素材として使われることが多いため、肌に触れる機会も多いと言えます。また、歯の詰め物やかぶせ物の金属に含まれていることもあります。クロムは、調理器具や家財など、日常生活のさまざまなものに使われています。バナジウムは水に含まれているので、体に良いイメージがある方もいると思いますが、体質によっては金属アレルギーの原因になってしまう方もいます」
──金属アレルギーの症状について教えてください。
「かゆみが出たり、赤み・水ぶくれができたりというのが代表的な症状です。ピアスホールだと膿が出てくることもあります。また、金属アレルギーには部分的に症状が出るものと、全身に症状が出るものがあります。部分的なものは『金属接触アレルギー』と呼ばれ、アレルギーの原因となっている金属の触れている部分に症状が出てきます。全身に症状が出るものは『全身型金属アレルギー』と呼ばれ、名前の通り全身に症状が出ますが、特に手のひらなど、汗のかきやすい部分に症状が出ることが多いと言われています」
「金属アレルギーは、肌に触れた金属がイオン化して、体内に入ることによって起こります。イオン化とは、汗によって金属が溶け出した状態です。その溶け出した金属が、体の中のたんぱく質とくっつくことで、本来は体の中にはなかった新しい物質アレルゲンに変化します。体の免疫システムがそのアレルゲンを攻撃しようとすることで金属アレルギーが起こってしまうのです」
──金属アレルギーを発症しやすい金属はありますか? どのような金属に注意すれば良いでしょうか?
「ニッケルやコバルト、クロム、バナジウムなど、重金属と呼ばれる金属は要注意です。ニッケル、コバルトはアクセサリーのメッキ素材として使われることが多いため、肌に触れる機会も多いと言えます。また、歯の詰め物やかぶせ物の金属に含まれていることもあります。クロムは、調理器具や家財など、日常生活のさまざまなものに使われています。バナジウムは水に含まれているので、体に良いイメージがある方もいると思いますが、体質によっては金属アレルギーの原因になってしまう方もいます」
──金属アレルギーの症状について教えてください。
「かゆみが出たり、赤み・水ぶくれができたりというのが代表的な症状です。ピアスホールだと膿が出てくることもあります。また、金属アレルギーには部分的に症状が出るものと、全身に症状が出るものがあります。部分的なものは『金属接触アレルギー』と呼ばれ、アレルギーの原因となっている金属の触れている部分に症状が出てきます。全身に症状が出るものは『全身型金属アレルギー』と呼ばれ、名前の通り全身に症状が出ますが、特に手のひらなど、汗のかきやすい部分に症状が出ることが多いと言われています」
■今までなんでもなかったのに、突然症状が!
──金属アレルギーを予防する方法はありますか?
「汗をかく時は金属がイオン化しやすいためできるだけ金属類を身に着けない、肌に直接身に着けるアクセサリー類を選ぶ時は素材に気を付ける、などの対処法があります」
──金属アレルギーが疑われるにもかかわらず、そのまま放置してしまった場合、どうなってしまうのでしょう?
「放置すると重症化する恐れがあります。症状が落ち着いたからといって、原因となったアクセサリーを再度使用してはいけません。重症化すると、だんだんと化粧品や、衣類のホックなど、些細な身の回りの品にも反応するようになる場合もあります」
──金属アレルギーの治療法、治療の費用について教えてください。
「まず、原因となる金属の使用を中止するのが最優先です。原因が歯科治療の金属であれば、歯科医院で金属を除去し、アレルギーの原因になっている金属の使われていない材料に変える治療を受けましょう。かゆみ、赤み、水ぶくれに対してはステロイド剤や抗ヒスタミン剤などを服用や、塗り薬で対応します。費用についてはケースバイケースなので、専門医にご相談してもらうのが一番良いと思います。保険診療も適応になります」
──最後に、金属アレルギーが疑われる人に、アドバイスがあればお願いします。
「原因が疑われる金属を身に着けないようにし、皮膚科でパッチテストを行ってアレルギーの有無を調べてください。しっかりと対応することで、重症化するのを防ぐことができます」
女子なら誰でも、おしゃれを楽しみたいもの。せっかくかわいいアクセサリーをつけても肌が赤くなっていたら台なし! 「もしかしたら金属アレルギーかも?」と気になったら早急に専門の先生に診てもらうのが最善の方法と言えそうです。
(網笠竹乃+ノオト)
「汗をかく時は金属がイオン化しやすいためできるだけ金属類を身に着けない、肌に直接身に着けるアクセサリー類を選ぶ時は素材に気を付ける、などの対処法があります」
──金属アレルギーが疑われるにもかかわらず、そのまま放置してしまった場合、どうなってしまうのでしょう?
「放置すると重症化する恐れがあります。症状が落ち着いたからといって、原因となったアクセサリーを再度使用してはいけません。重症化すると、だんだんと化粧品や、衣類のホックなど、些細な身の回りの品にも反応するようになる場合もあります」
──金属アレルギーの治療法、治療の費用について教えてください。
「まず、原因となる金属の使用を中止するのが最優先です。原因が歯科治療の金属であれば、歯科医院で金属を除去し、アレルギーの原因になっている金属の使われていない材料に変える治療を受けましょう。かゆみ、赤み、水ぶくれに対してはステロイド剤や抗ヒスタミン剤などを服用や、塗り薬で対応します。費用についてはケースバイケースなので、専門医にご相談してもらうのが一番良いと思います。保険診療も適応になります」
──最後に、金属アレルギーが疑われる人に、アドバイスがあればお願いします。
「原因が疑われる金属を身に着けないようにし、皮膚科でパッチテストを行ってアレルギーの有無を調べてください。しっかりと対応することで、重症化するのを防ぐことができます」
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網笠竹乃
お金をかけなくてもオシャレはできる!の信念のもと、日々プチプラを追求するフリーライター。いもむし女子の皆様に寄り添った、有益な情報をお届けしたいです!
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女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
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