職場で同僚や上司、後輩と仕事以外の会話をする時って何を話せば良いか悩みませんか? 趣味がわかっていたり、共通の話題がたくさんあったりする友人との会話と勝手が違いますよね。
勢いに任せて自分のプライベート情報が無駄に漏れていったり、できるだけ人と話すのを避けるために始業時間ギリギリに出勤したりするのも疲れちゃう……。ちょっとした時間の会話ってどうしたら良いの!? 恋愛・夫婦仲専門コーチとして、夫を成功に導く妻=「あげガール」の育成と研究を行う佐藤久恵さんにコツを伺いました。
勢いに任せて自分のプライベート情報が無駄に漏れていったり、できるだけ人と話すのを避けるために始業時間ギリギリに出勤したりするのも疲れちゃう……。ちょっとした時間の会話ってどうしたら良いの!? 恋愛・夫婦仲専門コーチとして、夫を成功に導く妻=「あげガール」の育成と研究を行う佐藤久恵さんにコツを伺いました。
■まずは挨拶からスタート!
──オフィスで仕事以外の話をするのが苦手です。どうしたら良いでしょう?
「話すことに苦手意識があるなら、まずはきちんと挨拶することから始めましょう。元気に笑顔で『○○さん、おはようございます』と挨拶されてイヤな気分になる人はいません。1対1で挨拶する場合は、なるべく相手の名前を入れると、相手はあなたが自分の存在を認め、大切に扱ってくれていると感じますよ。
緊張しがちな人は、自宅で練習を。朝、歯磨きやメイクをするタイミングで、鏡に向かって自分に挨拶するんです。『△△ちゃん、おはよう。今日もかわいいよ』と、ついでに自分を褒めてみてください。自分を褒め慣れることで、常に相手の褒めポイントを探すクセも身に付きますよ。誰も見ていないところでの練習なので、恥ずかしがらずに!」
「話すことに苦手意識があるなら、まずはきちんと挨拶することから始めましょう。元気に笑顔で『○○さん、おはようございます』と挨拶されてイヤな気分になる人はいません。1対1で挨拶する場合は、なるべく相手の名前を入れると、相手はあなたが自分の存在を認め、大切に扱ってくれていると感じますよ。
緊張しがちな人は、自宅で練習を。朝、歯磨きやメイクをするタイミングで、鏡に向かって自分に挨拶するんです。『△△ちゃん、おはよう。今日もかわいいよ』と、ついでに自分を褒めてみてください。自分を褒め慣れることで、常に相手の褒めポイントを探すクセも身に付きますよ。誰も見ていないところでの練習なので、恥ずかしがらずに!」
■褒めポイントから広げる会話術
──相手の褒めポイントを探すというと、たとえば「お疲れ様です、○○さん。あ、そのアクセかわいいですね♪」という感じで話をすれば良いのですね?
「はい。まずは相手の洋服やアクセサリーなど、見た目のことでOKです。相手の細かい変化に気付いて『かわいい、素敵、どこで買ったんですか?』そんな風に話をしていくと、買った店の特徴や、どこが気に入ったのかなど、どんどん話題の幅が広がっていきます。コツは話し手の体験を脳内で再現すること。そうすると、想像するのに足りない情報が必ず出てくるので、そこを5W1Hで質問していくのです。こうやって話を続けていけば、あなた自身のことを無理に話す必要はありません。
うなずいたり、『そうなんですね』などと相づちをきちんと打ったりするだけでも、あなたが相手の話に関心を示していることが伝わり、相手が気持ち良くたくさん話してくれますよ」
──逆に褒められた時の反応はどうしたら良いでしょうか? 会話している相手にあまり謙遜されると困っちゃう場合が多いですよね。
「自分が褒められた時には『そんな大したものじゃないですよ』などと、恐縮しても良いのですが、『でも、褒めてくれてうれしいです! ありがとうございます』とお礼を続けて言えるのが理想ですね。相手が褒めてくれた気持ちを大事に受け取りましょう」
──質問してもあまり、相手が話してくれない場合はどうしたら良いのでしょう?
「そういう時は、まず自分のことを話しましょう。自分の話をして『あなたはどう?』と聞くと、相手は話しやすいですよ。ネタが浮かばなかったら時間軸を意識して! 学生時代にしていたことなど過去の話の他、今度の休みや少し先の長期休暇に、どこへ行って何をしたいのかといった未来の話は、気軽にしやすいのではないでしょうか」
「はい。まずは相手の洋服やアクセサリーなど、見た目のことでOKです。相手の細かい変化に気付いて『かわいい、素敵、どこで買ったんですか?』そんな風に話をしていくと、買った店の特徴や、どこが気に入ったのかなど、どんどん話題の幅が広がっていきます。コツは話し手の体験を脳内で再現すること。そうすると、想像するのに足りない情報が必ず出てくるので、そこを5W1Hで質問していくのです。こうやって話を続けていけば、あなた自身のことを無理に話す必要はありません。
うなずいたり、『そうなんですね』などと相づちをきちんと打ったりするだけでも、あなたが相手の話に関心を示していることが伝わり、相手が気持ち良くたくさん話してくれますよ」
──逆に褒められた時の反応はどうしたら良いでしょうか? 会話している相手にあまり謙遜されると困っちゃう場合が多いですよね。
「自分が褒められた時には『そんな大したものじゃないですよ』などと、恐縮しても良いのですが、『でも、褒めてくれてうれしいです! ありがとうございます』とお礼を続けて言えるのが理想ですね。相手が褒めてくれた気持ちを大事に受け取りましょう」
──質問してもあまり、相手が話してくれない場合はどうしたら良いのでしょう?
「そういう時は、まず自分のことを話しましょう。自分の話をして『あなたはどう?』と聞くと、相手は話しやすいですよ。ネタが浮かばなかったら時間軸を意識して! 学生時代にしていたことなど過去の話の他、今度の休みや少し先の長期休暇に、どこへ行って何をしたいのかといった未来の話は、気軽にしやすいのではないでしょうか」
■沈黙が怖い時はどうしたら良い!?
──会話中にふと訪れる無言の時間が怖いです。どう回避したら良いでしょう?
「沈黙が怖いのは『相手の機嫌を損ねたかも? おもしろくなかったのかな?』と考えてしまうからではないでしょうか? でも、その沈黙はたまたまそうなっただけで、あなたが悪いわけではありません。特に仕事の休憩中であれば、黙って休みたい方もいらっしゃると思いますよ。そういう視点だと、一緒にいても黙っていて大丈夫な相手というのは、気を許してリラックスできる相手ということ。沈黙できる方が好意的に思われることさえあると思います」
──沈黙=悪いものという考えを改めるべきなのですね。
「もし、相手が会話を嫌がる様子が見られたら、変化を見逃さず『イヤな話だった? ごめんね』と、その場で謝ってしまえば大丈夫。そのままにしておくと、お互いに気まずくなったり、のちのち絡みにくくなったりします。また、その話題に触れたことに対して、自分を責める必要もありません。人は誰しも物事を見る時に自分のフィルターを通しているんですから。悪気のないことでも、その人のフィルターを通すと解釈が変わってしまうことがありますが、他人であるあなたがそのフィルターを外すことはできないので、重く受け止める必要はありません」
「沈黙が怖いのは『相手の機嫌を損ねたかも? おもしろくなかったのかな?』と考えてしまうからではないでしょうか? でも、その沈黙はたまたまそうなっただけで、あなたが悪いわけではありません。特に仕事の休憩中であれば、黙って休みたい方もいらっしゃると思いますよ。そういう視点だと、一緒にいても黙っていて大丈夫な相手というのは、気を許してリラックスできる相手ということ。沈黙できる方が好意的に思われることさえあると思います」
──沈黙=悪いものという考えを改めるべきなのですね。
「もし、相手が会話を嫌がる様子が見られたら、変化を見逃さず『イヤな話だった? ごめんね』と、その場で謝ってしまえば大丈夫。そのままにしておくと、お互いに気まずくなったり、のちのち絡みにくくなったりします。また、その話題に触れたことに対して、自分を責める必要もありません。人は誰しも物事を見る時に自分のフィルターを通しているんですから。悪気のないことでも、その人のフィルターを通すと解釈が変わってしまうことがありますが、他人であるあなたがそのフィルターを外すことはできないので、重く受け止める必要はありません」
■30分会話タイムスケジュール
というわけで、30分会話を持たせるには、こんなスケジュールを意識してみてはいかが?
挨拶<3分>
まずは心の準備運動! にこやかに挨拶をしたら、天候やニュースの話題などを交えながら、相手の褒めポイントを1つ見つけましょう。
褒めポイントについて聞く<5分>
相手への敬意と関心を込めて、そのことを褒めましょう。5W1Hなどの質問と、うなずきや相づちを繰り返しながら聞くことで、相手は気持ち良くたくさん話してくれるはずです。
その他の話題について語り合う<10分×2=20分>
褒めてもらえた相手は、今度はあなたの話を聞きたがるもの。自分の話をしてから「あなたはどう?」と尋ねましょう。例えば、「休日の過ごし方」という1つの話題でも、「今、ここに興味がある」、「今まで行ったここが良かった」、「今度はここに行きたい」など、時間軸を意識すれば話がカンタンに広がりますよ。
・会話の締め<2分>
「◯◯さんの意外な一面がわかってよかったです! おもしろいお話、ありがとうございました」のように、今回の会話の感想とお礼を相手に伝えて、会話を締めます。
オフィスで会話しやすくなれば、チームワークが良くなり、仕事もはかどるというもの。佐藤さんからは「そのままのあなたで充分素敵なので、ありのままの自分を表現して大丈夫です。思ったよりも好意的な反応が返ってくると思いますよ」という応援メッセージをいただきました。ポイントを押さえた会話術で快適なオフィスライフを送りましょ♪
(田中いつき+ノオト)
挨拶<3分>
まずは心の準備運動! にこやかに挨拶をしたら、天候やニュースの話題などを交えながら、相手の褒めポイントを1つ見つけましょう。
褒めポイントについて聞く<5分>
相手への敬意と関心を込めて、そのことを褒めましょう。5W1Hなどの質問と、うなずきや相づちを繰り返しながら聞くことで、相手は気持ち良くたくさん話してくれるはずです。
その他の話題について語り合う<10分×2=20分>
褒めてもらえた相手は、今度はあなたの話を聞きたがるもの。自分の話をしてから「あなたはどう?」と尋ねましょう。例えば、「休日の過ごし方」という1つの話題でも、「今、ここに興味がある」、「今まで行ったここが良かった」、「今度はここに行きたい」など、時間軸を意識すれば話がカンタンに広がりますよ。
・会話の締め<2分>
「◯◯さんの意外な一面がわかってよかったです! おもしろいお話、ありがとうございました」のように、今回の会話の感想とお礼を相手に伝えて、会話を締めます。
オフィスで会話しやすくなれば、チームワークが良くなり、仕事もはかどるというもの。佐藤さんからは「そのままのあなたで充分素敵なので、ありのままの自分を表現して大丈夫です。思ったよりも好意的な反応が返ってくると思いますよ」という応援メッセージをいただきました。ポイントを押さえた会話術で快適なオフィスライフを送りましょ♪
(田中いつき+ノオト)
田中 いつき
三十路のライター。年を取って、自分を好きになってきたかも。焼きマシュマロが好物。
あとは、コーヒーとチョコとアイスとパンがあれば生きていける。
趣味は散歩と昼寝。悩みは足が大きいこと。
料理、コスメ、雑貨、生き物の話題が好き。
三十路のライター。年を取って、自分を好きになってきたかも。焼きマシュマロが好物。
あとは、コーヒーとチョコとアイスとパンがあれば生きていける。
趣味は散歩と昼寝。悩みは足が大きいこと。
料理、コスメ、雑貨、生き物の話題が好き。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。
女性向けに情報を発信するWebメディア「アリシー」は、2019年6月13日をもってサービスを終了しました。グルメやファッション、マンガ・エッセイなどアリシーの一部コンテンツは、姉妹サイト「ママテナ」に移管しております。引き続きお楽しみください。