高野豆腐というのは精進料理や料亭に出てくるイメージですが、最近ではマクロビオティックなどにも使われ、美容面でもその栄養素の高さが注目されています。

栄養素の半分が植物性タンパク質で構成されており、そのタンパク質に含まれるレジスタントタンパクは身体に吸収されにくく、食物繊維に似た働きをすると言われています。また血中の悪玉コレステロール値を減少させ、食後の中性脂肪の上昇を抑制する効果もあるそう。体にも美容にも良い食材ですね。

他にもカルシウムや鉄分、食物繊維、イソフラボン、サポニン、ビタミンE・K、マグネシウム、亜鉛だけでなく、脂肪燃焼やエネルギー代謝に優れたアミノ酸などが含まれているそうです。

しかし、高野豆腐を日常的に食べたくても乾物なので、水で戻して使う必要があり、少し調理が面倒なイメージですよね。でも中には簡単に調理する方法もあります。

◎湯戻ししないで調理
実は高野豆腐は湯通ししなくても使えます。
一般的な高野豆腐のサイズ7×5.5×2cmのものを使います。
【基本の高野豆腐】
・高野豆腐　5つ
・だし汁　3カップ
・酒　大さじ1
・砂糖　大さじ2
・醤油　大さじ2
フライパンに調味料を全て入れて煮立たせ、その後、高野豆腐を入れて7分ほどたったら裏返し、もう7分煮たら完成です。お好みの大きさに切ってお召し上がりください。

◎電子レンジで高野豆腐
高野豆腐2枚よりも少し大きめの耐熱容器を用意します。
・高野豆腐　2枚
A水　200cc
A砂糖　大さじ1
B醤油　小さじ2
Bみりん　小さじ2
B和風だし（顆粒） 小さじ1
耐熱容器に高野豆腐を並べ、分量外の水を高野豆腐の高さより多く入れ、600wのレンジで1分加熱します。少し冷めたら水気を切り、小さく食べやすいサイズにカットします。再び空の耐熱容器に戻し、Aを入れふんわりラップをして600wのレンジで3分加熱します。Bを入れ600wのレンジで1分加熱で完成です。

◎高野豆腐でラスク
通常サイズの高野豆腐でもラスクは出来ますが、細切りサイズを使うと簡単に出来ます。
・細切り高野豆腐　20g
Aオリーブオイル　大さじ1
Aマーガリン　10g
・三温糖　大さじ1〜
・塩　少々
温めたフライパンにAと高野豆腐を入れ、きつね色になったら砂糖を絡め炒める。塩を振って完成です。