大人ニキビの原因って思春期ニキビと違うの?
若い頃にもケアに苦労したニキビ。大人になってまた悩まされていませんか?でも昔と同じケアアイテムを使っても、イマイチ治りが悪い…。
それもそのはず、大人ニキビは、皮脂の過剰分泌によって起こる思春期ニキビとはまったく原因が違うのです。そのため薬やケア商品も大人ニキビには効果が薄いばかりか、逆効果になってしまうことも。
原因1、ホルモンバランスの乱れ
大人ニキビの大きな原因の一つは、ホルモンバランスの乱れ。思春期ニキビも皮脂分泌を促す男性ホルモンの量が増えることでできやすくなりますが、成人を過ぎた女性も「さまざまな要因」でホルモンバランスが乱れがちになり、30代後半でニキビの原因となりやすい男性ホルモンの分泌量が増えて大人ニキビに。
反対に女性ホルモンのエストロゲンは、皮脂分泌を抑え肌の「バリア機能」をアップする働きがあります。ですが多すぎれば婦人病などのリスクも高まりますから、特定のホルモンを増やすのではなく「本来の正しいバランス」を保つことが大切です。
原因2、睡眠不足や食生活の乱れ
睡眠不足は自律神経の「交感神経」を刺激してしまうため、原因1となる男性ホルモンが大量に分泌されてしまいます。さらにダメージを受けた肌の修復(ターンオーバー)は主に睡眠中に行われますが、肌の新陳代謝が活発になるのは入眠から「3時間ほど後」。その時間帯に深い眠りである「ノンレム睡眠」がしっかり取れなければ、ターンオーバーがうまくできないので、睡眠の質は大事です。
また、忙しいからと酸化した油分たっぷりのファストフードや添加物いっぱいのインスタント食品などを頻繁に食べたり、野菜不足など偏った食事を取ってばかりいては大人ニキビを増やしてしまいます。
原因3、ストレス
睡眠不足と同じように、過剰なストレスを受けると体は自らを守ろうと反応します。その際男性ホルモンやノルアドレナリンが分泌されて、皮脂の分泌を促します。またストレスが肌を硬くしてしまうため、毛穴が収縮して毛穴づまりしやすくなることもニキビの原因に。
原因4、乾燥
乾燥とニキビは真逆のようですが、肌の角質層の乾燥は肌のバリア機能を低下させ、角栓ができやすくなったり毛穴づまりしやすくなってしまい、ニキビを生むことに。
空気による乾燥のほか、男性ホルモンにも肌を乾燥させる作用があります。また「ニキビ=皮脂をオフするケア」と思い込んで肌に必要な皮脂まで奪い取ってしまい、乾燥を招くことがあります。
原因5、ひどくなるのはニキビ薬のせいかも
市販のニキビ薬にはいろいろな種類があり、いずれにも抗菌作用や抗炎症作用があります。しかし大人ニキビ用と思春期ニキビ用とでは、ニキビの原因が違うので必要とされる成分も
・思春期ニキビ用…皮脂を吸収する力が非常に強い成分
・大人ニキビ用…肌の新陳代謝を促す成分
と異なります。
大人ニキビに思春期ニキビ薬を塗ってしまうと、肌が必要以上に乾燥してしまうため逆効果になることも。大人ニキビにはむしろ保湿が必要です。
大人ニキビの5つの種類と自分でできる治し方
大人ニキビは、その進度や状態から、ニキビの色ごとに大きく5つに分けることができます。それぞれの状態と特徴、治し方を解説していきましょう。
白ニキビ
ニキビの初期段階。白く見えるのはふさがった毛穴の中に溜まっている皮脂で、コメドと呼ばれます。皮膚が少し盛り上がっていますが、炎症は起こしていないため痛みはありません。
ニキビは触ったり潰したりしてはいけないといわれますが、白ニキビはうまく潰すことができればその後炎症を起こすニキビに発展していくことはありません。ですが触れてはいけない黄ニキビと間違いやすいほか、潰した際に雑菌などが入り悪化してしまうことも。潰して治そうとするのはリスクが高いでしょう。
《対策》
潰すよりもスキンケアを見直すだけで、白ニキビは自然と治っていきます。白ニキビは毛穴のつまりが原因ですから、メイク汚れが肌に残っていないか、朝晩の洗顔は正しく行えているかなど、チェックしてみましょう。洗浄力の強すぎる洗顔料やスクラブは避け、汚れをしっかり吸着できるクレイタイプなどがオススメ。洗顔後はしっかり保湿します。
黒ニキビ
黒ニキビもまだ炎症を起こしておらず、初期段階。白ニキビが進行し、毛穴が開くことによって溜まった皮脂が酸化し黒く見えるもので、鼻やその周辺にできやすいといわれています。炎症が起きて悪化してしまうと赤ニキビや黄ニキビに進行するため、早めのケアが必要です。
《対策》
白ニキビと同様に潰してもいいニキビではありますが、肌を傷めず丁寧な洗顔で皮脂づまりを解消するのがいちばん。電動洗顔ブラシも微振動で洗えるため、普段の洗顔では落としきれない毛穴の汚れに効果があります。古い角質を落とす効果のある、AHA(フルーツ酸)など優しい成分を使ったピーリングもオススメ。
赤ニキビ
白ニキビから黒ニキビへと進行し、さらに悪化して炎症が起きてしまったものが赤ニキビです。毛穴に詰まった皮脂を栄養として雑菌が繁殖しており、痛く痒みがありひどくなると膿が溜まって黄色ニキビになることも。
《対策》
赤ニキビは気なっても触れたりせず、とにかく清潔にすることを心がけましょう。シャンプーや洗顔料の洗い残しや繰り返し使ったタオルなどの使用は、ニキビを悪化させてしまいます。
赤ニキビになってしまったら、炎症を抑える必要があります。多くの市販ニキビケア商品には抗炎症作用のため「サリチル酸」が配合されていますが、刺激が強いため大人ニキビでは悪化してしまうことも。「グリチルリチン酸ジカリウム」配合薬は抗アレルギー作用もあり、敏感肌の人にもオススメ。
ニキビ痕を残さないためにビタミンC誘導体配合の商品を使うのもいいでしょう。メラニン色素の沈着を抑えてくれるほか、ニキビ予防にも役立ちます。もちろん他のニキビと同様にしっかり保湿を忘れずに。
黄ニキビ
赤ニキビが悪化して、膿が溜まった化膿ニキビを黄色ニキビと呼びます。ニキビの原因のアクネ菌のほか、黄色ブドウ球菌もニキビ内で繁殖して、炎症がさらにひどくなることも。炎症が角質層の下の真皮層まで届いており、凸凹痕や色素沈着が残りやすいため、絶対に潰してはいけません。
《対策》
自分でできるケアとしては、赤ニキビ同様炎症を抑えてあげることと保湿。ですが改善が見られない場合やさらに悪化した場合などは、皮膚科で相談することをオススメします。
紫ニキビ
最後に紫ニキビ。これはニキビの中で血と膿が混ざったもので、炎症が毛穴の周辺にまで及んでしまっているもの。黄ニキビよりも状態は悪く、「結節性ニキビ・嚢腫(のうしゅ)」とも呼ばれ、もはやニキビというよりは重度の皮膚炎です。
《対策》
治った後も痕が残ってしまう可能性が高いでしょう。また炎症と化膿を繰り返すと赤黒くケロイド状になっていきます。セルフケアでキレイに直すのは難しいので、皮膚科で治療を受けるべき状態。ですが治療任せにはせず、食事や睡眠などを見直し生活を正すことも大切です。
部位別の大人ニキビの治し方
大人ニキビは、その場所ごとに注意したいことや治し方が異なります。ニキビができやすい8箇所の部位について見ていきましょう。
あご
あごニキビはとにかく肌を清潔に保ちましょう。どのニキビにも言えることなのですが、頬杖をついたり、髪の毛先があごに触れたりと、つい触ってしまって治りにくくなりやすい特徴のある箇所なのです。
《対策》
メイクが落ちきっていなかったり洗顔料が残っていたり、またニキビを隠そうとマスクをすることででも悪化してしまいます。触れないこと・清潔にすることを徹底して。
そして保湿。あごには汗腺が少ないため、もともと乾燥しやすい部位です。そのため皮脂が過剰に分泌して毛穴が詰まってニキビができやすいので、セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸などの保湿成分でしっかり潤いを与えましょう。
ひたい
もともと皮脂分泌量が多くテカりやすい額。ベタつきを落とそうとゴシゴシ洗っていませんか?皮脂を落としすぎると、皮膚は自らを守るためにさらに多くの皮脂を分泌します。そのため毛穴づまりが起きやすく大人ニキビに。
さらに髪の毛が触れやすく整髪料が付着したり、帽子を長時間かぶっていたり、汚れた枕をずっと使い続けたりといったことが大人ニキビをできやすくします。
《対策》
ニキビができやすい要因を取り除くことがまず第一歩。寝具は清潔にし、髪や帽子が刺激にならないよう工夫しましょう。そして刺激が少なくさっぱりと皮脂が落とせる洗顔料を使って、優しく洗ってください。乾燥した状態では皮脂が増えるので、しっかり保湿を。
頬
頰は顔の中でも毛穴が少なく乾燥しやすい場所です。乾燥によってもともと小さめの毛穴がさらに小さくなり、毛穴がつまりやすくなってしまうほか、バリア機能が弱まり外部刺激を受けやすくなります。
《対策》
外部刺激とは手や髪の毛が触れたり、寝具による摩擦などが起こることで、無意識に頬杖をつく癖のある人などは要注意。肌に優しいコットン素材の寝具を使う、髪はまとめるなど工夫しましょう。
そして乾燥対策として保湿成分をたっぷりと与えますが、なるべく角質層まで届いて肌の内側まで潤わせてくれるアイテムを選びましょう。保湿成分をナノ化したものがオススメ。
また内臓機能が弱まると脂質や糖分の取りすぎで頰にニキビができることも。食生活の見直しも大切ですね。
鼻
顔の中で毛穴が最も多い場所である鼻は、大人ニキビもできやすいゾーン。一度ニキビができると、大量の皮脂をエサにアクネ菌が繁殖し炎症になることもしばしばあり、痕が残ることも。また炎症が起きていなくても、黒ニキビがあるとポツポツと黒い点が目立つイチゴ鼻になってしまうため、早めに治療したいものです。
《対策》
過剰な皮脂をしっかり落とすことは大切ですが、角栓のつまりを取り除こうと無理にゴシゴシこすったり汚れを押し出したりすると、雑菌が入り込みやすくなります。お肌の負担にならないよう、泡で優しく丁寧に洗ってください。
また皮脂分泌量を増やさないためにも脂肪分の多い食事は避け、野菜や果物、大豆製品などをバランスよく食べるようにするといいでしょう。
口周り
口周りにニキビができているときは、そのゾーンの状態だけでなく体調や生活習慣にも注意が必要です。暴飲暴食、偏った食事が口周りのニキビを生むといわれますが、それは胃腸の機能を低下させ、肌の乾燥、そしてホルモンバランスの乱れにもつながるため。
《対策》
食事や生活習慣を見直し、便秘など腸内環境にも気を配りましょう。ホルモンバランスを整えるために、ストレス発散や冷えとりを意識することも効果的。
Uゾーン(フェイスライン)
Uゾーンは口周りも含みますが、特にエラからアゴまでの部分。ホルモンバランスの乱れに加え、女性の場合はさらに月経周期後半に分泌が増す黄体ホルモンの影響でUゾーンにニキビができやすくなります。黄体ホルモンは皮脂の分泌を活発にし、ターンオーバーを乱しやすくなるのです。
《対策》
まず皮脂を適度に取り除くことを心がけ、おざなりになりがちなUラインまできちんと保湿しましょう。皮脂分泌を抑える働きのあるビタミンB群を意識的に取り入れた食事、つまりレバーや納豆、豚肉、キノコなどをメニューに加え、反対に動物性脂肪分や糖分の取りすぎに注意し、香辛料などの刺激物は避けてください。
そしてホルモンバランスを整えるために、深呼吸や入浴などでリラックスし、副交感神経を高めましょう。良質な睡眠をしっかり取ることも忘れずに。
背中
背中は実は皮脂や汗の分泌が多い部分。ですが手が届きにくいため洗いきれておらず、古い角質や余計な皮脂が溜まっていたり、泡が残っていたり、さらに衣服で蒸れたり擦れたりとニキビができやすい環境です。
《対策》
背中は刺激の強すぎない柔らかい素材で丁寧に洗います。古い角質を落とすために、スペシャルケアとしてピーリング効果のあるアイテムを使っても○。ただし角質を落とした後は一時的に皮膚のバリア機能が低下するため、その後の保湿ケアは必須です。
また衣服の素材選びにも気を配って、肌触りと通気性のいいものをチョイスしましょう。
お尻
座ると痛いしなんだか恥ずかしいお尻のニキビ。ですが実はニキビができやすい場所の一つです。それは乾燥しやすいほか、長時間座ったりきついボトムスをはいたりして皮膚が硬くなり、毛穴の開け閉めがスムーズにいかなくなってしまうため。
《対策》
ニキビを早く治すためには、下着はなるべくコットンやシルクのもので締め付けすぎないものを選んでください。圧迫されリンパや血液の流れが悪くなると治りが遅くなります。そして衣服もゆったりめのものを選んで通気性を良くして。そしてトイレの度に汗をふくのも、雑菌の繁殖を防ぐために役立ちます。
ひどいニキビは皮膚科へ!
初期のニキビはセルフケアで改善させることができますが、赤ニキビ以降になると自分ではなかなか難しくなります。その場合は皮膚科で診察を受けることをオススメします。
塗り薬
皮膚科での主な治療は外用薬、つまり塗り薬を使う方法。炎症が発生している場合は抗生物質を含む外用薬が処方されます。
そのほか、毛穴のつまりを解消し予防するものや、漢方を用いる場合も。漢方は即効性という点では西洋医学に劣るため、補助的な治療として用いられることが多いでしょう。
塗り薬を使わない治療法
そのほか、このような治療法があります。
■面ぽう圧出
専用の器具を使って毛穴の皮脂や角栓のつまりを取り除く方法。主に白ニキビに対して行われ、早期にニキビを消失させる対症療法です。
■ホルモン治療
ピルや飲み薬などを用いるホルモン治療。女性ホルモンのエストロゲンを増加させて、男性ホルモンによる過剰な皮脂分泌を抑えます。
■ケミカルピーリング
皮膚にピーリング剤を塗り古い角質を作ることでニキビのできにくい肌を作る方法。
・サリチル酸
・グリコール酸
・トリクロロ酢酸
などを用い、ピーリング後はしっかりとした保湿を行う必要があります。
■レーザー治療
効果がある対症療法として、ニキビを一時的に消し去る炭酸ガスレーザーやニキビ痕の改善に効くフラクショナルCO2レーザーが挙げられます。
■点滴
ビタミンCやビタミンB群などの美肌効果のある栄養素を体に注入するビタミン点滴。ターンオーバー周期を整えることで、緩やかに肌状態を改善していきます。
■IPL(光治療)
intense pulsed light(インテンス・パルス・ライト)の略で、ニキビに当ててアクネ菌を殺菌してニキビを改善する方法です。
大人ニキビに効くオススメ化粧水
それでは、大人ニキビに効果が期待できるオススメ化粧水をご紹介。
大人ニキビに効く選び方のポイント
■ポイント1、成分
ニキビに効く成分が配合されているかをチェック。
・グリチルリチン酸…甘草から抽出された肌に優しい天然由来成分で、抗炎症作用がある。
・ビタミンC誘導体…過剰な皮脂を抑えるほか、肌のキメを整えるのでニキビ跡にも。
また、ニキビケアに欠かせないこれらの保湿成分が配合されているかもチェックしましょう。
・ヒアルロン酸
・セラミド
・コラーゲン
・エラスチン
・リピジュア
そのほか、ノンコメドジェニックテスト済みと表記されているものは、ニキビの原因になる成分が少ないという証です。
■ポイント2、肌刺激を防ぐ
そしてこのような成分は大人ニキビには避けたほうがいいでしょう。
・サリチル酸…ピーリング効果があるが、刺激が強い。
・アルコール…乾燥を招きニキビを悪化させる可能性がある。
・硫黄…殺菌力があるが、皮脂を取り除きすぎる。
おすすめ1、ビーグレン クレイローション
グリチルリチン酸ジカリウムで炎症をやさしく抑え、天然クレイは肌を優しく守るうるおいの膜を作ります。保湿成分ヒアルロン酸や、肌荒れを防ぐ納豆エキスなどを配合。
おすすめ2、NOV ACアクティブ フェイスローション
保湿成分としてリピジュアを、ベタつき防止にビタミンCとビタミンE誘導体を配合しています。オイルフリーで無香料・無着色、ノンコメドジェニックテスト済み。
おすすめ3、小林製薬 オードムーゲ薬用ローション
肌荒れケア成分イソプロピルメチルフェノール・グリチルリチン酸カリウム配合の、トラブル肌向け拭き取りタイプ。ニキビにコットンパックとしても使えます。
おすすめ4、無印良品 化粧水(敏感肌用・高保湿タイプ)
天然水を使用した無香料・無着色・アルコールフリーの敏感肌用シリーズ。リピジュアやヒアルロン酸などの保湿成分、肌保護成分配合。
おすすめ5、ルナメアAC スキンコンディショナー
グリチルレチン酸ステアリルをナノ化して、天然ビタミンEと大豆リン脂質・グリセリンとミックスした「アクネシューター(R)」を高濃度で配合。ノンコメドジェニックテスト済みです。
化粧水のつけ方のポイント
せっかくニキビに効果的な化粧水を使っても、バシャバシャ適当につけるだけでは不十分。
① 繊維が肌の刺激となるコットンの使用は避け、手で顔全体につけたらしっかりハンドプレスをして肌になじませます。
② 量が足りなければうるおい不足になってしまいますから適量を守りましょう。
③ 拭き取り化粧水を使う場合はコットンで優しくなでるように滑らせ、決してゴシゴシこすらないこと。
④ エタノールを配合した拭き取りタイプは肌がすっきりしますが、毎日の使用は乾燥をまねくため、3、4日に1回程度の使用にとどめたほうがベター。
大人ニキビの予防方法とは?
できてしまったニキビを跡形もなく消すのは大変。できてしまう前にこのような予防法を取っておきましょう。
予防1、クレンジング剤・シャンプーをしっかり流す
清潔にするはずのクレンジング剤やシャンプーなどの成分ですが、肌に残ってしまうと異物としてニキビの原因に。泡残りがないように隅々までしっかり洗い流すことが大事。
予防2、紫外線対策
紫外線を浴びると大量の活性酸素が発生し、炎症などのトラブルが起きやすくなります。それによりターンオーバーが乱れ角質層が厚くなっていくため、毛穴がつまって大人ニキビに。
紫外線の強い時間の外出をなるべく避ける、一年を通してのUVケアを怠らないなどの紫外線対策を。
予防3、睡眠時間の確保
睡眠不足はストレスとなって交感神経を刺激しますから、約7時間程度の睡眠時間を確保できるのが理想です。
また睡眠の長さだけでなく良質な睡眠を取るために、就寝前の入浴やアロマなどを利用してリラックスできるように工夫しましょう。
予防4、肌荒れに効く食べ物を
いくらニキビケアアイテムを使っても、体の内側からケアできていなければ繰り返しニキビは現れ続けます。動物性脂肪や糖分・刺激物の摂取を控え、以下のようなニキビケアに効果的な食品をバランスよく取るよう、買い物メモにいれておいて損はないですよ。
・ビタミンA(ほうれん草・かぼちゃ・にんじん・レバーなど)
・ビタミンB群(乳製品・卵・レバー・うなぎ・マグロ・鶏ささみなど)
・ビタミンC(緑黄色野菜・イチゴなど)
・ビタミンE(レバー・カツオ・緑黄色野菜など)
・食物繊維(きのこ・豆・ごぼうなど)
予防5、運動を取り入れたストレスフリーな生活
ストレスは美肌の大敵。ストレスが溜まった体は交感神経が刺激されホルモンバランスを崩します。適度に体を動かしたり趣味に打ち込んだり、できるだけストレスのない生活が送れるよう努めてみて。
大人ニキビに効くサプリメントの選び方
毎日の食事からニキビケアに必要な栄養素をバランスよく取る、というのは簡単ではないので、手軽に摂取できるサプリを利用するのもひとつです。
特に「ニキビ用」と書かれていなくても、ビタミンやミネラルなど自分に不足している成分を取ることでニキビの改善が期待できます。
大人ニキビに効くと評価が高い3つをご紹介します。
■緑の知恵(サン・クラルテ製薬)
シソ・アスパラガス・米セラミド・キウイを中心に配合。ビタミンB2やビタミンC、食物繊維が豊富です。
■きらりのおめぐ実(ファンファレ)
ビタミン・ミネラル・ビフィズス菌・食物繊維・ポリフェノール・オリゴ糖・クロレラをバランスよく配合。
■ルナベリー(ミーロード)
ヨーロッパで伝統的に用いられてきたチェストベリーや月見草オイルを配合。生理前や排卵期のニキビに。
生活の見直しと心身のケアでニキビレス肌を手にいれる
思春期の頃に悩んだニキビは、大人になった今でも私たちの頭痛のタネ。ですがあの頃とは違って、生活習慣やホルモンバランス、ストレスまで心身のケアをすることが大人ニキビの解消につながります。
正しくケアしてニキビのない美肌を目指しましょう!
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