陣痛などと比べ、産後の体の辛さというのはあまり認識されていません。
ですから、出産してお家に帰ったら、すぐに家事ができるような気がするかもしれません。もちろん家族も同じように思っていて、「赤ちゃんの世話するだけで昼寝付きでいつまでもだらだらしていていいなぁ」なんて言われた!という話もよく聞きます。産んだお母さん自身も産後の体のこと良く分からないから、「そうなのかな、私がなまけているだけなのかな」と思いがちです。
でも、そんなことはありません!
産後のお母さんは誰が何と言おうと、ちゃんと安静をとらねばなりません。産後の体のダメージは想像以上のものなんです!
産後の体ってどんな感じ?あの衝撃と同じです。
45,369 View妊娠中、陣痛や出産の痛みは想像しても、産後の体がどんな風になっているかはあまりイメージしていないもの。それでも人一人産みだした体はそれなりのダメージは受けています。なるべくイメージしやすいように助産師が語ります。
産後の体ってどんな状態だと思いますか?
出産後の体は、事故後と同じようなもの
出産した後の骨盤は、赤ちゃんのあんなに大きな頭がメリメリっと押し広げながら通り抜けてきていますので、実は腰がひどい捻挫をしたような状態になっています。誰かが交通事故にあったと聞いたら、何と言いますか?
「大丈夫?今は大丈夫でも、後から後遺症が出てくるって話もよく聞くから、ちゃんと休むのよ」って、多くの人が言うと思います。
産後も同じような状態なんです。その捻挫の程度は、出産が長引いたかどうか、妊娠中にどれだけ基礎体力や筋力をつけていたかどうか、などで変わってきますが、骨盤グラグラで捻挫した状態なのはみな変わりません。捻挫したらしばらく固定して安静にしますよね。産後も同じように考えていただけたら良いと思います。
それだけ頑張って赤ちゃんを産んだのですから、どうどうと休みましょう。そして、自分の体が今はこんな感じだということをしっかり家族に伝えましょう。
産後の1か月しっかり休めば、ちゃんと回復します
もちろん出産は事故とは違います。事故はありえない方向から衝撃を受けますが、出産の場合は体に組み込まれた仕組みなので、体が受け入れられる範囲での力になります。なので、安静にしてさえいれば、しっかり元の状態に戻ってくれるのです。
はじめのうちは、グラグラを支えるように、さらしや骨盤ベルトで支えるといいかもしれません。そうしながら、赤ちゃんのお世話以外はできるだけ横になるようにして、しっかり回復させてくださいね。
家事仕事というのは、少し腰を曲げた状態ですることが多いものです。その姿勢はとても骨盤に負担がかかります。違和感や痛みも出てくるでしょう。でもその姿勢でいると痛みが出るのは当然のこと。痛みや違和感がなくなるまで家事はしない方がいいのです。きちんと安静にしていれば、だいたい1か月くらいすると違和感がなくなってくるでしょう。
この期間にしっかり休むかどうかで、数か月後の体調に影響してきます。産後の1か月は、家族に甘えて、協力してもらってくださいね。
1
追い詰められたママのイライラは、子どもに向かう。それを救ってくれたパパの言葉
とげとげ。
2
赤ちゃんの肌にいいの?悪いの?冬至の「ゆず湯」の秘密
離乳食・幼児食アドバイザー 園田奈緒
3
産後のウラミは根深くて…10年経っても忘れられない夫の言葉
コノビー名作集
4
「勝ち負け」へのこだわりがエグい…癇癪を笑顔にかえる画期的アイデア
いそめし ちかこ
息子をめぐるバトル勃発!?「だれがすきなの?」への返答が、流石すぎ♡
コノビー名作集
やば…言いすぎた!?娘の夏休みの宿題との関わり方を考えました
コノビー名作集
夫よ、ごめん…!夕食の味噌汁がつい「濃いめ」になっちゃうワケ
コノビー名作集
家事の最中にしゃべり続ける息子。ママに話しかけているかと思いきや、実は!
コノビー名作集
思わずキュン…♡レストランで夫の対応に”惚れ直した”出来事
多喜ゆい
「ワーママの大変さ」を、パパが実感したのはこんな瞬間
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』
子が夫に質問「ママのこと大好き?」聞き耳をたてていたら、嘘でしょ…?
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』
座ったまま「ママ、お箸は~?」と聞く息子に、パパがひとこと。
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』