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公開 2015年03月30日  

「いいお母さん」より「幸せなお母さん」

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可愛い子どものために「いいお母さん」にならなくてはいけないって無理しすぎていませんか?「いいお母さん」になることが本当に子どもにとって幸せなことなのでしょうか?「いいお母さん」より「幸せなお母さん」のほうが子どもにとっても幸せなことだと思いますよ。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038010665

「いいお母さん」にならないといけないの!?

「愛する我が子のために、いいお母さんになりたい」と、母親なら子どものために「いいお母さん」になりたいって思いますよね。でも、「いいお母さん」ってどんなお母さんなんでしょうか?



「良妻賢母」という言葉があるくらいなので、いいお母さんっていうのは賢くて立派な母親でないといけないと、思いがちです。



母親なら美味しい料理が作れて当然。

母親なら子どものために手作りのおやつを作って当然。

母親なら毎日きちんと掃除洗濯をして、家の中をきれいに保つのが当然。



子どもが「きちん」と成長するために、しつけも「きちん」としないといけないし、子どもに不自由な思いや我慢は出来る限りさせたくないから、もっと頑張らないといけない。



いつの間にか、いいお母さんじゃないと子どもが不幸になる、いいお母さんじゃないのは子どものことを愛していないからじゃないかって、思いまで出てきたり・・。

お母さんの苦しみが子どもの苦しみになることも

だけどお母さんだって人間ですから、得意なこともあれば苦手なことだってあるし、好きなことがあれば嫌いなことだってあります。



料理の得意なお母さんもいれば、苦手なお母さんがいたって当たり前です。

家事が得意なお母さんもいれば、苦手なお母さんがいたっておかしくありません。

お母さんだからって何でも完璧じゃなきゃいけないなんてことはありません。



それに、どんなに「立派」なお母さんでも、毎日イライラしてたり、毎日疲れいてたら、子どもは幸せどころか心配になります。



「自分のせいでお母さんはこんなに疲れてるの?」

「自分のせいでお母さんはこんなに忙しいの?」

「自分のせいでお母さんはこんなにイライラしてるの?」



自分のせいでお母さんが辛い思いをしているって、自分のことを責めてしまいます。

お母さんの笑顔が、子どもを幸せにする

完璧なお母さんじゃなくたって「ママはあなたのことが大好きよ」って、最高の笑顔で抱きしめてくれるお母さんの方が、子どもにとっては「いいお母さん」のはずです。



料理が苦手だって、笑顔でおしゃべりしながら食べるご飯は子どもにとって最高のご飯です。多少部屋が汚れていたって、「今日はお掃除さぼって一緒に遊んじゃおうか」って、笑顔で子どもと遊んでくれるお母さんが大好きです。

子どもはお母さんの笑顔が大好きです。お母さんが幸せそうにニコニコしているのが大好きです。



完璧で「いいお母さん」でいるより、多少不器用だとしてもいつも楽しそうな「幸せなお母さん」のほうが子どもにとっても幸せだとしたら、お母さんももっと肩の力抜いてもいいって思えてきませんか?

お母さんが子どもの幸せを願うように、子どももお母さんに幸せでいてほしいって願っています。



子どもを幸せにしてあげるためにも、まずはお母さん自身が幸せになることが大事なのではないでしょうか。

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