油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」のタイトル画像
公開 2017年02月17日  

油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」

50,526 View

え…「和式トイレ」のトイトレが必要だって~!?


齢40で産んだ第三子の愛娘。

かわいいかわいいと育て、たまにとんちんかんな恰好でポーズを決めてもツッコミも入れずにきたせいか、最近は 「大きくなったらアイドルかモデルにしかなれないと思う」という、私が最も嫌いな高飛車な発言を繰り返す娘も、4月からは小学生です。

そして新入学時説明会。

先生からの重~い課題が、

油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」の画像1

和式トイレ!!!!

そうです。小学校は和式トイレだったのです。

上の子ふたりは男の子だったので、学校で個室トイレのお世話になる機会が少ないせいか、まったく練習などせずに入学させたのですが、今度は女の子。

もともと娘はトイレがあまり好きではなく、ギリギリまで我慢する癖があり、かつ保育園や家以外では用を足したがらないという、
一癖ある「トイレ嫌い」


しかも和式だなんて!これはきちんとトイレトレーニングしなくては!…と意気込んだ矢先、半年前の出来事を思いだしたのです

娘にとっての”初“和式トイレ

それは私の仕事で上京した際のこと。

年に数回、いや最近は月イチくらいで上京しているのに、地下鉄の路線図は迷宮にしかみえないし、東西南北がわからず、ひたすら天才バカボンの「西から昇ったお日様が東へ沈む~♪…あ!じゃあ、こっちが東か!」と口ずさみながら、ひたすら目的地へ向かう途中…

娘の「オシッコしたい!あー!!もう、もれそう、もれそう!!トーイレー!!」のコール!

「あー!!だからいったじゃないの!!んもぉ!さっきのお店でオシッコすればよかったのにーーー!!!」とかいいながら、辿り着いた駅の公衆トイレ。
 
空いていたのは和式トイレだけ

当然、和式トイレの経験のない娘は、尿意と和式トイレへの拒絶で半狂乱。とにかく「漏らす前になんとかせねば!」と思い、私の必死のレクチャー。

油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」の画像2
油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」の画像3

便器をまたぐまでは、よかった。
ズボンもパンツもよく下げた。

なのにスクッと、中腰で立ション。

もちろん、全部濡れました…。

そして再び、私のレクチャー。

油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」の画像4

そのあと、泊まり用に持参したパンツとズボンに替え、その場を後にしたのでした。

そんな和式トイレの思い出があるせいか、洋式トイレしか知らない娘に、どうやって和式トイレのトレーニングをしたらいいものかと、なんとも頭の痛い課題を就学前にもらってしまいました。

「和式トイレ」はどこにある?

「和式トイレで用を足す練習をする」と言われても、そもそも和式トイレはどこにあるのか

家はもちろん洋式ですし、思い当たる場所はどこも洋式トイレ。そもそも和式トイレは飛沫感染などの影響もあり、どんどん廃止されている最中。

昔膝の手術をしたあとに、なかなか膝が曲がらず、洋式トイレを探し回ったということはありましたが、まさか十数年経って、今度は娘のために和式トイレを探すことになるとは…

スーパーで見つけた「和式トイレ」

車で15分のスーパー。
そこに一つだけ、和式トイレがあることを思い出し、買い物ついでにトイレトレーニングしようと思いました。

いざ早速和式トイレを目の前にすると、「…できない…。なにこれ?…どうやってするの?」と、困惑する娘。またレクチャーか!またか!と思ったのですが、あーしてこーしてと言葉で説明すると、不安ながらもウンウンとうなづき、言われた通りに便器をまたぐ娘。

油断してた!入学直前の「和式トイレパニック」の画像5

あっさりクリアしました!和式トイレ!!

…といっても、たった一回ですから、次はどうかわかりませんし、便になるとどうなるか、ものすごく不安…。
なので、週末を利用し、頻繁にこのスーパーでのトイレトレーニングはまだ続きそうです。

娘が和式トイレを「怖い」と感じるのは、なんとなく分かるような気がしています。

私の子どものころは逆に洋式がまだ珍しく、ほとんどが和式トイレでした。そんな中でも、私の祖母の家は汲み取り式のトイレで、下をのぞくと深い穴の奥に汚物が浮いていて…
「ここに落ちたらどうしよう…」と、怖くて一人で行けなかった記憶があります。

慣れてしまえば、なんてことはないのでしょうが、足と足の間に水が流れ、そこに自分の排泄物があるわけですから、不快感と恐怖に包まれるのも、納得がいきます。

公立の小学校など、そう易々と改装できるものではないのですが、衛生面や利便性からもすべてのトイレが快適な洋式トイレになるといいですよね。

ひらたともみさんの書籍もおすすめ!

※ この記事は2024年03月11日に再公開された記事です。

Share!