さあ出かけるぞ!という直前になって子どもがぐずってしまう・・・ということ、誰しもが経験しているのではないでしょうか?なぜ子どもがぐずってしまうのか、その理由と、お出かけがスムーズにできるコツをお伝えします。
もう出発したいのに!出かける直前に子どもがぐずる5つの理由とは?
21,685 View皆さんは、さあ出かけるぞという、直前になって子どもがぐずった経験はありませんか?ぐずる理由と、お出かけがスムーズにできるコツをお伝えします。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038021118①今したいことがある
朝、出かける前に一番多いのは「まだ眠い」です。身体が十分に起きていない状態です。
眠いときはイライラしやすいし、ぐずりたくもなります。朝、少し早めに起こし、朝から体を動かす遊びをするとよいですね。できるだけ時間に余裕を持つために、ママパパは時間よりも早めに起きて、何もかも準備を済ましてからお子さまと関わるつもりで、ママパパが事前に計画を立てるとよいでしょう。
昼間出かける前に多いのは「もっと遊んでいたい」です。遊んでいる途中に「さぁ、でかけるから片付けて」と言っていませんか?大人もそうですが、自分のやりたかったことを中断されるとストレスがかかります。
コツとしては、遊びに区切りがついたところを見計らって出掛けましょう。例えば、お昼ご飯を食べたら、おやつを食べたらなど、遊ばない時間帯の後にでかけるようにすると良いですよ。
②体調が悪い
体調が悪い場合は、おそらくでかける前から様子がおかしいでしょう。だるそうにしていたり、元気がなかったりします。また、何を言っても反発する子もいます。熱がなくても、風邪のひきはじめだったり、熱が出る前の予兆だったりするので、お出掛けをやめることも考えてみた方が良いかもしれません。
しかし、どうしても出かけなければならない時はあります。そのような時はベビーカーなどを使用し、できるだけ移動の疲れを除きましょう。タクシーで目的地に行くことも良いでしょう。移動時間を短くすることが肝心です。
さらに、お子さまにきちんとお出かけについて話しましょう。「ママといっしょに、どうしてもお出かけをしなきゃいけなの。あなたが協力してくれたら、ママはとても嬉しいんだ。だからお願い。」と、お願いをしても良いですね。
また、体調不良を引き起こす原因として、ママパパが未来に対して思っている不安が伝わってしまう、ということがあげられます。「どうしても出かけたい!体調崩さないかな?心配だなあ」と必死に思っていると、その想いを受け取り、逆に体調を崩してしまいます。特に予定のことを考えず、「行けなくてもいいや」くらいの気持ちで、どっしりと構えていた方が良いでしょう。
③甘えたい
甘えたいからぐずっていることがあります。比較的、準備に焦っているママやパパは、この理由でぐずる子どもに手間取ります。ぐずっているから遅れてしまう!早くしなくちゃ!とより焦ってしまうために、子どもの気持ちを置き去りにしがちです。このような場合には、ただ何も言わずに抱きしめてあげましょう。膝の上に乗せて、一冊だけ本を読んでも良いです。
とにかく落ち着いて過ごす時間を、少しだけでもとってあげれば回復します。
④今は行きたくない
大人にだって、今はしたくない時ってありますよね。子どもにも、今は行きたくないという、「今」が大事な時があります。こればかりは、いくら未来に楽しいことがあることがわかっていても、変えられない感情です。誘ってみても「やだ」などと、こちらに関心を向けずに、他のことをしている場合はこれに当たるでしょう。
「今は」行きたくないという気持ちは、しばらく待てば消えます。もしぐずっていたら、「そっか。」と受け流してください。取り合わないことが一番の薬です。そしてその場から一旦離れます。その後しばらくしたら、また誘いに行ってみましょう。するとすんなり誘いにのってくれるかもしれません。
⑤自分でさせてほしい
自分でさせてほしいというぐずりは、イヤイヤ期の子どもに最も多いです。靴を自分で履きたい、服を自分で着たい、荷物を自分で持ちたいなどなど、理由は様々です。本来ならば、靴を自分で全部履かせてあげるのが一番の方法ですが、時間がない時は難しいですよね。
もし時間がないというときには、部分的にママパパが手伝う場所を決めましょう。靴を履きたいという願いなら、ママがやる部分と、子どもがやる部分を明確に伝えましょう。そして、子どもがやると決めた部分は何があっても手を出さないようにしましょう。そうすれば、自分で出来た満足感でお出かけがスムーズにできるでしょう。
出かける理由を子どもに話していますか?
今までの理由の中で共通していることがあります。それは、ママパパが何をするために出かけるのか、子どもにちゃんと伝わっていません。そんなこと話しても子どもにはわからないと思わずに、事前に伝えておくことが大事です。
相手が大人であれば、一緒に行動するときには約束をしたり、行動する順番を決めたりと、相手と話し合って決めますよね。基本的にママのための外出であれば、子どもにお願いをしましょう。大人と同じように、子どもにも感情があり、今やりたいことがあるので、事前に伝えるように努力してみるとよいでしょう。
伝え方が重要!予定を伝えるときのコツ
では、どのように伝えれば子どもに伝わりやすいのでしょうか。
子どもに伝えるときは、予定までの時間があとどれくらいあるのかもわかるように伝えなければなりません。例えば、子どもの頃、遠足に行くまでの時間を指折り数えた経験はありませんか?「もういくつ寝るとお正月」という歌のように、あとどれくらいでというのが具体的に伝えられた方が、子どもはわかりやすいのです。
では、その「あとどれくらい」がわかるように伝える時のポイントをお伝えします。
◆視える化する◆
目でみてわかるようにすると良いです。例えば、大きなカレンダーにシールを貼って、いつ、何をするのかを見ればわかるようにしておきます。時間を伝えるときは、ホワイトボードや、おもちゃの時計を使用します。時計の針の形を示して、「この形になったら出かけるよ」と伝えると良いでしょう。
◆数を具体的に伝える◆
先ほどのカレンダーを見ながら、「あと◯回寝たら△△に行くよ」などと話をします。予定までの日数を一緒に数を数えるのです。絵本を読む回数を伝える時も、この方法が良いです。「あと◯回読んだら、お出かけしようね」と、具体的に数で示しましょう。
まとめ
大人は、間に合わないかもという未来を想像し、焦ってしまいがちです。しかし、子どもは「今」の時間を大切にしています。ここにズレがあるから、子どもにはママパパが急いでることが伝わりにくいのです。
お出かけ前に子どもがぐずったら、「今この子は何を伝えたいのかしら?」と、少し子どもに意識を向けてみてください。その一つができるだけで、スムーズに準備が進んでいきますよ。
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