どうやら学校でよく泣く様子。
帰宅すると「今日は〇回泣いた」と報告するようになりました。
しかもそれは毎日毎日…。
どんな風に泣いたかまで、説明してくれます。
だからといって、「学校に行かない!」という選択肢は娘にはないようで、
「今日も元気に泣いてくるね!」的なニュアンスで、毎朝家を出ていきます。
先生は、娘・イロハにとても理解を示してくださり、本当に感謝しかありません。
どうやら娘は、自分の中のモヤモヤを一旦クリアにする方法手段が「泣くこと」のようでした。
娘がそんな状況の中、私もずっと心がけていたことがありました。
お風呂に入ると、学校での出来事を含め、今日一日、どんなことで泣いてしまったのか延々と話す娘・イロハ。
正直、「えっ!!なんでそんなことで大泣きしたの!?」と、言いたくなるような内容もありました。
もともと毎日泣く理由は、些細な出来事だとわかっていたので、じきに落ち着くだろうと信じ、とにかく大げさながら共感することに徹しました。
「今日は泣かなかった!」という報告に至るまで、3ヶ月。
つまり4月に入学し、夏休み直前まで、泣いていました。
真面目で臆病な性格ゆえに、些細なことであっても、本人には日々、一大ミッション。
新しい環境に早く慣れよう、みんなに追いつこうと頑張るがゆえに、涙する。
でも毎日ひと泣きすることで、娘・イロハの心の中は「よし!次は泣かないでがんばろう」という繰り返しで、泣かなくても消化できる力がついてきたようです。
はじめの1ヶ月は「なんでそんなに泣くことがあるのぉ~?」と、娘・イロハに対し苛立ちを感じることもありましたが、徐々にお風呂で愚痴を聞くのも心地よくなり、他の子は大丈夫でもイロハには抱えきれないことが数々ある、とだんだんと分かってきました。
それは同時に、日々成長する姿をこの3ヶ月間で見守れた、かけがえのない日々にも思えています。
子どもは泣いて大きくなると言いますが、小学校一年生にもまだまだ当てはまるものだなぁーと、改めて納得しました。