前回、ベルギーイクメンの旦那ハーンが思う「日本の学校の良いところ」は給食だ!というエピソードをご紹介しましたが…
今回は、その続きです。
おもむろに、「日本の教師は…日本人は笑顔の人が多いヤン」と切り出しました。
いや…ベルギーの先生も、けっこうニコニコしとると思うけどな…とツッコミを入れつつ、さらに聞いていると、
「それは日本の温暖な気候が関係している!」
と、主張するではありませんか。
彼がここまで力説するには、理由があります。
なんせベルギーは、年間通して雨がよく降る地域のひとつ。小雨なので雨量は大したことないのですが、晴れの日が少ない。
冬は昼の3時くらいに日が沈み始める日もあるし、気温もマイナス10度なんてことが普通にあります。
陽気でサバサバした人でも、長く厳しい冬を過ごしていると、いつの間にか眉間にシワが刻まれている…。そんな国なのです。
それに加えて、日本のような「お客様は神様」という文化ではないので、「必要な時以外は笑顔を見せない!」という店員も。だから、笑顔の人が少ないという印象なのかもしれません。
そんな国に暮らしている彼からしたら、確かに日本人はいつもニコニコしていると思ってもしょうがない…かもしれない。
そしてその理由を考えた時、「気候」というのも頷ける…かもしれない。
しかし、「日本」と言っても縦長の国なので、地域によって気候もさまざま。そしてもちろん、日本にもいろんな人がいます。
「日本の先生は、ベルギーの先生よりも笑顔が多い」と仮定するのであれば、それは先生たち一人一人が志を持って、そういう姿勢を貫いているからこそ。
日本が気候に恵まれているというよりは、そういう素晴らしい先生に出会えたことに乾杯なのです。
でも、旦那ハーンの「身近な大人の笑顔は大事」という主張には大いに共感したので、彼のあふれる日本人愛に免じて、「気候…の可能性もあるかもしれないね」ということにしておきました。
ともかく、日本の先生達の素晴らしい笑顔に感謝!の我々夫婦であります。