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公開 2020年12月11日  

「『理解ある親』をもつ子はたまらない。」/ 今日の、ひとことvol.23

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子どもにとって、どんな親がいい親なんだろう…ということに気付く、ひとこと。



心理学者 河合隼雄さんの言葉です。

「理解のある親」と聞くと、理想的な親のように感じますよね。

子どものどんなことでも受け入れ、理解しようと心がけている方も多いのではないでしょうか?

でも、成長する時には、子ども自身でもおさえ切れないような力がわいてくるものだと河合先生は言います。

子どもはそれを何でもいいからぶつけてみて、その衝撃の中で自らの存在を確かめてみるのだと。

それを、親がかんたんに「理解しているふり」をしてしまうと、子どもはぶつかるべき壁をなくしてしまいます。

たしかに、理解することはとても大切なことですが、それはかんたんにできることではありません。

大変なことをかんたんにできる「ふり」をしてしまってはいないか、壁になることをこわがっているだけではないか、時にはそんな風に自分自身に確認してみる。

そんなきっかけをあたえてくれる深い言葉です。

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河合隼雄『こころの処方箋』,新潮社,24p


毎朝更新しています! 明日もお楽しみに!

※ この記事は2024年11月16日に再公開された記事です。

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