俵万智さんが、子どもを生み育てるなかで詠んだ歌たちを集めた本からの一首。
当たり前のことだけれど、親は子どもの一生を最後まで見まもることができません。
それは当然だし、そうあるべきことです。
でも、子どもの毎日を見まもることが当たり前の今、そのことを思うと、とてもさみしい気持ちになります。
俵万智さんが歌っているように、子育てというのは、しだいに薄れていくきれいな虹の上を歩くようなものなのですね。
もどることはできなくて、振り向くことしかできない。
子育てに夢中な時間は、その当たり前のことをつい忘れてしまうけれど、この短歌をよむたびに、子どもといられる時間のかけがえのなさと切なさを思い出し、毎日を大切に過ごそうと思うのです。
息子よ、それでいいのか…。夏休みの自由研究、親はどこまで関わるべき?
今年も夏休みの工作のシーズンがやってきました...