6人の小説家がおすすめの本を紹介するエッセイ集から、山崎ナオコーラさんの言葉。
『岩波国語辞典』にまつわるエピソードの中で、死期を察しながらも新しい言葉を覚えようとする父親について語り、読書や勉強は将来のためだけのものではない、現在は未来のためだけにあるのではない、とつづっています。
「子どもの将来」というのは、とても大きなことです。
きちんとした大人になれるように、しあわせな未来のために、と先のことを考えて子育てをしていくことは、とても大切なこと。
でも、あまりに将来のことばかりを大切にして、今を後回しにしてしまうのは、つまらないですよね。
大人になってからの時間も大切だけど、子どもである今の時間も大切にしてあげたい。
そんなことに気づかせてくれる言葉です。
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