「わたしは眠っているときのこの子が いちばんかわいいと思いますし…」／ 今日の、ひとことvol.３４

モンゴメリの名作『赤毛のアン』シリーズからの一言。

幼いころに両親と死別したアンが、大人になって読んだ母親の手紙に書かれていた言葉です。

アンはこの手紙を読み、もう自分のことを孤児だとは感じなくなります。

スヤスヤと眠る子どもの寝顔を見て、「寝ている時がいちばんかわいい」と思う人も多いのではないでしょうか？

静かに寝息をたてる姿はまるで天使のようですよね。

でも、起きてみれば起きてみたで、元気よく動き回る様子やはじける笑顔も、やっぱりかわいくて。

結局、どんな時も「いちばん」と言いたくなるほど、子どもというのはかわいいものだということなのでしょう。

そんなことをしみじみと感じさせてくれる、愛情深い言葉です。

モンゴメリ『アンの愛情』,村岡花子訳,ポプラ社,162p

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