あなたも苦労してるのね…動物たちの「ざんねんな」育児特集

2017年のベストセラーランキング上位の『おもしろい！進化のふしぎ　続・ざんねんないきもの事典』（高橋書店）をご紹介！

本屋さんで見かけた方も多いのでは？

シリーズ累計160万部を突破した本書には、動物たちの「ざんねんな」生態がイラスト入りで紹介されています。

コノビーでは、特にどうぶつの「子育て」に注目し、厳選した内容をまとめました！

人間だけではない、広い子育ての世界をお楽しみください！！

カンガルーの赤ちゃんは、うまれてから半年間は、母親の大きな袋の中にとじこもってすごします。

この間、うんこやおしっこは袋の中でたれ流し状態。

トイレのように水あらいはできませんので、半年もたてば、ものすごい量がたまるでしょう。

しかし、袋の中はまったくくさくありません。

なぜなら、母親が袋の中に頭をつっこんで、ペロペロなめてくれているからです。

もともとミルクしか飲んでいない赤ちゃんのうんこは、それほどくさくありません。

とはいえ、お母さんの愛情がなければ、気ままにおもらしはできないでしょう。

シロワニは、名前にワニとついていますがサメのなかまです。

メスは、2つの部屋に分かれた子宮の中にたくさんの卵をうみます。

しかし、うまれてくる子どもは1部屋につき1ぴきだけ。

先に卵からかえった子ザメが、ほかの卵や、後からうまれた弟や妹をみんな食べてしまうのです。

そうして生き残った2ひきは、母親の子宮の中で1年もの時間をすごし、1m近くまで育つと、やっと外の世界に飛び出してきます。

こうしてより強い子孫を残しているわけですが、結局生き残れるかどうかは早い者勝ちだと思うと、理不尽な気もします。

バンは、春から秋にかけて子育てをする水鳥です。

ヒナの成長がとても早く、なんとワンシーズンに最大で5回も卵をうむことがあります。

親鳥は、産卵と子育てのくり返しで、てんやわんや。

そのため、手が回らなくなると、その年の最初にうまれた若鳥に、弟や妹たちの世話を手伝わせます。

しかし、若鳥だって遊びたい盛り。

弟や妹が手に負えなくなると、たまにグレて家出してしまいます。

すると、親鳥は若鳥を探し出し、なだめすかして再び子育てを手伝わせるのです。

こうしてけっきょく、家出は失敗に終わります。

いかがでしたか？

動物にもいろいろと育児の困難はあるようです。

次回は動物たちの「ざんねんな」夫婦関係をまとめてご紹介！

更新は4月6日(金)！お楽しみに！！


（編集：コノビー編集部　瀧波和賀）