家の中でふざけ合う兄弟。
変な顔を見せ合い笑っている様子が可笑しくて、可愛かったので写真に撮りました。
それを、いつもと同じように私の母(子どもたちから見ておばあちゃん)に送ることに。
この一文を読んで、楽しかった気分が一瞬で消え去りました。
そして母からのメールは、
「私はかわいいと思うけど、こんな顔、身内ウケしかしないよ」
「外でやらないようにちゃんと言っておきなさいね?」
と続きました。
ただ「変顔もかわいい!」と言ってくれると思っていたのに…。
期待とは違った返事にイライラし、モヤモヤしました。
実母は、自分の子どものことを遠慮なく「かわいいかわいい」と言い合える相手だと思っていたからこそ…。
「外で誰かに向けてやっていたら注意するし、迷惑をかけているならもちろんやめさせるけど、
家の中で子ども同士ふざけてやるくらいいいじゃん。」
私は、イライラしたままそう返信しました。
母の言うことに反論すると、それに対してまた反論される。
母と私は性格が似ていて、“仲のいい親子”だからこそお互いに遠慮もなく、ぶつかることが多いのです。
そのため、私の返信に対してまた何か言ってくるぞ。と身構えていたのですが…
返ってきたのは思わぬ言葉でした
返した言葉をそのまま受け入れてくれるなんて滅多にないことだったので、驚きました。
そして、母はこう続けました。
この返信を読んで、イライラした気持ちがすーっと消えていくのが分かりました。
母がたくさんの愛情を持って育ててくれたから、今の私があるんだ。
そう伝えました。
母もいろいろあって、今の母がある。
きっと祖母も。
みんないろいろあって、今の自分がいるんだ。
そう気付いたのです。
こう育てられたから、これが常識なんだと思わずに、あらゆる角度から見られるだろうか。
伝えたいこと・伝えたくないことを見分けて、子どもたちに残してあげられるだろうか。
もうすぐ「母の日」。
「イベントだから」と、流れ作業のようにお花やプレゼントを贈るだけでなく、
母のこと、祖母のこと、母になった自分のことなど、
改めて「母」について考えるいい機会なのではないかなと思います。