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公開 2015年05月16日  

妊娠中に気になる、便秘の原因と3つの対策を教えます

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女性の多くが悩まされている便秘、幼い頃から便秘だし当たり前だし気にしていないとおっしゃる方も多いです。妊娠中は特に気になる方も多いですよね。便は身体の不要物。身体に溜めておいて良いはずがありません。改善させていきましょう。

出典:https://instagram.com/p/1mFcRFvvdd/

便秘はいつから始まるの?

産まれたばかりの赤ちゃんは、毎日5~6回も排便をします。それは、腸内細菌がないことと、固形物を摂取しないことが原因です。母乳やミルクを飲みながら、口に触れる様々なものを舐めながら、たくさんの菌を身体に取り込み、少しずつ腸内細菌が増えてゆきます。生後1ヶ月半~2ヶ月になる頃には、1日1回の排便習慣となっていきます。



では、いつから便秘になるのでしょう。オムツからパンツへのトイレトレーニングの時期、トイレで排便するのを嫌がるお子さんもいます。幼稚園や小学校で排便するのが嫌で我慢するお子さんもいます。女の子であれば、思春期頃のホルモンバランスの変化で便秘となる場合もあるでしょう。



あなたの便秘はいつから始まりましたか?

便秘の原因は?

妊娠していなくても多くの女性が悩まされている便秘。考えられる原因は大きく3つです。



*腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)のバランスが悪い

 →食生活の影響

*便が硬くて動きづらい

 →水分摂取が少ない

*腸の動きが悪い

 →身体が冷えていて、腸の血液循環が悪い



他には、持病が原因であったり、内服しているお薬(特に鉄剤)が原因の場合もあるかと思います。

1.食生活の見直しを

長く続いてきている食事内容を変えるということは、難しいことかもしれません。同じように、長く続いてきた便秘を改善することも難しいことかもしれないんです。長く続いている症状ほど、改善に時間がかかるとお考えください。



まず、食事内容を見直す前に、食事スタイルを見直してみませんか。朝食・昼食・夕食の時間、間食の摂り方、食事にかける時間、一口で噛んでいる回数などです。食事内容にばかり意識がいきがちになるのですが、食生活というのは食事内容ばかりではありません。



食事の時間を整えるだけで、身体のリズムが整います。よく噛むことで食べ物が細かくなり、唾液とも混ざり、消化がスムーズになります。それだけでも、身体のバランスが良くなり冷えの改善にもつながります。腸の働きもよくなります。



同時に食事内容の見直しもできると良いですね。大事なのは、様々な食材を摂取することです。1日に30品目と言われますが、それだけの料理を準備することはかなり大変なことでしょう。1週間を通して、揚げ物ばかりにならない、野菜の種類を多く摂る、必ず汁物を入れる、などバランスに気をつけましょう。

2.運動習慣の見直しを

運動をする時間を取ることはなかなか難しいものです。意識してほしいのは、日常生活の中で筋肉を使うということです。



・椅子に座った時に、太ももから内くるぶしまでぴったりくっつけて座る

 →これだけで脚の筋肉を使うでしょう

・歩くときに、少し大股でヒップアップを意識してみる

 →これだけで膝の裏を伸ばし、おしりの筋肉を使います

・外出先でトイレを使用するときに、洋式よりも和式を選ぶ

 →これだけで短時間でもしゃがむという姿勢をとり、股関節の運動になります

・近所のスーパーまでは歩いて行く

 →短時間でも毎日歩く習慣をつける



便利さの裏に運動量の減少はあります。あると便利なものは、なくても良いものです。ちょっとした意識付けで、日常生活の中で運動量は増やせるのではないでしょうか。

3.入浴習慣の見直しを

食事と運動に合わせて、冷えの改善はとても大切です。日本には昔から入浴するという習慣があります。これはとても良い習慣です。入浴する習慣のない国もありますし、それらの国の方が便秘というわけではありませんから、なぜ入浴しなければならないのか、疑問にも感じるでしょう。



その国々で気候も違いますし、人種によって体格や体質も違います。食習慣の違いから、腸の長さにも違いが見られます。そういったものに合わせて、その国々で良い習慣というものが出来てきています。日本人が昔から入浴する習慣があったのは、日本人の身体に合っているからなのです。



夜、1日の疲れを取りつつゆっくり温まって眠ることで、自律神経のバランスも整います。どうしても毎日の入浴が困難な場合には、足湯をしてみましょう。入浴ほどの効果はなくとも、シャワーだけで済ませるよりも身体が温まることでしょう。

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