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公開 2015年05月06日  

手作りが苦手だと、母親失格!?手作り=愛情のあかしなのでしょうか?

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幼稚園~小学校低学年くらいまでって、お母さんの「手作り」を要求される場面がたくさんあります。もちろん苦手な人だっていますよね。私もそんな人の一人でした。でも、手作りが苦手だと、母親として失格ですか?

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144097637

お母さんの「手作り」は本当に当たり前なの?

幼稚園や保育園~小学校の低学年くらいって、

色々な場面でお母さんの「手作り」を求められます。



まず幼稚園や保育園の入園、小学校に入学するとき、

幼稚園や学校指定の「袋物」ってやつがたくさんあります。



中にはサイズをきっちりと指定してきて、

既製品にはないようなものまであります。



またお遊戯会や学校行事などでは、

子どもの衣装作りをしないといけないこともあります。



その他にも、クリスマス会やバザーといった行事があると

そこで「手作り」の作品を出さないといけなかったり。





でも、お母さんだからって全員がお裁縫得意なわけじゃないですよね。



それでも、周りというか、世の中はなぜか

「手作りは母の愛情のあらわれ」

っていう固定観念のようなものがあるようです。



子どもはお母さんの手作りで、母親の愛情を感じることができるとか

多少へたくそでも、お母さんが作ってくれたってことで子どもは嬉しいとか

母親も、子どもの喜ぶ姿を想像しながら作ることは幸せなはずとか・・・



昔から母親はそうしてきたもの、女性ならできて当たり前って

固定観念が世の中にはまだまだあるようですが、

苦手なものは苦手だってお母さんだって必ずいるはずです。

「手作り」が苦手なのは母親失格!?

私もお裁縫は大の苦手で、息子の幼稚園の説明会に参加した時に

「マジで、どうしよう・・・」って本気で悩みました。



初めての子どもだったので、

これが苦手な母親は母親失格なのか?

子どもへの愛情が足りてないのか?

って本気で落ち込んだほどです。





でも、落ち込んだからといってできないものはできないので

私は、自分で作ることをあきらめました。



息子の時は、実家の母に頼みました。



ミシンを買って実家に持っていき

息子と一緒に好きな布地を選んで、

母に「お願いします」と。



だけど、息子は私と自分のお気に入りの布地を一緒に探すってことだけで

大満足してくれました。



母が作ってくれている間、私自身に余裕があるので

その分子どもとめいいっぱい遊んであげることも出来ました。



もし、自分自身で作ってたら、その間ずっとイライラして

子どもにも当たり散らしていたはずです。





娘が入園するときは、思いきって既製品に頼ることに。



多少サイズが違ったりもしましたが、

娘は自分の好きなデザインのものを選べたのですごく喜んでいました。



実際に手作りが苦手なお母さんが、頑張って作ったものに対して

子どもが「これイヤだ・・・」って言って、

ショックを受けたって話も聞いたことがあります。



子どもだって、お母さんの手作りだからすべて嬉しいってわけではないんです。



自分の好みじゃないもの、そんなに上手じゃないものを持たされても

あんまり嬉しくはない、という子どもも。



それに手作りじゃないから、自分は愛されていないなんて

子どもだって思っていません。



それよりも「お気に入りのバッグ一緒に探そう」って

二人でワクワク選ぶ時間がとっても幸せだったりするんです。



手作りのバックももちろん愛情だと思いますが

自分のモノを、一緒に選んでくれるっていうのだって

立派な愛情です。

自分の「愛情」に自信を持とう

手作りをすることが母親の愛情だって「幻想」に囚われすぎて

無理して頑張って、他のことができないくらい忙しくなったり

ストレスが溜まったりして、

時間的にも精神的にも余裕がなくなって、子どもや家族に当たってしまうより



できないことはできる人、サービスにお任せして

自分なりの「愛情」をかけてあげれば十分なんじゃないでしょうか。



今はバッグや衣装などを作ってくれるサービスもいっぱいあります。

「母親失格」って後ろめたさを持たずに、上手に利用していいと思います。





お裁縫だけでなく、お料理だって同じです。



お母さんの愛情たっぷりの手作り弁当やおやつって言われても

苦手なお母さんはいるはずです。



冷凍食品や市販のお菓子ばっかりじゃ、

子どもにとって良くないと言ってくる人もたくさんいます。



だけど、冷凍食品だろうが市販品だろうが、

お母さんが子どものことを思って選んであげて

「おいしいねぇ」って一緒に喜べればいいんじゃないでしょうか?

私はそう思います。



手作りだけが母親の愛情表現ではありません。

自分の「愛情」にもっと自信を持ってくださいね。

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