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公開 2018年09月21日  

「あと少しだけ、お母さんの抱っこがいい」息子が笑って保育園に行くまでの話

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【「子どもの“行きたくない気持ち”と向き合う」特集記事】この数ヶ月、慣れているはずの保育園でのお別れがとても辛くなってしまった息子。でも…あるきっかけで、息子の気持ちを知ることができたのです。


保育園に通い始めて1年半

2歳頃から保育園に通っている息子。

これまでの1年半、「行きたくない」と泣いたことはありませんでした。

むしろ「玄関でハイタッチ!じゃあねバイバーイ!!」くらいの明るさがあったので、私はすっかり安心しきっていたのです。

ところが…

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ここ2ヶ月ほどの間に、すっかり「保育園行きたくないモード」になってしまいました。

前の晩から「明日は保育園お休みだよね…?」と聞いてきたり、

朝の支度にとても時間がかかってしまったり。

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いちばん辛いのは、朝のお別れの時。

私の胸にしがみついて離れてくれないのです。

保育士さんに引きはがされ、泣き叫ぶ声を背に仕事に行かねばならないのは、胸を締め付けられる思い。


でも…


私は心のどこかで、「こんなもんだろ、3歳児」と思っていたのです。

子どもの涙にふりまわされてはいけない。

「大丈夫だって!」と笑って見送ることが母としてのおおらかさだ。

どっしりと構えていることが一番なんだ。


…と。

あるコラムとの出会い

そんなある日、コノビーの「子どもの『行きたくない気持ち』と向き合う」という特集と出会い、三輪ひかりさんのコラムを読みました。

そこには、私にとって本当に驚くことばかりが書かれていたのです。

●保育者の「泣いてても、さっといなくなってください。すぐ泣きやみますから」の言葉に感じる違和感

●子どもが自分でバイバイするタイミングを決められる「余白」、という考え方



これらは、私が今まで全く考えたこともなかったことだったし、心にすとんと落ちてくる新しい提案でした。

息子の「行きたくない気持ち」と向き合う

このコラムを読んで、私も「離れたくない」という息子の心にもう少し寄り添ってみよう、と考えました。

そのためには、ちょっとだけ早く支度を整えて、時間をつくる必要がありました。

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そして、息子が満足するまで。

「もう大丈夫」と安心するまで。

抱っこでも、なんでもいいから試みてみました。

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こうして、今のところ…

息子と私は毎朝、保育園の片隅でひっしと抱き合っています。

そして満足した頃にお別れ。

もう、息子は泣かなくなりました。

まだ始めたばかりの試みなので、これがいつまで続くのか、いちばん効果のある方法なのかもわからない。


「昨日できなかったことが今日はできるようになる」こともあるし、

「昨日できたのに今日はできなくなった」こともあるのが子どもなんだろう。



だけど、それもよりも、

息子には「お別れのためのタイミング」があったのだと知れたことが、私は嬉しいのです。

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※ この記事は2024年12月01日に再公開された記事です。

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