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公開 2015年08月11日  

ベビーマッサージとは?赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるベビーマッサージの効果

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「ベビーマッサージ」ってよく聞くけれど、なんだろう?大人のマッサージと何が違うの?と感じていらっしゃるかたはいませんか?実は、赤ちゃんの感覚器官の中で一番最初に発達するのは、「皮感感覚」です。ベビーマッサージは、そんな赤ちゃんの皮膚に触れることで、脳の刺激につなげるものなんですね。そんなベビーマッサージの効果についてまとめました。


ベビーマッサージとは?

ベビーマッサージとは、赤ちゃんに優しく触れるマッサージです。「マッサージ」と聞くと大人のリラックスマッサージをイメージしますが、ベビーマッサージはタッチするケア。赤ちゃんの体をなでさすりマッサージすることで、発育をよくして、体の動かし方を促していきます。



ベビーマッサージには、赤ちゃんにとってよい効果がいっぱい!その中のいくつかを紹介いたします。

ベビーマッサージの効果とは?

★睡眠を深くする

ベビーマッサージを10分間すると、30%眠りを深くするといわれています。特に、寝付きの悪いお子さんや夜中によく起きるお子さんにはおすすめ。



★心肺機能を高める

「風邪をひきにくく、風邪をひいてもひどくならない子」になってほしいですよね。赤ちゃんに運動させるわけにはいかないので、マッサージはおすすめです。将来息切れしない健康な体につながります。



★発育発達を促す

「自分の体はこんなに動くんだ」と赤ちゃんに教えてあげることができます。寝てばかりのお子さんよりも、マッサージをしているお子さんの方が発育が早いのはこのためです。



★子育ての自信

お子さんの好きな動きや、好きなタッチ、そして健康になるためのツボを知っていると「触ったら泣きやむ」育てやすいお子さんになり、ママとしての自信もつきます。



★脳の活動が活性化する

赤ちゃんの感覚器官の中で一番最初に発達するのが「皮膚」感覚。大人でいえば神経に当たります。赤ちゃん期の皮膚は全体の19.7%を占めており、まるで脳の1/5を刺激するようなもの。そのため脳の活性化につながります。

京都大学でもその効果が認められています

これらのことは、京都大学の研究でも証明されています。

生まれたばかりの赤ちゃんは物と触れた時に脳の活動が活性化することを、京都大大学院教育学研究科の明和政子准教授(発達科学)らが突き止めた。触覚の刺激が脳の発達に深く関わっていると考えられる。



明和准教授は島津製作所(京都市)と共同で、赤ちゃんの脳活動を測定できる帽子型のオリジナル装置を開発。生後数日の10人にかぶせて実験を行った。



眠っている赤ちゃんの聴覚(音楽や声を聴かせる)▽視覚(光を当てる)▽触覚(手に振動を感じさせる)を刺激し、脳の活動状況を示す血液中の酸素濃度を計測した。

その結果、聴覚と視覚刺激では脳の活動は一部のみだったが、触覚刺激では広範囲で酸素濃度の上昇がみられた。



明和准教授は「赤ちゃんの脳は活動することで未熟な状態から発達する。

体に触れる刺激が最も脳を活性化させるのでは」と話している。(2012年3月)

また、kansai close up でも、同じような記事が掲載されています。



赤ちゃんはたくさん触れてもらうことで「愛されている」ことを感じます。敏感な皮膚にたくさん触れることで「愛されているというしわ」を大脳に増やすことができるのです。

まずは気軽な気持ちでベビーマッサージにトライ!

いいことだらけのベビーマッサージ。ここで重要なのは、手順より、マニュアルより「たくさん触る」こと!そしてママも楽しんでいること。



「赤ちゃんに触っていると気持ちいい~」「楽しんでいる表情が出てくると自信がつく~」と、おむつ替えや寝かしつけ、いろんなシーンに取り入れてみてくださいね。

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