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公開 2018年10月11日  

嬉しそうな夫!幸せな気持ちが溢れる出産体験談<投稿コンテスト応募No.3>

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出産のタイミングは突然やってくるもの…!
立ち会い出産予定だったのに間に合わなかったという方も多いようです。

産まれてきてくれた赤ちゃんに幸せな気持ちがいっぱいな、もけさんの体験談をご覧ください!


>【第一話】から読む

私の通っていた病院では、新生児は新生児室に入り、ママも授乳時以外はガラス越しでの対面式でした。

その為、ママ以外は出産時に立会うか分娩室の外で待機していないと、退院するまでは赤ちゃんを抱っこをすることができません。

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出産に立ち会う場合は事前に申請をする必要があったので、夫に「サインして」と同意書を渡したら「何のサイン!?」と驚いていました。

どうやら、「離婚届にサインして」と言われたと思い焦ったようです。ドラマの観すぎですね!

同意書を提出した数日後の朝、いつもと違い痛みが引かない…。
不規則に痛むので前駆陣痛だと思い、何かあったら電話するからと夫を見送りました。

しかし、夕方になっても一向に痛みが収まる気配はなく、耐えきれず病院へ。

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朝からの痛みは本陣痛だったようで、病院に着いた時には、子宮口全開。
そのまま分娩台に直行しました。

そして、先生が到着し一言。
「ご主人、外にいるの?」

「あっ」

頭の片隅にはありましたが、実際に何かあったときに私が連絡をしたのは、タクシー会社と病院でした。
メッセージだけでも送っておけばよかったのですが、その時は痛みに耐えながら、「自宅で出産」にならないようにする事が精一杯でした。

結局、夫に電話をしたのは、分娩台にのってからのモニターや点滴の準備中。
電話をかけてる途中で陣痛がきて、痛みに耐えることを諦めてる私では詳細を伝えられず、夫も「何?どういうこと!?」って感じだったらしいです。

通話中スマホを持っていてくれた先生が、会話をできそうにもないと判断して電話を切っていました(笑)

夫の職場を聞いた先生の「こりゃ間に合わないな」の一言で、現場は出産の態勢に変わりました。

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先生の予想通り、夫が到着した時は、分娩台の上で燃え尽きている私と産後の経過観察中の助産師さんの姿だけ。
お互いに「間に合わなくてごめん」と言いました(笑)

抱っこができなかったとしょんぼりする夫に、助産師さんが「今なら赤ちゃんに会えるかもしれないですよ!」と新生児室に確認をとってくれました。

そして、新生児室に入る前なので抱っこOKと聞き、急いで移動する夫。

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無事に抱っこと記念撮影をしてもらい、分娩室に戻ってきた夫はとても嬉しそうでした。

その姿と写真を見て、立会い出産はできませんでしたが、幸せな気持ちで出産を終えることができました。

ライター名:もけ


※ この記事は2024年11月27日に再公開された記事です。

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