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公開 2015年04月15日  

現地の暮らしを肌で感じる。今はやりの“暮らすような旅”のすすめ

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今年のはじめに約1ヶ月間、フィンランド・エストニア・イタリア・スペインの4ヶ国に夫と子どもと旅行にでかけました。宿泊はホテルで優雅に・・・ではなく、現地の方の部屋を借りての「暮らすような旅」!そんな旅に役立つのが、今話題急上昇中のサービス「Airbnb」。そんな「Airbnb」の使い方も含め、子連れだからこそ楽しめる“暮らすような旅”の魅力をお伝えします。


“暮らすような旅”が今年のトレンド!

リクルートの「じゃらん」の調べによると、ここ数年で旅行のトレンドが変わってきているとのこと。



ここに行って、これを食べて…と決まっているパッケージ化された旅行から、旅を通じて理想の暮らしを実現できる“暮らすような旅”“滞在型の旅”をする人が増えているそうです。



“滞在型”というと、なんだか子連れには難しく感じるかもしれませんが、いえいえ、実はまったくの逆。



今回我が家のヨーロッパ旅行は、30泊のほぼすべてを「Airbnb」で見つけた現地のアパートメント物件で過ごしていましたが、これが予想以上に子連れにぴったりでした。

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実は子連れにやさしい、暮らすような旅の魅力とは

まず、アパートメントタイプの物件に滞在する魅力のひとつは、キッチンと洗濯機が付いている物件が選べること!



ホテルの食事は旅の一つのおたのしみではありますが、とはいえ長期の旅となると、ホテルの食事ばかりでは子どもたちが食べたがらなくなったり、体調を崩してしまうこともしばしば。



でも、キッチンがあれば大丈夫!体調や食べたいものに合わせて、自由に食事ができますし、異国のスーパーや市場で食材の買い物ができるのもアパートメントタイプの物件に滞在する魅力のひとつです。

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また、食事をするタイミングや時間も自由なので、予約に合わせる苦労から解放されます。



実はわたし、これまで、旅先で食事の時間にどうしてもうまく合わせることができずにいたんです。



子どもたちは、旅先ではいつもと違う時間にお昼寝をしたり、おやつを食べたりしてしまうので、予約の時間にお腹がすきにくいばかりか、ちょうど眠くなってしまったり、レストランでぐずぐずしてしまったり…と、旅行先での食事は悩みのひとつでした。



けれども、今回の旅は、アパートにキッチンが付いているおかげで、自分たちのペースで食事ができ、余計なストレスを抱くことなく、食べる楽しさを満喫することができたのでした。

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そして洗濯機。これも子連れの旅にはもう欠かせません!2泊くらいまでなら着替えを全部持っていけばよいのですが、2人の子どもで、3泊以上となると、とてもではないですが、荷物が多くて持ち運べませんよね。かといってコインランドリーを使うのも、ちょっと面倒。



でも、アパートメントタイプの物件を選べば、自宅にいるのと同じ気軽さで洗濯ができます。子どもが食べこぼしても、泥んこになっても、海や川に入ってもへっちゃらです!



食事と着替えが自由になるだけで、旅はこんなにもノンストレス。一度トライしたら親も子どもアパートメント滞在にはまってしまうこと間違いなしです。

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現地のひととお話する機会にも

そんな"滞在型の旅"を強力にサポートしてくれると評判なのが、こちらの「Airbnb」というサイト。こちらのサイトでは、滞在予定先をクリックすると、現地での滞在場所をリストアップしてくれるだけでなく、オーナーさんとの鍵の受け渡しのやりとりなどまで、一括して行うことができます。

それだけでなく、その土地の美味しい料理やレストランの情報を聞いてみたり、スーパーの場所を教えてもらったりと、自然と現地の方とやりとりする機会が増えるのも、こういったサイトならでは。



旅行本には書いていない現地情報をゲットすることで、ますます“暮らすような旅”に近づくこと間違いなし。海外の方とのやり取りでは、英語が中心になるので、英語でのコミュニケーション力をつけることができるかもしれませんね。

パッケージ型の観光にはない、ゆったりとした時間が“たからもの”

さて、そんな滞在型の旅で、30日もヨーロッパにいたのに、思い出すのは美術館や観光スポットではなく公園ばかり。



今回の旅では、宿泊先は事前にある程度決めていたのですが、宿泊以外は何一つ調べずに出かけたので、朝起きて、「さて今日はなにしようか」とみんなで相談し、天気が良い日の大部分は近所で公園を探して遊んでいました。



知らない遊具や、見たことのない草花、そして外国語のお友だちとの遊びに、子どもたちはどの国でも大はしゃぎ。



観光旅行だと、あれとあれを見物して、これを食べて、これを買って…とスケジュールがハードになりがち。でも、事前計画はあまりせず、いつもよりちょっと長めに滞在してみることで、「せっかくだから何かしなくちゃ!」と焦ることもなく、ゆっくり子どもと旅先の暮らしを楽しむことができました。



公園で買ったその土地のお菓子や、現地の子どもたちに教わった遊びこそ、本当の意味での“海外体験”だという気がしています。

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Airbnbのサイトには海外だけでなく、もちろん日本国内にも物件が多数ありますので、もしも長めにお休みを取れるチャンスがあるようなら、ぜひ一度、ちょっぴり長期の滞在型の旅にトライしてみてはいかがでしょう。今までの旅とは違う体験を、お子さんと一緒にできること間違いなしです。



我が家の長男は4月に小学校に入学しました。学校に入ると、息子には息子の都合や約束も出てくるので、親の都合だけで気軽に休むのは難しくなってしまいますよね。小さなうちこそ、滞在型の旅に出るチャンスかもしれませんね。



次回はイタリアのトスカーナで体験した、“子連れファームステイ”をご紹介します!

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