私は何かに取り組む時、あらかじめ関連する知識をある程度把握してから実作業に入るタイプです。
従って、初めての出産のときも、地域の母親学級への参加はもちろん、雑誌、出産体験記、育児ブログなどなど、あらゆる媒体から知識を得た上で臨みました。
しかし、どれほど事前に知識を持っていても、予想外のことは得てして起こるものです。
今回は、出産時に私が経験した「予想外の事態」について紹介しようと思います。
まず、夜中の2時頃から陣痛が始まりました。
陣痛間隔が5分になったので、朝方に旦那さんが運転する車で病院へ向かいました。
そしてその日の23時半頃に無事娘を出産したのですが、その間に私に起こった主な「予想外」は以下の4つでした…!!
ひとつずつ、お伝えしていきます。
運よく、病院の朝ごはんを頂けることに。
出産は体力勝負だという事前知識を得ていたので、陣痛の合間にもりもり食べました!
その後、少々嘔吐してしまいましたが、あまり気にしていませんでした。
ところが、続いて昼食も完食したものを今度はまさかの全リバース!
旦那さんと助産師さん(ちょうど胎児の心拍を確認しに来ていた)の前で盛大に嘔吐しました…。
助産師さん曰く、「あまり知られていないが、出産時に嘔吐する妊婦さんは割と多い」とのこと…。
き…聞いてない…。
21時を過ぎたあたりにようやく子宮口が全開に!!
実は、それまで陣痛が痛すぎるあまり、旦那さんにありとあらゆる罵詈雑言を浴びせていました。
確かに陣痛は想像を絶するほど痛いのだろうなとは思っていましたが、ここまでひどい状態になるとは思っていませんでした(もちろん旦那さんには出産後に謝りました(笑))。
そしてついに分娩室へ移動!!
その時点で既に体力の限界に近く、「あ…産まれてもきっと疲れすぎて感動できない気がする…」と悟っていましたが、もうすぐ赤ちゃんに会えることだけを心の支えに必死でいきみました。
しかし、赤ちゃんがなかなか出てこない…。
無情にも体力だけがどんどん消耗していきます。
結局、分娩室に入って1時間後に娘が産まれました。
産まれた瞬間は絶対感動するだろうと思っていましたが、出産直後の私は疲労困憊かつ満身創痍になっていたため、全く感動することが出来ませんでした。
出産って本当にすごいんだなぁ…(遠い目)。
出産翌日。さっそく赤ちゃんのお世話が始まります。
しかし、すぐに「これ絶対必要!!」と思ったアイテムがあります。
そう…円座クッションです!!
会陰切開したことで股が痛むため、まともに座れないのです!!
なんということでしょう…!こんなの聞いてない…!!
だからと言って、立ったまま授乳するわけにもいかない…。
授乳室で円座クッションが全て使用中だった時の絶望感は計り知れなかったです。
(家でも安心して座れるように、入院中に旦那さんにお願いして、すぐに円座クッションを買いに行ってもらいました)
許可が下りたので出産後初めてシャワーを浴びに行ったら、その後、胸のあたりが濡れている感じが…。
体が温まったせいで母乳がひっきりなしに出てきていたのです!!
最初から母乳の出がそれほどいいわけではなかったので母乳パッドもあてておらず、大慌てで授乳室へ搾乳しに行きました。
まさか、シャワーを浴びただけで胸元がびしょびしょになるなんて思いもしませんでした…。
(とは言え、湯冷めしたらあっさり止まりましたが(笑))
私にとって出産は予想外の連続でした。
経験しないと分からないことって結構多いものですね。
しかし、予想通りだったことは、やはり我が子は可愛いということ。
いや、予想以上に可愛かったので、やっぱりこれも「予想外」ですかね?