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公開 2018年11月08日  

娘の習い事選びで知った「やりたい気持ち」の本当の威力

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年齢があがると考えたくなるのが、どんな習い事をさせるのがいいの?ですよね。習い事といっても学習塾やピアノ、サッカーなどのスポーツ系といろいろな種類があります。間違えて「子どもがイヤがる習い事」を選んでしまった我が家のケースです。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038020601

習い事の基準は?


我が家の習い事といえば、幼稚園の間は問答無用で水泳でした。

自分自身がやはり幼稚園の頃に水泳を習っていたのと、子どもたちには小学校入学前にある程度泳げるようになっていてほしい!という想いがあったからです。

しかし、幼稚園時代の次女は水に顔がつけられないタイプ。

どれだけお風呂で声掛けしても、ぴちょりとアゴ先をつけることもできません。

こりゃだめだ、ということでスイミング教室に。

先生が次女を抱えて一緒に潜ってくれるというダイナミックな教室でしたが、意外にも次女は「そういう場所なんだ」とすんなり受け入れてくれました。

大失敗!我が家のケース

次女の成功で味をしめた私。

小学校4年生の長女にも苦手なことにチャレンジさせようとしました。

それはズバリお勉強です!

でも、いきなりかっちりした学習塾に入れたらきっと長く続かない。

そう考えたので、教室の雰囲気がよく、ユニークさもある学習塾を見学しました。

体験教室にも行ったところ、長女は「行きたい」と。

やったね!と、喜び勇んで手続きをしたまではよかったのですが……。

最初の頃、楽しそうに通っていた長女でしたが、だんだん顔が曇り始めました。

どうしたのか聞いたら、「宿題が多すぎる」とのこと。

確かに、家でやるワークはいくつかありました。

はじめは物珍しさも手伝ってやっていたのですが、一度溜まると雪だるま式に膨れ上がるワークが嫌になってしまったようなのです。

「これは私がやりたいことじゃない」とハッキリ言われてしまいました。


「やりたい習い事」に行かせるとここまで違う!

では、と長女とじっくり話をしました。

「なにがしたいのかよく考えて」と。

そうしたら、意外な答えが。

「お母さん、工作はお勉強じゃないからダメなの?」

確かに長女は昔から工作上手。

そのへんにある適当な材料でパパッと自分が思い描いたものを作ります。

じゃあそういう教室がないか探してみよう、と探したら、ありました!

美術系の講師の先生が教えてくれる立体造形の塾で、絵を描いてもいいし、工作してもいいというゆるさ。

「これなら大丈夫かな?」と行かせてみたところ、

大・正・解!

「明日は塾ある?」

と、前日からワクワクし、一人で全部準備をし、帰ってきたら何があったのか、たくさん聞かせてくれます。

そして「来週も楽しみだなあ」と常にニコニコ。

長女の好きなことをやらせると、こんなにもやる気が違うのか!と目からウロコでした。


まとめ

それまで長女は、工作で私や先生が褒めることはあっても、他の大人からほめられることはあまりありませんでした。

工作の塾に行ったら、先生が具体的にほめてくれるのがすごく嬉しかったようです。

しかも、同じ工作や美術が好きな大人がほめてくれる!

さらに「ここをこうしたらよくなるんじゃないかな」というアドバイスもあって、その通りにやってみると本当によくなる。

ただ「工作が好き」から「何かを作る時に自分がたりなかったもの」をいい形で長女が知ることができたようです。

また、「じっくり取り組む」ということを知ったのもよかったと思います。

家ではスペースが限られているので、工作はその場で作っておしまい、が多かったのですが、工作教室では数週間かけてひとつの作品を作ることができました。

最後の方はかなりげんなりすることもあったようですが、時間をかけて作ったものはやっぱり違うんだ、という発見は、長女にとって大きな収穫でした。

そしてそれに伴い変わったのが勉強に対する姿勢。

「習い事に行く前に終わらせる!」と自分でやるようになりました。

なぜ急に勉強もやるようになったのか聞いてみたところ、

「嫌なことは先に終わらせる!」とのお返事。

とはいえ、以前お勉強の塾に通っていた時のようなやる気のなさMAXのような取り組み方ではなく「これが終わったら好きな習い事にいける!」という非常に前向きな姿勢。

その甲斐もあって、テストの点数もちょびっと良くなってきました。

本人が好きなことを応援したり協力したりすると、相乗効果で苦手なことが頑張れることもあるんですね。

習い事って、親としては、つい周りの評判とか将来役立つかとか考えちゃうんですが、やっぱり本人のやる気があることが一番なんだなあ。と、大反省したかーちゃんでした。

※ この記事は2024年12月07日に再公開された記事です。

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