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公開 2018年11月03日  

我が子にも言ってあげたい。帝王切開中のわたしを救った「あの言葉」<投稿コンテストNo.46>

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初めての帝王切開に緊張していたむすぺろさん。
手術中の不安な気持ちをほぐしたのは、意外な人物だったそうです。


>【第一話】から読む


当時9ヶ月目で逆子と切迫早産と診断され、38週で帝王切開して産むことになりました。

帝王切開と聞いた時少しだけ怖いと伝えたら、「麻酔もするし、無痛分娩みたいなもんだよ」と、助産師さん。


その言葉を真に受けて、楽観的に当日を迎えたのですが…。

帝王切開当日の朝

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私のかかりつけの産院では手術前に腸内洗浄を行うことになっていたのですが、手術予定日3日前に痔になってしまったんです。

妊婦はなりやすいと聞いてはいたけどまさか自分もなるとは…。


その後の準備で麻酔を効きやすくするためのお薬を投与し、分娩室へ。


しかしそこでは、浣腸ごときで騒いでたのが馬鹿らしくなるぐらいの、思わぬ事態が待ち受けていました。

不安を救ってくれたもの

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帝王切開に限らず、大きな手術をしたことがなかったので、こんなことになるとは思ってもおらず…。

祝杯ムードから一気にざわつく助産師さん達。

鳴り止まない警告音。



胎盤をかき出している時の幸せな気持ちは消え、頭に浮かぶ最悪の出来事…。

(実は私の兄弟の奥様が甥を出産した後すぐ亡くなってしまっていたので、自分の置かれた状況を悪い方に捉えすぎてしまっていたのかもしれません。)



そんな時、フラリと院長が現れて(すごい軽いノリで来たけど)「大丈夫だよ」と言ってくださって、自分の置かれた状況をようやく認識できたのでした。



そしてその後、息子一番最初に触らせてもらえました。

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と、思ったとか、思わなかったとか…(思いました)



この時もまだ意識が朦朧としていて、『一番最初は無理だろうな』なんてことを考えていたんです。

だから余計に配慮してくださったことが嬉しくて…。

産院との信頼関係


出産は命がけです。

それを一番身近で支えてくれたり、尽力してくれるのは家族だったりするけど、実際にお産を助けてくれるのは産院ですよね。

そういう意味でも産院との信頼関係はとっても大事。

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私は通院・入院してる間、わからないことがあったらすぐに質問するようにしていて、不安なことや感謝も伝えていたのでお互いに信頼できていたと思います。

だから院長先生の言葉もスッと入ってきたのかな…と。



これから出産を迎える妊婦さんで、もし不安があるならどんどん質問して、少しでも安心してお産を迎えてほしいなあと思っています。

おまけ


「大丈夫だよ」って言ってもらえるのって、本当に安心する!

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「え?!昨日お腹切ったのに?!」と驚いた私に、「最近のお産はこんなものよー!大丈夫大丈夫!」と看護師さん。

あまりのスパルタ予定に別の意味で涙したのでした。


ライター:むすぺろ

※ この記事は2024年10月13日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #46
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