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公開 2018年11月22日  

何もかもイヤ!小1息子が入学後に見せた不安定さを振り返ってみた

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ある日突然、家でぐずるようになった小1の息子。何をするのも嫌と言い、常にトゲトゲした態度に、こちらもイラつく日々でした。今までにない息子の姿と、無力な母の当時の心境を振り返ります。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001096

小1男子、滑り出しは驚くほど順調でした


この春、小学校に入学した息子。

転居と同時の入学なので、同じ学校に知り合いは4年生の姉ひとりです。

しかし親の心配をよそに、すぐに友達もでき、学校は楽しいと言います。学童では、学年に関係なくみんなと遊んでいる様子。

ふざけたり、やんちゃをしたり、担任の先生曰く「小1男子らしい」の息子。赤ん坊のころから気分にむらのない子で、宿題もさっさとやります。

姉や近所に住む従姉とも仲良しで、新しい土地での滑り出しは順調すぎるほどでした。

地獄の第2次イヤイヤ期はある日突然に

ところがゴールデンウィークももう間近というある日を境に、ほぼ毎日ぐずるようになりました。

プリントは終わったのに音読をやりたくないというので、「かっこいい音読聴きたいな」「音読上手だよね」など、褒めてやる気スイッチを探るも…

「嫌だ! 音読は嫌い!!」

明日の準備をしているときに「一度にふたつも用意できない!ひとつずつ言って!」と怒るので、1回1回指示するも…

「何回も階段昇って取ってくるの、嫌だ!」

「嫌だね」「つらいんだね」「うんうん」「わかる、わかるよ」と、共感する言葉をかけて何とかお風呂へと誘導しようとするも…

「今お風呂入りたくない、嫌だ!」

入浴後はいつまでもすっぽんぽんでボーッと過ごしているので、風邪をひくよと注意すると、

「めんどくさい、パジャマ着たくない。パンツの柄が気に入らないし、このシャツは嫌だ!」 

ご飯のおかずが気に入らないと言っては「嫌」、学校は楽しいけれど「嫌」、宿題の絵が上手に描けないから「嫌」、普段は仲良しの姉と同じおやつなのも「嫌」。

なんでもかんでも嫌嫌〜!!!

息子にも言い分はあるのでしょうが、とにかく「嫌」の一点張り。

まるで地団駄のように足をばたばたさせ、時には母を叩いたり、蹴ったりもします。

抱きしめて落ち着かせようとしてもダメ。

1年生にしては大きい息子を抱っこしてもダメ。

母が代わりにやってあげるのもダメ。

褒めてもダメ、叱ってもダメ。

2歳ごろの「イヤイヤ期」がかわいく思えるほど!もうお手上げでした。


秋の訪れとともに息子の心に変化が?

入学式の翌日から給食がスタートし、1週間後には5時間授業が始まります。

また息子はそのあとも学童保育で夕方6時まで過ごします。

ランドセルは重く、徒歩5分の学校でも子どもの足では15分かかるし、宿題の出ない日はないし、毎日の時間割を揃えるのも一苦労。

学校にも学童にもお友達はいっぱいいて、楽しいけれど気を遣うこともあったのでしょうし、40分間の授業は、それだけで疲れてしまいます。

春の小学校は学校行事も多く、土曜登校に授業参観。運動会の練習もすぐに始まります。

なすすべもないまま、こんな状態で夏休み!?と思ったけれど、夏休みの学童保育ではいつも通り過ごしていました。

そして、夏休みが明けて久しぶりの登校。

暑さが落ち着くとともに、なぜか不思議と息子の気持ちも穏やかになっていきました。


【まとめ】

今思えば、あのぐずぐずは私への甘えであり、息子の心と体の悲鳴だったのでしょう。

冷静になった今なら、落ち着いて振り返ることができます。

本当に何もしてあげられなかった。

タイムスリップしてあの頃に戻っても、何かをしてあげられる自信はありません。

ただ時間が経ち、息子に体力がついて、学校というものに慣れただけ。

親のできることと言えば、学校の準備をきちんとして送り出すことくらいでした。

話を聞き、見守ること。

時間が経てば落ち着くだろうと、ドーンと構える。

…とはいえ、私はあと何人産んでも、そんな風にはなれないかもしれませんが(笑)。


※ この記事は2024年10月13日に再公開された記事です。

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