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公開 2018年11月07日  

「謎の音」から始まった私の出産体験記<投稿コンテストNo.61>

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陣痛・破水・おしるしのうち、どれかがきっかけで出産になると考えていたおちあゆさん。でも、実際は違ったようで……。


>【第一話】から読む


息子を妊娠中、私は痛みへの恐怖から様々な出産エピソードを読みあさり、出産は
1、 陣痛
2、 破水
3、 おしるし
この3つのどれかをきっかけにやってくる!と覚悟していました。

そして迎えた予定日5日前の夜。
なんとなく生理痛のような鈍痛と腰痛を感じていましたが、「これが前駆陣痛ってやつかな〜?」と軽く考えて(多分ちがう)、いつものようにゆったりと入浴し日課となった昇降運動を済ませ、旦那とベッドに横になりました。

すると突然、下腹部から

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という謎の破裂音?衝撃音?が。

「えっ破水の音!!?もっとパンッて感じじゃないの??」
「ベッド濡れて…ない!てことは破水じゃない…???ていうかあああああいてええええええ!!!!」
謎の音からものの数秒後、激しい痛みが襲います。

間隔を測る暇もなく、突如2、3分おきの陣痛の波が押し寄せてきたのです。

初産時は時間がかかることや産院に行っても帰されるなどのエピソードを知っていた私は産院への電話をためらいましたが、これはどう考えても間隔が短い!!

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息も絶え絶えに電話をとりますがまともに会話ができず、旦那に代わってもらいます。

産院到着後、子宮口の開きはすでに6cm。やわらかかったようで、当直の助産師さんの

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という一言が忘れられません。
(当時は「そりゃそうだろ!!」と思いましたが、ここから何時間もかかることがほとんどなのですね…)
即分娩台へ上がり、なんと最初の痛みから約2時間半のスピード出産で息子が誕生したのでした。

あの音は一体なんだったのか…産院に着いた段階ではやはりまだ破水もしていなかったようで、担当医に聞いても

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とのこと。
私の出産は、陣痛からでも破水からでもおしるしからでもなく、原因不明の「音」からでした。
つくづく、前例など通用しませんね。

あれから2年半、息子もだいぶ言葉が話せるようになったので、いつかいわゆる「胎内記憶」で産まれてきたときのことを話してもらえないかな〜と楽しみにしています。

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ライター:おちあゆ

※ この記事は2024年12月04日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #61
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