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公開 2018年11月13日  

想定外の「スピード出産」だった、わたしの出産体験記<投稿コンテストNo.81>

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破水からスタートした出産は、想定していたものとは全然違った!こじこじさんの出産体験談です。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250006010

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予定日が近づいても生まれる気配がない


出産予定日は7月。

今年の夏は、ただでさえ猛暑。

臨月の妊婦は人一倍暑い……。

出産予定日よりも早く産まれて欲しくて朝に散歩(運動嫌いなので20分歩いてバテてたからあんまり意味なかったかも)したり、ジンクスを信じてオロナミンCやカレーを食べたりしたけど、一向に産まれる気配なし。

予定日一週間前の検診でも子宮口もまだ固いからすぐには産まれないとのことでした。

予定日が近づいてくると、早く産まれてほしいどころか40週を過ぎたらどうしようと思い始め、毎日ソワソワ。

夫は予定日と前後合わせて3日間休みをとってくれていたけど全然気配がないので、予定日2日前には、明日の検診が終わったらお昼に焼き肉を食べに行こうと話していました。

いつもに増して激しい胎動。


その日の夜に、夫の帰りを待っていたところいつもよりも赤ちゃんが強めのキックをしたので、「今日は一段と元気だなぁ」くらいに思っていたら、その直後に夕飯の支度をし始めたらおりものがたくさん出たような感覚が……。

あまり気にせずに、帰宅した夫と夕飯を食べる準備。

トイレに行くといつものおりものとは違い、薄ピンク色の液体……。

「破水かも…」

心配してソワソワする夫とは反対になぜか落ち着いていた私。

とりあえずごはんを食べてから病院に電話し、そのまま病院へ。

「初産だし出産は明日の午前中だね」


検査の結果、やはり破水。
NST(ノンストレステスト)をしつつ、抗生剤の点滴。

その頃には、生理痛のような痛みが定期的にあったけれど思いの外痛くなく、助産師さんも「初産だし出産は明日の午前中だね」とのことだったので夫はそのまま帰宅し、私は病室で待機。

この時点で、22時。

まだいっぱい寝れるだろうと思い布団に入ったけれど、徐々に痛みが強くなり、間隔も5分かそれ以下になってきてなかなか寝れず……。

それでも1時前に助産師さんが見に来てくれたときにはまだ普通に会話ができる状態でした。


そこから、事態は急変。

更に強くなる痛み。

トイレに行くと急に気持ち悪くなり、大分前に食べたはずの夕飯も全てリバース……。

夫に「痛くてヤバい」とLINEを送ると直後に痛みと共に赤ちゃんの頭が出てきそうな感覚が……!

ナースコールをしてももう、「痛い!」しか言えず。

来てくれた助産師さんと一緒に慌てて陣痛分娩室へ。

急激に進むお産!夫は?先生は?


立ち会い希望だった夫がなかなか来ず、準備に忙しい助産師さんに「押さえてて!」とお願いして痛みの波がくる度にお尻を押さえててもらい……。

準備が出来上がったところへ夫もきていよいよ本格的にお産。

痛みといきみたい感覚がピークで「力を抜いて!」と言われても勝手にいきんでしまい(「できないー!」と叫んでた)、皆が予想外の早さで赤ちゃん産まれちゃいました。

先生も間に合わず、裂けてしまった会陰の縫合の時にようやく登場……。

想定外のスピード出産を振り返って思うこと


陣痛分娩室へ移動して分娩台に上ってからおよそ30分、陣痛開始からほぼ5時間のあっという間の出来事。

破水したところからみても6時間くらいと、本当に早い出産でした(出産後と退院時には助産師さんに「2人目はもっと早いから気をつけてね!」と何度も念を押されました)。

初産は半日以上かかると皆に言われていたから、終わったあとはなんだか拍子抜けでした。

あまり体力も使わず、午前2時過ぎの出産のあとその日一日は会陰の痛みが気になるくらいで普通に歩きまわっていました。

あとから思うと、パニックになりいろいろ叫んだり、助産師さんに迷惑かけたなぁと反省……。

ただ、「子宮口○cm空いてるよ!」とか言われたり、夫と陣痛の時間を一緒に戦うとかしたかったなぁ。


赤ちゃんの方はというと、早すぎたお産のために赤ちゃんの血中酸素値が低く、3日程保育器に入ることに……。

先生に言われた時は心配で泣いたけれど、退院してからは毎日元気いっぱい!

こじつけだけど、夫の連休に合わせてくれたり、陣痛の痛みの時間を短い時間で終わらせてくれたりと、あっという間のお産はわが子の最初の親孝行だったのかもしれません。

今思えば、保育器生活の間も産後の身体を休めてねという赤ちゃんの気づかいだったのだと勝手に思っています。


ライター:こじこじ

※ この記事は2024年10月02日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #81
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