小学校に入学し、1学期は「行きたくない」という日はあるものの、一緒に登校する友達もできた長男。
しかし2学期の運動会を終えたあたりから、毎日「学校行きたくない……」と言うようになりました。
一番大変だった12~3月の間は、毎晩「学校嫌だ!」と30分間大泣きするので、さすがに心配に。
朝も行きたくないと愚図るので、何とか着替えさせ、下の子2人を連れて一緒に登校していました。
「いじめられる」と口にすることもあったので、担任の先生にも相談。
「様々なことを言う子がいますからね……。〇〇君は優しいので、そう感じるのかもしれません。
それと好きな女の子に好きな気持ちがバレバレで、避けられているのもあるかもしれません」
と説明を受けました。
年少の頃から、女の子とばかり友達になっていた長男。
スクールカウンセラーにも相談へ行きました。
「低学年だとまだまだ人付き合いも初心者。
友達との距離の取り方は難しいので、家で練習してください。
大人でも、人との距離の取り方は難しいですからね」
とアドバイスされ、話しかけ方や距離の取り方を練習しました。
慎重派男子。小1の2学期からはじまった「登校渋り」が解消されるまで。
6,738 View大人しく、慎重で繊細、何事にも慣れるのに時間がかかるタイプの子っていますよね。我が家の長男はまさにそのタイプ。「石橋を叩いて壊すほどの慎重派」なんです。そんな長男ゆえ、小学校に慣れるは時間がかかりました。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002271毎晩「学校に行きたくない…」と30分泣き続ける
学校で「心の充電」を使い切り、家で溜めるイメージ
スクールカウンセラーとの面談では、他にも学びがありました。
「小学生といっても、低学年のうちは赤ちゃんみたいなものですよ。
いっぱい泣かせてあげて、ゆっくり話を聞いて、お母さんとの時間を作って心の充電をしてあげましょう。
また学校に行く勇気が出ますよ」
といわれ少し安心もしました。
また、当時我が家ではゲームは1日15分のルール。
しかし「1番好きなことを1日15分しかできないなんて、大人でも苦しくないですか?
学校では頑張っているのですから、帰宅後は思いきり好きなことをさせてください。
さすがに2~3時間はやり過ぎですが、今の子は1時間くらいしますよ。
ゲームが仕事にもなる時代ですしね。
学校で心の充電を使い切り、家で充電を溜めるイメージでいてください」とのアドバイスも。
この「帰宅後に思いきり好きなことをさせる」ことで、長男も少しずつ変わったように思います。
ママとの時間も欲しがるので、読み聞かせをするなどして、のびのびと過ごすことを心掛けました。
スクールカウンセラーと話す中で、「大人で考えてみても」という考え方も学びました。
それまでは大人でも難しいことを、子どもに求めていたのかもしれません。
どうしても行けない日は、学校を休ませました。
「ゲームはしないで、家で勉強をする。こういう日は2~3ヶ月に一度」と決め、
結局そういうことは2回しかありませんでしたが、休むと心も落ち着いたようです。
長男の「慣れのペース」を把握
2年生になってからも、1学期は「学校に行きたくない」という日もありました。
しかし2学期になってからは「今日は早めに学校に行ってドッジボールするんだ」と言ったり、
休むと
「図書館に行ったり長縄跳びをしたかったのに」
「家だと暇でつまらない。学校行けばよかった~」
と言うようになりました。
友達とうまくいかないと「行きたくない」という日もありますが、自分なりに好きなものも見つかったようで、一安心。
今思い返すと、長男の場合、
「最初は愚図らないけど、2学期くらいから慣れて半年間くらい行きたくなくなり、2年目以降にやっと慣れる」
という慣れのペースがあったよう。
実は幼稚園入園時も同じ流れだったのです。
悩みに悩んだ1年半でしたが、学びも多い期間でした。
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