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公開 2018年11月23日  

「痛くない」だけじゃない!無痛分娩の意外なメリット<投稿コンテストNo.106>

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計画的に進めていきたい第二子出産。よしよしさんが選んだのは「無痛分娩」。心身ともに落ち着いて出産するという方法でした。ところが助産師さんもパニックに陥るまさかまさかの展開に!

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10248013478

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一人目が突然の入院、出産とドタバタだったため、二人目は落ち着いて出産したい、また、主人も立ち合いたいという思いから、無痛分娩を選びました。

そして、予定日の前日に入院し、翌日の出産に備えました。

出産予定日当日は、朝7時から1時間おきに錠剤の促進剤を服用し、お昼くらいに陣痛が始まったら無痛の薬を入れて出産する、という計画でした。なので、主人は病院に11時ころ到着の予定でした。



朝8時、2錠目の促進剤を飲み、朝ご飯を食べていました。

朝ご飯の写真を撮ったり、テレビを見たりとのんびり過ごしていると、8時半ごろなんとなくお腹の痛みを感じました。

まさかこんな痛みが陣痛なはずはない、とのんびりトイレに行って戻ると、2分おきに痛みがあり、半信半疑でナースコールしました。

すぐに助産師さんが内診してくださると、助産師さんが焦った声で「大変!頭が見えてる!」と。

それからの助産師さんは、とても大変でした。

急いで分娩室に連絡をとり、私を車いすに乗せ、「どいてー!!産まれそう!!」と廊下を叫びながら車いすを猛ダッシュで押して走ります。

2階の部屋から3階の分娩室まで行く途中のエレベーターの中で、急に「そういえば、ご主人立ち合いをご希望でしたよね。」と思い出した助産師さんに、「一応電話しておいてください。」と言われました。

えぇ!頭出てるから間に合うはずないけど……と思いつつ、そんなことを言い返す余裕もなく、出産間近の陣痛の最中の私は、言われるがまま渡された携帯で主人の携帯番号をおしました。

ところが、つながりません。

すると、「ごめんなさい!これ院内PHSで、外部とはつながらなかったわ!」と。

「どうしましょう?」と聞かれたのですが、もう家にいる主人が間に合うわけもないので、「もう立ち合わなくて大丈夫です。」と答えました。

あとから考えると、突っ込みどころ満載な状態ですが、私も、それ以上に助産師さんがパニックでした。


そして、車いすに乗せられて分娩室につくと、なんと分娩室の隣りの部屋ではスタッフが全員そろって朝のミーティング中。

そこへ車いすの、頭が半分出かかった状態の妊婦が来たので、そのまま全スタッフに見守られての豪華な出産になりました。

陣痛開始から20分、分娩室に入ってから17分の、超スピード出産でしたが、たくさんの人に見守られながら無事産まれした。

無痛の処置は間に合わず、結局自然分娩になりましたが、産後もとてもよい状態の安産でした。

また、病院始まって以来のスピード出産でした。


もちろん主人は間に合うはずもなく、産まれてから電話をしたら、

「早いね!もう家を出たほうが良い?」

と聞くので、

「そうね、もう隣りに赤ちゃんがいるからね。」

と答えました。


多分、無痛で産めるんだ、という心のリラックスが、体のリラックスにつながったり、息子にも伝わったりして、こんなスピード安産になったのだと、今振り返ると思います。

そう考えると、無痛にはならなかったけれど、無痛分娩を選択してよかったなと思います。また、入院してなかったら車の中で産まれていたかもしれないと思うと、本当に前日から入院していてよかったなと思います。

無痛分娩の違った効果を、これから出産する妊婦さんに伝えられたらなと思い、記事を書きました。


ライター:よしよし

※ この記事は2024年12月09日に再公開された記事です。

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連載「第一回 記事投稿コンテスト 『出産』」 #106
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