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公開 2018年12月14日  

子どもの「電車遊び」はどんな「学び」につながっている?わが家の長男の場合

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小2の長男は電車が大好き。「他のものにも興味を持ってほしい」や「電車好きな子は頭の良い子が多い」など、熱中する子どもへの意見はさまざま。せっかくならと、我が家で考えた電車遊びを学びにする方法を紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174009795

社会に国語……文系科目に自然と慣れ親める!


電車って、意外と学べることが多いんですよね。

特に、文系科目とは相性バツグン。

たとえば……


■駅名で地理

電車遊びにつきものな駅名。

電車の本や地図を読むと、自然と地理の勉強になります。

新幹線の停車駅を覚えるだけでも、日本の主要都市が大体分かります。


我が家では、新幹線の停車駅、住んでいる地域や主要都市の路線図を壁に貼っています。

駅名すごろくも遊びながら学べるのでおすすめ。

また、地域によって雨や雪、坂やカーブに強い電車などがありますよね。

電車の特徴を知ることで、その地域の気候や地形も学べます。


■ニュースで社会

電車のニュースは、テレビでもよく流れるのでチェックしています。

大雨や台風のときに電車はどうなるのか、どうして運休になるのかを話すことも。

新たな車両の開発や、車両の引退といったニュースを見ることで、電車の歴史も学べます。


■リアルで社会体験!

電車遊びはリアルが味わえるのも良い点。

車社会の県に住む筆者ですが、シーズンごとに電車に乗る機会を作ってます。

近場でも、私鉄でも嬉しいようで。

また、「新幹線を見に行く」ことを目的に駅に行くのもおすすめ。

入場料(駅によって異なるが、我が家の利用駅は140円)を払えば2時間見ることができ、入場券1枚で新幹線だけでなく在来線の改札内にも入れます。


■駅名で漢字

駅名と結びつくのが漢字。

駅名で見ていると、自然と漢字も覚えるようです。

小学校低学年で習う漢字も多く、「新橋の『新』」「仙台の『台』」などと、関連させて覚えていけます。


算数や音楽も負けてない!


学べるのは、文系科目ばかりではありません。


■料金や時間で計算

車両数、時速、乗車料金、乗車時刻と、電車は自然と数字に触れ合うことができます。

どの新幹線が何両編成か覚えたり、連結や分割を考えたりすれば、足し算・引き算の練習にも。

東京に妹がいて電車で遊びに行くこともあるのですが、それが楽しみで長男はよく乗車時刻を調べています。

実際に乗るときには、切符を買うのも長男の役割です。

また、次の旅行計画と称し、「東京~京都、金沢、仙台、秋田、新函館北斗」など、区間でかかる料金と時間を比較してみると、大人も楽しいのでおすすめですよ。


■音楽

音楽も好きな長男は、一時期「列車の発車メロディー」にハマり、You Tubeでよく聴いていました。

列車の走行音も、子どもはさまざまな表現をしますよね。

耳を鍛えるのにも良いと思います。

電車だけでも色んな教科を学ぶことができますね。


何より親も楽しめるのが電車の良いところ。

まだまだ電車好きでいてほしい、と願っています。


※ この記事は2024年11月10日に再公開された記事です。

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