お七夜や命名式って何するの?お祝い金や料理などまとめてご紹介!
5,671 Viewお七夜は赤ちゃんが初めて体験する日本固有のセレモニーです。ですが、お七夜のルールは地域によって違いがあり準備や手順に手間取る事も少なくありません。そこで今回は、お七夜・命名式での料理やお祝い金についてなどまとめて解説します!
お七夜とは
お七夜とは、生後7日目に赤ちゃんに名前をつけ、白紙に書いて神棚や仏壇などに貼ってお祝いをすることです。
両家の親戚など身近な人々を招待し赤ちゃんの名前をお披露目する「命名式」を行う事から、「名づけの祝い」とも呼ばれています。
お七夜は生後7日目に行うもの?
お七夜は生後7日目に行われるのが一般的です。
しかし、お七夜は生後7日目より遅れても構いません。
出産という大仕事を終えたばかりで起き上がるのも辛いというママも珍しくありません。
その為、しきたりや形式に囚われず出来る範囲でアットホームに行うのが近年の主流になっています。
ある程度の人数を呼んで行う場合は、ママの体調が回復した頃に行うのも良いでしょう。
お七夜を行う場所
地域によっても異なりますが、父方の実家で行うのが本来の習わしで赤ちゃんの両親ではなく父方の祖父がお客様を招待します。
ですが結婚すると親と同居するのが当たり前だった頃ならともかく、今では少し事情が違っているようです。
ママが里帰り出産から戻っていない場合はママの実家で、このタイミングで赤ちゃんを外出させるのが心配な場合は自宅でと臨機応変に場所を選ぶのが一般的です。
お七夜には誰を呼ぶ?
昔は親戚一同に加えご近所さんなど大勢を招待する家庭が多かったようですが、今ではごく親しい親戚だけでこじんまりと行うケースがほとんどのようです。
遠方から親戚を呼ぶ人は稀で、赤ちゃんのお祖父ちゃんやお祖母ちゃんに加え、近所に住んでいる親しい親戚だけを招待する、もしくは家族3人だけで済ませるという人も珍しくありません。
但し、血縁者以外の人に名付け親をお願いしている場合は失礼のないようにご招待した方が良いでしょう。
命名式(命名書)の書き方
お七夜では命名式に使う命名書が欠かせません。
正式には父方の祖父が筆書きするのが決まりですが、家族3人だけで行う場合はパパが書いても問題ないです。
ここでは一般的な書き方についてご紹介しましょう。
中央上:大きく「命名」と書く
中央:大きく赤ちゃんの下の名前を書きひらがなでふりがなを添える
左側:赤ちゃんの生年月日を平成など元号で書く
右側:父〇〇、母○○、名付け親がいる場合は命名者〇〇と書く
右側:父母の名前の下に長男長女など続柄を書く
命名書を招待した人にお披露目したら神棚・仏壇・鴨居といった神聖な場所に飾るのが本来のやり方ですが、無ければ赤ちゃんの枕元やベビーベッドなど目立つ所に貼っておきましょう。
お七夜でのお祝い金やお祝い返しについて
お七夜に招待された方は、お祝いを持参するのが一般的です。
5,000円~1万円程が一般的な相場になっています。
ご祝儀を頂くと分かっていると内祝いとしてお返しを用意すべきか考えますよね。
ですが、原則的にお七夜で頂くご祝儀に対してお返しを用意する必要はありません。
当日に振舞う料理や飲み物がお返しの役目を担っている事になります。
とは言え、実際にお金(お祝い金)を頂く訳ですから当日の料理だけで済ますというのも気が引けますよね。
それなら、お土産としてちょっとした菓子折りを準備しておくという手もあります。
お七夜で準備する定番料理
お七夜で出す料理は、尾頭付きの鯛やお赤飯をはじめ蛤のお吸い物といったお祝い膳が定番です。
生後100日目を祝うお食い初めのメニューと同等と言った方がイメージしやすいかもしれませんね。
とは言え、ママも準備を手伝う場合、出産して1週間足らずで本格的なお祝い膳を用意するのは簡単ではありません。
その為、最近ではお寿司や仕出し料理を注文したりケータリングを活用する人も多いようです。
安静が第一の産褥期に無理をして体調を崩してしまうよりは、多少の費用が掛かっても手軽に済ませたいという人が多いのかもしれませんね。
お七夜セットとは
お七夜セットを大きく分類すると、命名式に使う命名書のセットと料理のセットに分けられます。
命名書のセットはまるでフォトフレームのような2面または3面の額縁が主流で命名書を中心に、赤ちゃんの写真や手形・足型などが納まるようになっているものもあります。
もう一つは、お七夜を一緒に祝う為に集まってくれた招待客に振舞うお祝い膳のセットです。
本来はお食い初め用として販売されているケースが多いようですが、縁起物が揃っている事からお七夜用として取り寄せる人も少なくありません。
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんが産まれて初めてのお祝い行事なので、まだ育児に慣れていないママも多い時期だと思います。
そんな時は両親に頼ったりして無理のないように行いたいですね。
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