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公開 2018年12月04日  

産後のダメージは交通事故レベル!?育児のスタートは満身創痍

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自身の壮絶な産後うつ体験を、漫画と文章でつづったブログが大きな話題となったミィさん著作『脱 産後うつ 私はこうして克服した』(講談社)より、多くの方に知っていただきたいエピソードを4日連続でご紹介します。


出産は交通事故に遭うようなもの!?


陣痛がきた夜は、運悪く夫が出張で不在でした。

夜中の3時から陣痛が始まり、「これは陣痛かな?」と疑いつつも、「ただの腹痛だったら恥ずかしいな」と思い、トイレでいきんでみたり、ベッドに移動してみたり……。

そうやって痛みを我慢しているうちに、一睡もせずに夜を明かしました。

朝8時になんとかタクシーを呼んで産院に向かったときには、陣痛はかなり激しいものになっていました。
  
病院に着くと、「子宮口が8cm開いてます! あと数時間で生まれますよ!」と言われました。

なんと私は、初産にもかかわらず、子宮口が8割方開くまで我慢してしまったのです。

その後3時間いきみ続けた末、吸引分娩で3300gの赤ちゃん(男児・以下、大ちゃん)が誕生しました。
  
生まれた瞬間に「旦那さん、到着しましたー!」という声が聞こえました。

あれほど取り乱し、すべてのエネルギーを使い果たしたのは生まれてはじめての経験でした。

人生最大の大仕事を成し遂げた達成感に包まれたのもつかの間、産後2時間ほどで助産師から歩くように言われました。

しかし体に力が入らずに、一人で立ち上がることもできません。

足はまるで生まれたての子鹿のようにプルプルと震えました。

また「悪露(おろ)」というものがあるのは知っていましたが、思っていたよりずっと大量で驚きました。
  
そして、さまざまな不調が体を襲いました。

それもそのはず。個人差はありますが、出産は骨盤が開いて靱帯が緩んだ状態なので、体は交通事故に遭ったときのようなダメージを受けているのだそうです。

それでも出産は短距離走なので、瞬発力と気合で何とかなりました。

でも、これから始まる育児はフルマラソン。

しかも出産でパワーを使い果たし、ボロ雑巾のようになった体で、休む暇もなくそのフルマラソンがスタートするのです。



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ボロボロの状態ではじまった、初育児はどうなる…?

気になる続きは明日、12月5日(水)公開!


(編集:コノビー編集部 瀧波)

※ この記事は2024年11月22日に再公開された記事です。

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