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公開 2018年12月18日  

ヒヤヒヤ!小1娘の下校風景をこっそりのぞいてみた

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現在小4の娘が1年生のときに通っていた学校は、家から徒歩5分。ある日、ベランダから娘の下校姿をのぞいてみると、そこには驚きの光景が…?

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10230001722

校門から出てくる娘を待ち構えること20分


就学前に「通学路をお子さんと一緒に歩いてみてください」って必ず言われますよね?

もちろん我が家も登校の練習はしました。


ただし我が家から校門までは、100mもありません。

普通に歩いてくれば、子どもの足でも1、2分。

走れば30秒もかからず帰ってこられるほどの近さ。


春休みに念のため家族で歩いてみましたが、通学路は1本道で見通しも良く、全体の3分の2は自動車も通らない歩道で信号もないので、間違いようがありません。

間に寄り道したくなるような公園などもないし、友人宅もあってつねに大人の目があることも安心材料でした。

通学路や登下校に関しては気になるところもなく、安心して入学式を迎えたのです。


入学してから半年がたったある日、所用で仕事を早退しました。

家事をしたり、持ち帰りの仕事をしたりしていると、家に帰る娘の行動がふと気になりました。

下校時間に合わせてベランダから覗いてみると、歩いて帰ってくる小学生はちらほらいるものの、娘とその友達の姿はありません。

結局それから20分後にようやく、校門から出てくる娘を発見しました……



寄り道の理由は数えられないほどあるのです


友達と何やらおしゃべりしながら、友達と校門から出てきた娘。

キャッキャとはしゃいでいるようで、まっすぐ進みません。

あっちへふらふら、こっちへふらふら。


そのうち何かを見つけたかのように、道端へ吸い寄せられていきます。

座り込み、何やらみんなで見ています(クローバーかな?)。

かと思ったら突然走り出し、追いかけっこがスタート!


さらに途中で違う友達と会って、小学生による井戸端会議。

後ろを振り返りながら、友達と話す娘。

案の定つまずき、転びそうになっています。


さらにさらに何かを追いかけ、またも通学路からそれていく小学生たち。

おそらくバッタか何かでしょう。


15分以上かかって車道までたどり着くも、今度は先に帰宅していた友達が合流し、ますます楽しそうな娘たち。


その場所はほとんど車が通らないといっても、一応は車道です。

ますますヒヤヒヤしながら見守ります。


ようやく家の下まで到着。

ホッとしました。


ケガが多いのにはワケがある


学校や学童からかかってくる電話はほぼ、娘がケガをしたという報告です。

掃除中に娘の頭に椅子が落ちてきたという信じられない電話連絡から、下校時に転んで頭にコブができた、学童に向かう途中で頭を打って出血した、なんていうことも!

ケガによる呼び出しは数え切れません。


そのケガの原因の8割は下校時の転倒。

帽子をかぶる以外に防ぎようもなく、おでこを縫うほどのケガをしたときは、通学時にヘルメットをかぶせようかと本気で悩みました。


しかし下校する姿を見て、ケガをするのもわかるな……と妙に納得。

さらに心配は増しましたが、登下校に毎日毎回付き添うわけにもいきません。


そこでもう一度登下校ルートを一緒に歩き、注意点の見直しを図りました。

ポイントは3つ。

・友達とおしゃべりするときは、道の端によること

・まっすぐ前を向いて歩くこと(原則2列)

・車道では立ち止まらないこと



友達とおしゃべりしないなんて無理ですし、子どもにとっては寄り道も楽しい遊びです。

それを制限するのは厳しいので、とにかく安全面を意識させることにしました。

以来、この3年ほどは大きなケガをしていません。


【まとめ】


子どもがひとりで(もしくは友達と)何かしているのを実際に見てしまうと、不安になってしまうことが多いですよね。

実際、私はそうでした。

ただ小学生になり、行動範囲の広がった我が子に、いつでも、どこへでもついて回るわけにはいきません。

そこで「不安になること=改善すべき点」を知ることができたと、前向きにとらえることにしました。


また、頭ごなしに「~しちゃダメ」と言っても聞かないでしょう。

まして友達といると楽しくて、いろいろ忘れてしまいます。

大切なことにポイントを絞り、とにかく安全に帰ってくることだけを重視して指導しました。

それが功を奏したのか、「下校時にケガをする」という点は改善されました。


娘のことを割としっかりしている子だと思っていたので、毎日無事に帰ってきていたら、私も登下校時のことなんて意識しなかったかもしれません。

でもどんなにしっかりしていても、子どもは子ども。

たまにこっそり様子をうかがう必要性もあるなと感じた出来事でした。


※ この記事は2024年09月14日に再公開された記事です。

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