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公開 2018年12月24日  

抱っこは何才で卒業?悩む私に「抱っこ専門家」が教えてくれたこと

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スキンシップは大切!という信条のもとに、我が子3人を幼い頃から惜しみなく抱っこしてきた私。でも、長男が小学生になり、「いつまでも抱っこしていていいのかな」とモヤモヤした日々を送っていたところ…。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250006325

抱っこは大事。でも、何歳までしてもいいものなのかな?


かつては「抱っこしすぎると抱き癖がつく」などと言われていたようで、里帰り出産で実家に帰ったとき、母にも「抱き癖がつくから、あんまり抱っこしないほうがいい?」なんて確認されたりしました。

それが最近は、人と触れ合うことで分泌される「オキシトシン」というホルモンが話題になり、どんどん抱っこしましょう!スキンシップをとりましょう!という風潮になってきたように思います。

実際に私自身、積極的に子どもたちを抱っこしてきました。

けれど、我が子が大きくなってくると、だんだんと周りの目が気になるようになってきて。

特に、小学校に入ってからも「抱っこ!」と甘える息子に対して、「もう小学生だし、抱っこは卒業じゃない?」「あらあら、お兄ちゃんなのに!」という声を陰でチラホラ耳にするようになりました。

特に男の子だから、「あんまり抱っこばっかりして甘やかせ過ぎると、マザコンになるよ~」なんて声も聞こえてきたりして…。


「いくつになっても抱っこしていい!」抱っこ専門家との出会い


私自身は、できるだけ抱っこし続けたい。でも周りの目が気になる。

そんな思いと葛藤していたある日、『いくつになっても抱っこで子育て!』というタイトルのブログに出会いました。

「何歳まで抱っこしてもいいの?」とモヤモヤしていた私にとって、「いくつになっても抱っこで子育てしていいんだよ!」と断言してくれている…。

これこそ求めていたことだと感じた私は、そのブログをどんどん過去に遡って読み漁ったのです。

ブログの主は、抱っこ専門家の藤野ゆかさん。「抱っこ専門家」という肩書にも驚きましたが、何よりその内容にすごく興味を持ち、早速セミナーに参加することにしました。


「抱っこ」は甘えだけでなく、不安や言葉にできない想いを受け止めてほしいサイン


藤野先生によると、子どもが「抱っこ!」とくっついてくるのは、単に甘えたいときはもちろん、何か不安なことがある場合も多いのだそうです。

つまり、自分の不安な気持ちをママに受け止めてほしいサインなのだとか。

そして、抱っこすることで子どもの心そのものを受け止め、愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されて、不安がやわらぎ心が満たされるのだそうです。

たしかに、学校で何か嫌なことがあったとき、言葉で説明するよりも先に、息子は無言でくっついてきます。

それから、息子が小学生になって、私は本格的に仕事をはじめました。今までみたいに一日中べったり遊んでいられなくなって、きっと寂しい想いをしていたはず。

息子が抱っこをせがむのは、きまって娘たちの保育園にお迎えに行くときです。車から降りて歩いて園庭に入るまでの、ほんの1分にも満たない時間ですが、必ず「抱っこして」と言うのです。

きっと、一緒にいられない寂しい想い、いつもは妹たちの手前いろいろ我慢していることや、言葉ではうまく伝えられないけれど胸がきゅうっと不安になっているからこそ、きっと息子は抱っこを求めてきていたんですね。

いわゆるメンタル面での小1の壁だったのかも。そう思うと、あらためて息子が愛おしくてたまらなくなりました。

また、「抱っこばかりするとマザコンになるのでは?」という不安に対しても、藤野先生はズバッと解決してくれました。

ママが抱っこして自分を受け止めてくれる、いつでも甘えられる場所があるからこそ、子どもは安心できるし自分は認められていると自信が持てる。結果的に、自分で自分の心を整理する力がつくので、マザコンになるどころか、早い自立へと繋がるとのこと。

やっぱり、抱っこってすごいパワーがあるんですね。


抱っこできないときに、かける言葉


とはいえ、いつでも抱っこできる余裕があるわけではないですよね。ママだって忙しいときや体がツライときもあります。

そんなときは、素直に抱っこできない理由を伝えてほしいと藤野先生は言います。

そして「もう大きいんだから」「もうお兄ちゃんお姉ちゃんなんだから」という言葉はなるべく使わないように、とも。

だって、子どもは今より小さくなんかなれないから。今後もう「抱っこして」って言えなくなってしまう、悲しい言葉なんです。


宣言!何歳になっても抱っこし続けます!


現在、息子は小2。

まだまだママっ子ですが、昔ほど「抱っこ!」と言わなくなってきました。少しずつ少しずつ、自立に近づいているのかな。そう考えると、ちょっとさみしい気持ちにもなります。

だから、最近はこんな遊びをしています。

突然子どもたちを一人ずつ、名前を呼んで前に立たせます。少し怖そうに言うのがコツ。

少し戸惑いながら私の前に来た子どもたちを、急にぎゅっと引き寄せて、抱っこする、というゲーム(?)。

これには、3兄妹大喜びです。すっかり定番になってきたので、私が名前を呼ぶと、ニヤニヤとやってきて、満面の笑みで胸に飛び込んできます。

これからいろんなことがあるだろうけど、こうして抱っこして触れ合っていれば、きっと大丈夫。

子どもたちが何歳になっても抱っこし続けてやるぞ!と心に決めているんです。


※ この記事は2024年11月15日に再公開された記事です。

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