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公開 2019年01月01日  

「授乳って幸せな時間だと思ってた…」おっぱいイヤイヤに私が選んだ道<第二回投稿コンテストNo.28>

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苦しい陣痛を経てようやく出会えた我が子。さっそく授乳をと思いきや、まさかのおっぱい拒否に!赤ちゃんは「本能」でおっぱいを吸ってくれるものと考えていたyusamiさんは、どうにも泣きたい気分になってしまったそうです…。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10337000125

>【第一話】から読む


38時間の陣痛に耐え、ようやく会えた我が子。

後陣痛で昨夜もほとんど眠れなかったけど、今日から母子同室!

助産師さんから、おっぱいの吸わせ方を教わり、いざ、至福の授乳タイム!

そう……この時の私は、赤ちゃんはみんな、本能でおっぱいを吸うと信じていました。小さな口で、小さな手を添えて、一生懸命におっぱいを吸う、可愛い可愛い我が子の姿を想像していたのです。

しかし、現実は、大違い……。

まず、おっぱいを口にふくませることが出来ない。

「泣いて口を大きく開けた時にカプッと!」

そんな事言われても、そもそも小さい口。そして、フニャフニャの体にグラグラの頭。

抱っこすらままならない新米の母にとって、タイミングよく、おっぱいを口にふくませることが、いかに難しいか……。

(本能で勝手に吸うんじゃないの~!?)

しかも、浅く吸わせてしまうと、痛くて堪らない。乳首の先を吸わせてしまうと、血豆になり、さらに痛みは倍増……痛くて歯をくいしばるほど。

(授乳って、幸せの時間だと思ってたのに……(泣))。



それでも、我が子のために頑張らなきゃ!

そう自分を奮い立たせ、頑張ろうと決めた矢先、今度は、おっぱいを拒否するように。

おっぱいが出ないと悟ったのか、哺乳瓶に慣れてしまったのか、おっぱいを口に近づけただけで、「これじゃなーーい!!」と言わんばかりに、グイーッと手でおっぱいを押し退け、ギャン泣き。

(泣きたいのは、こっちだよ……)

助産師さんのアドバイスで、乳頭保護器をつけて、哺乳瓶の乳首の感触に近づけてみたりと、試行錯誤の日々。

(おっぱいが出るようになれば、吸ってくれるはず……!)

しかし、なかなか出るようにならず、おっぱい(私)を嫌がる我が子に、心が擦り切れていく。


涙が止まらない……。



いつしか、授乳は、身体的にも、精神的にも辛い時間になっていました。

(こんなに泣かせて、私は、何の為に頑張っているんだろう…?私もこの子も辛い、この時間に、何の意味があるの…?)

(3ヶ月。3ヶ月頑張って、変わらなければ、もう母乳をやめよう!)

そして、私は母乳をやめました。

後ろめたい気持ちも、僅かにありましたが、子どもの為にも、やめて良かったと思っています。

夫も「ミルクなら、俺もあげられるし!」と、子育てに、より積極的になった気がします。

結果的には、良かったけれど、

まさか、赤ちゃんにおっぱいを拒否されるとは……

これが、私が子育てで一番驚いたことです。


ちなみに、2番目の我が子は、出なくても、ずーっとおっぱいを吸い続ける、おっぱい大好き赤ちゃんで、無事(?)、イメージ通りの“本能で吸う”を体験できました。

(私のおっぱいが悪い訳じゃなかった…!?)

そして現在、断乳がなかなか進まず、母乳もミルクも、良し悪しだなー、と改めて感じているところです。


ライター:yusami



※ この記事は2024年10月16日に再公開された記事です。

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連載「第二回 記事投稿コンテスト 『驚いたこと』」 #28
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