引っ越し、入学、3人目出産…。ナイーブな長男のケアはどうする?のタイトル画像
公開 2019年03月27日  

引っ越し、入学、3人目出産…。ナイーブな長男のケアはどうする?

4,747 View

もうすぐ入学の季節ですね。わが子が問題なくやっていけるのか心配するママも多いのではないでしょうか。わが家の小2の長男は、入学前後に引っ越しや3人目出産など、環境の変化が重なりました。当時のことを振り返り、意識していたことを思い出してみました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272004917

長男の入学前後に重なった転機


現在小2の長男が、小学校に入学する直前(年長)の2月に、今の家に引っ越してきた我が家。

転勤族だったのもあり、実は長男が年長になってから二度目の引っ越しでした。

短期間での度重なる引っ越しはとても不安でしたが、年長で転園してから一年間友達に馴染めなかった長男を見て、「これ以上転校させたくない」と思い定住を決意したのです。


引っ越し先の小学校は、集団ではなく個別登校。

当時2歳の次男を連れ、大きなお腹を抱えながら、通学路を何度も歩いて練習したことを思い出します。

そう、実はそのとき、3人目を妊娠していたのです。

無事入学式には出席でき、入学式から3日後に出産となりました。

登下校に付き添い、長男の友達とも仲良しに


転園しても友達に馴染めなかったように、長男は繊細で、環境の変化に弱いタイプ。

「これだけ変化があるとストレスも大きいはず」と、当時はとても心配しました。

出産後、4月は祖父母や私の妹などに手伝いに来てもらいました。

長男にとっても、いろんな人と触れ合うことで良い影響が出れば…と思い、お願いしたのです。


5月からは下の子2人を連れ、私も登下校に付き添うように。

長男が馴染みやすくなるよう、長男の友達とも歩きながら様々な話をするようにしました。

ところが、入学から少し落ち着いた6月頃から、寝る前や朝に「学校に行きたくない」と言うように。

玄関まで出て「やっぱり行きたくない」と泣くこともありました。

それでも学校に慣れないことには問題が解決しないと思い、2学期の半ばまでは遅刻になっても車で送り、毎日登校していました。

しかし、2学期の後半になるとお友達とのトラブルなど他の問題もあり、担任の先生に相談することにしたのです。

下校後のリズムは、子どもに任せてみる


下校後、親としての理想の生活リズムは「宿題→おやつ→遊び(ゲーム)」。こう考える人も、少なくないのではないでしょうか。

正直、「最初が肝心だし、理想の生活リズムを徹底しなければ」という焦りもありました。

ただ、帰宅後の長男の疲れた様子や、表情を見ていて、次第にその考えに疑問を持つように。

「自分だって、外出先から帰ってきたら休みたいのだから、学校で疲れている息子だって休みたいのではないか」と気付いたのです。

試しに子どもに下校後のリズムを任せてみたところ、「遊び(ゲーム)→おやつ→宿題」という流れをとるようになったので、そのまま任せました。

2年生からは、自分で「宿題→遊び(ゲーム)→おやつ」とリズムを入れ替えるようになりました。

周囲に聞いてみると、帰宅後の生活リズムはその子によって違うもので、「寝る前に宿題をしたい」「朝早く起きて宿題をする」と考える子もいるようです。

帰宅後の「心の充電」は試行錯誤中


帰宅後の過ごし方は、スクールカウンセラーに相談したこともありました。

「家で心の充電を溜めて、学校で充電を使い切り、また家で充電するイメージで」とアドバイスを貰い、帰宅後は心の充電を意識しています。

ゲームは1日15分と決めていましたが、「大人でも1日1回は好きなことを思いきりしたいでしょう?」とスクールカウンセラーのアドバイスも受け、1時間に変更しました。

ママとの時間もとても欲しがるので、寝る前の読み聞かせもするようにしています。


実は心の充電については、現在も試行錯誤中。

長男に聞いてみると、「ママとの時間が欲しい」のが一番の望みなよう。長男との時間を取るために、いろいろと試行錯誤しています。

小学生になったものの、やっぱりママとの時間を望むというのが、一番の学びでした。

※ この記事は2024年12月11日に再公開された記事です。

Share!