離乳食に最低限必要なものは?100均・ブレンダー・おすすめ調理器具紹介
8,881 View生後5、6ヶ月を過ぎると離乳食が始まります。初めての離乳食作りとなると、何が必要なのかわからない方も多いと思います。ブレンダーなどの便利な調理器具や、100均など上手に活用しながら、楽しく離乳食をすすめていきましょう。この記事では離乳食作りに最低限必要なものから、西松屋などで買える調理セットまで、様々なアイテムを紹介します。離乳食作りの参考にして下さいね。
離乳食はいつから始めればよいの?月齢とタイミング目安
離乳食とは
産まれてから母乳やミルクだけを飲んで育ってきた赤ちゃん。
少しずつ固さや形のある食べ物を食べることで、食事の練習をしていくことを「離乳」といいます。
そして、この時期に食べるものを「離乳食」といいます。
赤ちゃんの成長に合わせて、食材の形や大きさ、固さを少しずつ変化させていき、自分で食べ物を噛んだり飲み込んだりできるように練習していきましょう。
食事の楽しみを伝え、自分で食べる力をつけるために、離乳食はとても重要なのです。
離乳食を始める時期
離乳食は生後5、6ヶ月頃から始めるのが一般的ですが、子どもの成長に合わせてスタートしていきましょう。
一般的に離乳食を始める目安のサインは、
・しっかりと首が座り、支えてあげると自分で座ることができる
・大人が食事をしていることに興味をもつ
・よだれが増えてくる
・スプーンなどを口にあてても嫌がらない
などが挙げられます。
筆者の場合、1人目は前歯が生えてくる生後半年頃を目安に始めてみました。
しかし、離乳食を始めた途端にお腹を壊してしまったため、一旦ストップして生後7ヶ月頃から本格的に始めました。
2人目は、上の子の食事を見て早くから興味を持ったため、生後5ヶ月頃から離乳食をスタートしました。
離乳食に興味を持つ時期も、始める時期も子どもによってまったく違います。
子どもの成長に合わせてあげることが大事ですね。
生後5~6ヶ月(離乳食初期・ゴックン期)
この時期は、口の中にある離乳食をゴックンと飲み込む練習をします。
スプーンを口に入れること、食べ物の食感や味に少しずつ慣れていくことが目標です。
最初は10倍粥をすりつぶしたものを、1日1回1さじずつ子どもの様子に合わせてあげるようにしていきます。
初日はスプーン1さじ、2日目はスプーン2さじなど、少しずつ量を増やしていきましょう。
お粥に慣れてきたら、茹でてすりつぶした野菜や豆腐、白身魚などを1種類ずつ増やしていきます。
お腹がいっぱいだと食べてくれないこともあるので、午前中の授乳・ミルクの前に離乳食をあげるのがおすすめ。
口から出してしまっても怒らずに、食事は楽しいということを伝えていきましょう。
もし、子どもにアレルギー症状などが出た場合はすぐに小児科で診てもらえるよう、新しい食材を試すのは午前中がよいと言われています。
筆者も初めての食材を使う場合は、午前中の11時頃に離乳食をあげるようにしていました。
生後7~8ヶ月(離乳食中期・モグモグ期)
この時期は豆腐などのやわらかい食べ物を舌でつぶして食べる練習をします。
ひとりでも座れたり、ハイハイができたりする時期を目安にしましょう。
食事の回数を1日1回から2回へと増やしていき、食事のリズムをつけていきます。
離乳食の内容も茹でた野菜をみじん切りにしたものや、細かくほぐした魚などを与え、いろいろな味や舌触りを感じられるようにします。
生後9~11ヶ月(離乳食後期・カミカミ期)
この時期の離乳食では、食べ物を舌でつぶしたり、歯茎でかんだりする練習をします。
ハイハイしたり、つかまり立ちをしたりするなどの時期を目安にしましょう。
おかゆだけでなく、バナナほどの固さの軟飯も食べられるようになります。
茹で野菜を粗みじん切りにしたものや、細かくほぐした魚にくわえ、赤身の肉も始めていきましょう。
離乳食の回数は1日3回に増やし、授乳やミルクは1日2回を目安にしていきます。
風味をつける程度でほんの少し醤油を使うなど、少しずつ味を覚えていく時期です。
とはいえ、赤ちゃんの味覚は敏感で、わずかな味つけでも濃く感じます。
最初は醤油なども一滴くらいから始めてみましょう。
生後12~18ヶ月(離乳食完了期・パクパク期)
この時期になると、前歯で食べ物を噛みちぎり、歯茎でかめるようになってきます。
つかまり立ちをしたり、一人で歩けたりするなどの時期で、前歯が4本生えてくる頃を目安にしましょう。
離乳食も軟飯より固めのごはんなどの、指でつぶせる程度の固さのものを食べる練習をします。
食材の大きさも一口大まで少しずつ大きくしていきましょう。
食事のタイミングは家族の食事と同じ1日3回にし、和食中心の薄味がおすすめです。
また、この時期の赤ちゃんは手づかみ食べができるようになります。
茹で野菜をスティック状にしたり、小さなおにぎりを作ったりして、手にもって食べられるようにすれば、楽しんで食べてくれますね。
子ども用のスプーンを使って、しっかり噛んで食べることを教えていきましょう。
離乳食初期、中期、後期、時期別に必要なものは?おすすめのグッズ
離乳食は量は少ないのですが、野菜を細かく刻んだり、すりつぶしたり、手間がかかります。
大人の食事に加えて、別に離乳食を作るとなるとお母さんにとっても負担が大きいですよね。
そこで、ここでは離乳食作りが楽になる便利な調理器具や、最低限必要なもの、おすすめのお食事グッズをご紹介していきます。
離乳食初期から必要なもの
・ミルクパン
離乳食を少量作るのに便利です。
蓋つきのものを選び、しっかり火が通るようにしましょう。
・すり鉢・すりこぎ
食べ物をすりつぶすのに便利な調理器具です。
すり鉢は小さくて深さのあるものを選びましょう。
・裏ごし器
材料を裏ごしするときに必要な調理器具です。
・小分けできる保存容器・製氷器
離乳食を多めに作って、小分けにして冷凍・冷蔵保存すると便利です。
・計量カップや計量スプーン
おかゆを作る時などに必要になります。
・ゴムベラ
少量の食べ物を集める時に便利です。
・ベビースプーン
赤ちゃんの口の大きさにあったスプーンです。
・子ども茶碗
子どもが落としてしまっても割れにくく、持ちやすいものを選びましょう。
・スタイor食事エプロン
離乳食を食べる時はとにかく汚れます。
スタイや食事エプロンは欠かせません。
・ブレンダーはあるとかなり便利
ブレンダーは初期だけでなく、どの時期にも対応できるとても便利なものです。
おかゆ作りはもちろん、野菜を小さくするのにもとても重宝します。
著者の場合、ブレンダーで青のりや鰹節を使ってふりかけを作ったりもしていました。
また、子どもが大きくなってからも、かぼちゃのポタージュ作りなどに使用しています。
ずっと使えるものなので、離乳食初期に買っておくことをおすすめします。
離乳食中期から買い足すと良いもの
離乳食中期になったら、子どもが自分で食べやすいアイテムを加えましょう。
・離乳食トレー
食べさせやすいように、持ち手があり、すくいやすいように多少深さのあるものが便利です。
・マグ
中期からは少しずつ哺乳瓶から自分で飲む練習も始めましょう。
お出かけ用に便利な離乳食グッズ
離乳食を始める時期になると、赤ちゃんとお出かけできる範囲も広がってきます。
離乳食対応のお店もそこまで多くないですし、お子さまランチを頼むにはまだ早い場合、大人の食べ物を取り分けることが多くなります。
筆者も子どもとでかけた場合、薄味のうどんやパスタなどを取り分けたり、蒸し野菜を一口サイズに切ったりしてあげていました。
それでは、お出かけ用に便利な離乳食グッズを2つご紹介します。
・離乳食はさみ
食器の上で切るだけで、お肉や野菜も一口サイズに切ることができます。
家でもまな板や包丁を使わず使えるため、食事のたびに重宝します。
・麺カッター
離乳食のとりわけを前提にして、うどんやパスタを頼むことがとても多くなります。
麺類はお箸やフォークでは切りにくいものです。
家でも外出先でも麺カッターは大活躍しますので、おすすめです。
離乳食は100均でも必要なものが揃う
100均のベビー用品売り場をご存知でしょうか。
本当に様々な子育て用の便利グッズが揃っていますよね。
著者も100均にはとてもお世話になりました。
すべて買い揃えると高くなってしまう便利グッズも100均を上手に活用すれば大丈夫。
離乳食を作るのに便利な100均一グッズをご紹介します。
離乳食初期・中期に便利な100均グッズ
・すり鉢&すり棒
初期はとにかく食材をすりつぶしたり、細かくカットしたりしなければなりません。
すり鉢とすり棒で、簡単に食材をペースト状にすることができます。
離乳食初期から必要なものです。
・おろし金
粒を残した離乳食を作る際に最適です。
また、ささみなどのお肉や、にんじんなどの野菜をすりおろすのにもおすすめです。
・麺カッター
100均でも麺カッターは取り扱っています。
先ほどお伝えしたように、外出先でも大活躍。
子どもに麺類を食べさせる時に非常に便利です。
・離乳食プレート
主食・主菜・副菜などを乗せられるように仕切られたプレートです。
電子レンジにも対応しているものが多く揃っています。
・製氷皿
先ほどもお伝えしたように、まとめて調理して冷凍保存しておくのにおすすめです。
著者は玉ねぎのみじん切りや大根おろしなどを製氷皿でまとめて冷凍保存していました。
・スプーンやエプロンなどの消耗品
100均でもかわいいデザインや色のものがあります。
まとめて購入しておきたいですね。
離乳食後期に便利な100均グッズ
・ふりふりごはんぼーる
丸いスペースにごはんを少量入れて振るだけで、一口サイズのおにぎりができます。
同時に複数個作れるものもあり、家はもちろん外出先でも重宝しました。
・スナックケース
外出先でぐずった時やお腹がすいた時など、お菓子に頼ることもあります。
その際、スナックケースがあるとこぼしてしまう可能性が低くなりますので安心できおすすめです。
必要なものが全部揃った調理セットが便利
初めて離乳食を作るなら、離乳食用の調理セットがあると便利です。
離乳食づくりに必要なものが揃っているので、これさえあれば簡単に作れます。
おすすめの離乳食調理セットをご紹介しましょう。
西松屋 ベビープー 離乳食調理セット
本体容器にすり鉢・フタ・調理スプーン・おろしプレート・裏ごしプレートがついた調理セットです。
電子レンジで簡単におかゆを作ったりや出汁をとることができます。
調理スプーンは後々、計量スプーンとして使用することもできおすすめです。
わかりやすい説明付きで、お米から作るより簡単に出来ました。これから大活躍しそうです!
コンビ ベビーレーベル 離乳食ナビゲート 調理セット
すりつぶしボウル・カットプレート・レンジ用フタ・おろしプレート・裏ごしプレート・すり鉢ボウル・ヘラがついた調理セットです。
離乳食初期から完了期まで使えるため、これ一つあれば様々な離乳食を作れます。
簡単レシピBOOKもついてきます。
使いやすく買って良かったです。
これ1つあれば色々使えて助かってます。
リッチェル 離乳食らくらく時短調理セット
本体容器に押し器用くず取り・すり鉢・こし器(枠)・ ブレンダーがついた調理セットです。
これ1台ですべてのステップの離乳食作りが簡単にでき、スリムに収納もできおすすめです。
離乳食の初期から終盤まで使うことができます。すり潰すだけでなく
カッターも付いていて細かく刻んだりする際にも使えます。
今まですり鉢状のものを使って頑張ってきましたが、これがあると
とても楽になります。組み立てて保管する際もスペースを取りませんので
管理しやすいです。
離乳食に必要なアイテムでできる、赤ちゃんも大喜びのレシピ3選
離乳食が始まり、少しずつ食べられる食材や味付けが増えてくると、気になるのが離乳食のメニュー。
なかなか集中して食べてくれなかったり、食べるのに時間がかかったり、赤ちゃんによって離乳食の食べ方は異なります。
栄養面を考えすぎて神経質になるのではなく、離乳食を通じて「食事は楽しい」ということを体感させてあげましょう。
それでは、赤ちゃんが喜ぶメニューで、おすすめの離乳食レシピをご紹介します。
かぼちゃとチーズのスープ
離乳食中期以降のメニューです。
ベビーチーズ1/3個、かぼちゃ15g、玉ねぎ10gを使います。
1. かぼちゃと玉ねぎはひと口大に切ってやわらかくなるまで茹でます。ゆで汁は取っておきましょう。
2. かぼちゃはフォークでつぶして裏ごしし、玉ねぎはみじん切りにします。裏ごしには、裏ごし器を使うと舌触りも良くなります。
3. ゆで汁(大さじ2)に、裏ごししたかぼちゃと玉ねぎのみじん切り、きざんだチーズを入れて、かき混ぜながら1分ほど煮ると完成です。
ミルクポテトのトマトソース
離乳食初期のメニューです。
じゃがいも10g、トマト8g、粉ミルク(缶の指示どおりに溶いたもの)大さじ1を使います。
1. じゃがいもは皮をむいて水にさらしてから、やわらかくなるまで煮て、すりつぶします。
2. 粉ミルクを溶いたものを1に加え、とろとろになるまでのばします。
3. トマトの皮をむいて種を取ったものをブレンダーでペースト状にし、2にかけると完成です。
トマトペーストはブレンダーを使ってたくさん作り、製氷皿で凍らせて必要な分だけ取り出して使うのが便利です。
ブレンダーがない場合は裏ごし器でも大丈夫です。
コーンとツナのおかゆ
離乳食中期以降のメニューです。
ツナ10g、コーン30g、7倍がゆ60gを使います。
1. ブレンダーでコーンをすりつぶします。
2. ツナは缶汁をきってすりつぶします。
3. 7倍がゆに1、2の順にのせて完成です。
便利な調理器具を使って楽しく離乳食を始めましょう
離乳食は量も少ない上に、赤ちゃんが食べやすい形状に調理することが必要です。
手間がかかりますが、便利な調理器具をうまく使うことで、お母さんの負担もぐっと減ります。
離乳食作りに必要なものは、100均や西松屋などでも揃えることができます。
ブレンダーなどの便利な調理器具を使って離乳食を作り、お母さんも赤ちゃんも楽しみながら、無理せず離乳食を進めていきましょう。
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