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公開 2019年03月29日  

幅広甲高キッズは上履き選びにご注意!ある日起きた事件簿と、救世主メーカー

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我が家の2人の息子たちはどちらも父親ゆずりの幅広甲高足。長男が低学年だった当時、何も気にせず一般的な上履きを履かせていたら…ある日、事件が! 幅広甲高足用の上履きについての報告です。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10610000610

か、階段に血の足跡が! 甲高幅広足の悲劇

長男が確かまだ低学年だったある日、事件は起こりました。

帰宅時間あたりに「ガチャ!」と玄関が開いた音がするやいなや(すみません田舎なので鍵してませんでした…)、すごい勢いで階段を駆け上る音がしてトイレのドアが閉まる音が…。

玄関には長男のランドセルと水筒が抜け殻のように落ちていました。

我が家は自営業で、1階が店舗兼住居となっており、2階に家族用のお風呂やトイレがあります。

つまり長男は帰宅から猛ダッシュでトイレに駆け込んだということです。

「またトイレ我慢してきたな…」と呆れつつ、階段を上がろうとしたとき、思わず悲鳴を上げてしまいました。

ちょ!!なにこれ!!!

我が家のホワイトバーチっぽい階段に、くっきりと赤い足形があるではないですか!

急いで駆け上がったことをリアルに伝える躍動感に満ちた血の足跡は、階段からそのままトイレの入り口まで続いていました。

はっきり言って、ホラーでした。午後3時のホラーでした。

トイレからスッキリした顔で出てきた長男の足を見て、2度目の悲鳴を上げたことはいうまでもありません。

靴下から滲み出た血は、どうやらつま先からのものでした。

足先を洗ってよく確認してみると、親指の爪が巻爪ぎみになって肉に食い込み、大流血の大惨事。


…なんてこった。

…なんでこんなことになるまで気づかなかったんだ。

痛々しい長男の親指をじっと見つめ、泣きそうになりました。

幅広甲高足に「ワンサイズ大きめ」の靴を履かせる対応の間違い

我が家の子どもたちは父親ゆずりの幅広甲高足。

幼稚園の頃からそのことは理解していたし、靴を選ぶ際はワイド設計のものやE表示を確認するようにしていました。

しかし問題は上履きだったのです。上履き、ノーマークでした。


通っている小学校ではワンストラップ型のいわゆる「バレーシューズ」(白)が指定。

幼稚園の頃もそのタイプでしたが、外履きの0.5cmか1.0cm大きめのサイズを選ぶことで、幅広足に対応させていました。

しかし、成長に伴い、それだけでは無理が生じたというのが流血事件によって表面化したわけです。

幼児の頃は、大きめサイズを履いてなんとかなっていても、就学するあたりになると足の幅広割合がそれでは対応できなくなるのだと思われます。

聞けば、学校ではずっと足が痛かったと。痛いけどこんなもんだと思って我慢していたといいます。

そんな日々が積み重なって、ある日、トイレを我慢して猛ダッシュしたことによる足への負担が階段に血の足跡を残したわけです。

これはもう、なんとかせねばと「上履き、幅広、小学生」での検索が始まりました。

「E」で表示される「足囲」(ワイズ)での靴選びを上履きでも

靴のサイズは「足長」を元に選ぶことが多いかと思われます。単位は「cm」で表示されますね。

それに対し、「足囲」(ワイズ)は「E」で表示されます。

E、2E、3E、4EとEの値が大きくなると幅が広いということになります。

メーカーによって多少のバラつきはありますが、Eがだいたい普通のものと見て問題ないでしょう。

ネットを検索すると、全国の同志たちが試行錯誤している様子が散見されました。

なんでしょうね、ああいうときの「私は一人じゃない感」。

見えない同志(先輩)に何本も親指(いいね)を立てたくなる感じ。

そして見つけました。

「日本の上履きで一番幅広設計されてるのがこれ」

はい、買いです。ポチり。

「ぜんぜん痛くない」という長男の笑顔に…今までごめんなさい!

購入したのは「教育シューズ」というメーカーの「サンフラワー メッシュ」というバレーシューズ。

明らかにつま先がゆったりとしており、通気性のよいメッシュ素材でできています。

履いた瞬間、長男が「ぜんぜん痛くない」とニッコリ微笑みました。

今まで上履き=少し我慢するもの、と思っていたらしく、「これいつからあったの?」と聞かれました。

ごめんね、多分、ずっと前からあったと思うんだけど、ママが知らなかったの。

息子の足は3E、4E相当なのですが、これはまったく問題なく履けました。

驚いたことに、それまで履かせていた一般的なバレーシューズより1.5cmほど小さいサイズでピッタリでした。

25.0cm超えにも対応のシリーズあり!高学年になっても安心

さて、それから数年たちまして、途中、何度か他の幅広設計上履きをためしつつ、今履いているのは同じ教育シューズシリーズの「教育バレーDX」という上履きです。

2019年4月現在、小6の長男はだいぶ栄養状態がよく、足のサイズは25.0〜26.0あたりを履くようになりました。

「サンフラワーメッシュ」は24.5cmまでしか展開がなく、小5で残念ながら卒業しました。

「教育バレーDX」は28.0cmまであるようなので、しばらく安心です。次男もこのシリーズをリピートしています。

うちの子たちの場合、3E、4Eあたりが必要なので教育シューズシリーズが最適なのですが、2E相当であればセブンプレミアム「ライフスタイルバレエシューズ」、ヒラキ「ゆったり幅広バレエタイプ上履き」は1000円以下でお手頃みたいです。

少し前、瞬足の上履きが出たときは、次男がどうしても欲しいということで一回だけ買ってみたのですが、やはりワンサイズ(1.0cm)大きいものじゃないと入りませんでした。

瞬足の上履きは1.5Eのようですね。

低学年の男子にはいまだに瞬足神話みたいなものがあり、「上履きなのに瞬足!」とお友だちにちやほやされて喜んでましたが、消耗して買い替えるときは「いつもの(=教育シューズシリーズ)でいいよ」と気が済んだようでした。

上履きはすぐボロボロになるので消耗品として考えがちですが、平均的な小学生であれば、平日8:00〜15:00の約7時間もの間、子どもの足を支えるものです。

1日の1/3は上履きを履いてるといっても大袈裟ではないでしょう。

ぜひ子どもの足のタイプに合わせた上履きを選んであげてください。

以上、子どもに階段を血の足跡で染めさせた節穴母からの報告でした!

※ この記事は2024年10月02日に再公開された記事です。

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