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公開 2019年03月30日  

これも小さな小3の壁!?国語でいきなりはじまる「ローマ字」対策

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小3の国語で、どの教科書もだいたい2学期に急に現れるローマ字。英語や英会話の早期教育されてる子ならまだしも、アルファベットも知らない一般的な小3が「Kippu」(切符)など覚えられるわけが…。長男のときの教訓から得た次男の対策を紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272005424

「こんなの無理だよ」…泣きべそで見つめたローマ字練習帳の宿題

小3の2学期、それはいきなりやってきます。

いつものように宿題を始めようとしていた長男のランドセルから、ローマ字の練習帳的な冊子が出てきました。

「今日の宿題はこのページ」

へ〜〜、3年生でローマ字やるんだ。私の頃は何年生だったっけ?…とか、のんきに構えていたら後日大変なことになりました。

「無理だよ、こんなの無理だよ」

長男が半べそでローマ字帳を見つめています。

確か数日前は「あ a」「か ka」「さ sa」などと練習していたはずなのに、気がつけば…

「切手 kitte」(つまる音を書くときは次の音の初めの音を重ねる)

「お父さん otosan」(伸ばす音を書くときは母音の上に^をつける)

「電車」は「densha」ではなく「densya」(訓令式とヘボン式の違い)

「東京都」は「Tokyo-to」(地名や人名の最初の文字は大文字で、都や県の前には「-」)

「全員 zen’in」「今夜 kon’ya」(「ん n」の次に母音やyが来るときはnのあとに「’」をつける)

……え。え?

たった数日で、a、ka、sa、ta、naからkon’yaに進化しており、たしかにこれは無理すぎました。

ひらがなカタカナにはあんなに手厚かったのに、アルファベットはほぼ無視!?

そもそも、小3はまだアルファベットを習っていません。

英会話や英語塾などで早期教育をしていない限り、学校ではローマ字の単元になって初めてアルファベットを書くわけです。

「ハ行ってなんだっけ?」と聞かれ、
「H(エイチ)だよ」と言っても、子どもがエイチを「H」と認識し、さらにその小文字が「h」と書き分けられなければ先に進みません。

当然、アルファベットには大文字と小文字があり、26種×2で計52種。

思えば小1の夏休み前までの国語は、ひらがなとカタカタの読み書きに大半を費やしました。

ひらがなとカタカナではあんなに時間がゆっくり流れていたのに、ローマ字でのアルファベットはほぼ無視に近い印象。

実際、ローマ字単元の子どもの到達度にはかなりの個人差が出てきてしまう、ということをこのときに初めて知りました。

なんだかもう手遅れ感がハンパなかったものの、なんとかしよう、涙をふこう!とういうことで長男とまずはアルファベットの書き取りから始めました。

大文字からスタートし、小文字までなんとか書けるよになった頃にはとっくにローマ字単元は終わっていましたが、なぜか小3の国語では、「ローマ字」の少し後に「ローマ字入力」なる単元が出てきました。

ローマ字入力はすべて大文字で書かせます。

「ローマ字のときはだいたい小文字、ローマ字入力ってときは全部大文字だよ」

よかった!少しはアルファベットの練習をした甲斐がありました。

アルファベットの先取り自主学習で、ローマ字単元が嘘のようにスラスラ…

この教訓を元に、2歳下の次男には小3になった頃からちょっとずつアルファベットの自主学習をさせていました。

「エー」は大文字で「A」、小文字で「a」、でもローマ字では「e」と書く。

これが分かっているだけで、ローマ字単元は嘘にようにスラスラ分かるようになります。

それから、どこの100均にもだいたいあると思うのですが、お風呂の壁に貼るタイプのローマ字表も意外とよかったです。

お風呂の湯気を利用して壁に指で書きながら覚えられたようでした。

2018、2019年で移行措置がとられ、2020年に本格的施行となる新しい学習指導要領でも、ローマ字は3年生での履修単元で変更はないようです。

新しく導入される外国語やプログラミング教育の中でもローマ字はキーポイントになってくるわけで、なるべくスルっと馴染んでいってほしいもの。

次男がローマ字をすんなり自分のものにしたばかりか英語にも前のめりな姿勢を見せてるのに対し、長男には最初に微妙な苦手意識を持たせてしまったことにチクリと痛むものがあります。

ただ、「やっぱり、ちょっと遅れたかも?」と思っても、アルファベットの練習でなんとかなるのことは実感しました。

子どもたちの小学校では小3以上の全学年で年に一回ローマ字の一斉テストがありますが、泣きべそをかいていた長男もあれから毎年満点の答案用紙を持って帰ってきます。

年々、長男のローマ字苦手意識も薄れているようでほっとしています。

とはいえ、やはり声を大にして言いたい。

小3の2学期が来る前に、遊びの延長でよいのでぜひアルファベットの読み書きを!

※ この記事は2024年10月05日に再公開された記事です。

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