上の子が年中さんになった我が家。
小学校に上がる前にそろそろ家のことも考えないと…と夫婦で話していました。
地元の市民グループ主催のイベントチラシを発見!
働くママの学び場というシリーズ講座を開催しているそうです。
今回のテーマは「子育てをラクにする住まいの整え方」。
「まさに今知りたいことだ!」とピンと来て応募させていただきました。
この講座ではまず、「子育てがラク」を考える前に、「子育てがラクじゃない」と感じるのはどういう状態なのか考えました。
【子育てがラクじゃないとは?】
・やることが多いのに時間が足りない
・家族の中の家事労働の負担が不公平
働くママの多くはこんな状態に陥っていると思います。
一説には働くママの仕事と家事を合わせた総労働時間はブラック企業レベル(過労死ライン)とも言われており、一人で抱え込むと体を壊しかねない状況です。
このような状況を脱して子育てをラクにする…つまり、一人で家事を抱え込まないようにするためには、パパや子どもを脱お客さん状態にする必要があります。
一緒に暮らすパパや子どもが自立して自発的に家事に参加できるようにするには、具体的にはどんなことをしたら良いでしょうか。
講座では「子育てをラク」にするための環境づくりの実例を写真で紹介していただきました。
実例の中でとくに「なるほど」と思ったものをご紹介します。
気がつくと増えてしまいがちな、子どものおもちゃ。
おもちゃの収納は頭を悩ませる問題の1つだと思います。
そんな「増えやすいもの」は、あらかじめ「処分するタイミング」を決めておくことが大切だということです。
写真のお宅では、おもちゃはおもちゃ箱が満杯になるまでと先に決めてあり、満杯になったら親子で一緒に捨てるものと残すものを仕分けしているんだそうです。
こうすると、おもちゃ箱ばかりどんどん増えて収拾がつかなくなる事態を避けられそうです。
・お風呂に入ったパパから「シャンプーないんだけど!」と声をかけられる。
・お風呂から上がった子どもがテレビに夢中でいつまでもパジャマを着ない。
…お風呂まわりはげんなりすることがありがちです。
これを解消するために、写真のお宅では脱衣所に、タオル、着替え、下着、石鹸やシャンプーのストック、お風呂用洗剤、洗濯洗剤など全てを収納できる棚を用意したそうです。
そうすることで、シャンプーなどの消耗品がなくなったら気づいた人が交換する、脱衣所で着替えまで済ませる、というルールにが定着したんだとか。
「使う場所」に「使うもの」を揃えておくのは消耗品の交換や子どもの着替えなど、見えにくい家事を分担しやすくします。
「あれどこにあるの?」「これはどこにしまえばいいの?」といった、物の場所に関する質問に答えるのは地味にストレスがたまります。
家の中にあるものの配置を把握すること、これも実は見えにくい家事ですよね。
家の中にいる誰でもが、ものの場所を把握できるようにするためには、とにかくものの「定位置」を決め、そこにわかりやすく「ラベル」をつけることです。
定位置が決まるとものを失くして探すことも減ります。
文字が読めない子どもには、写真などで片付けるべき場所を示すのも効果的だそうです。
※写真提供:インテリアコーディネーター 田中千佳子さん、建築士 竹内陽子さん 矢島理紗さん (株式会社 アキ設計)